アーマードコアについて語る男

皆さん。
アーマードコアやってますか?

やっている?
良いですね。
もっと脳をコーラルで焼きましょう。

やっていない?
それもまた良い。
これからコーラルで脳を焼きましょう

えっ、まさかアーマードコアをご存知ない?
それもまた良い。
まずはアーマードコアについてお話ししましょう。

【アーマードコアとは】

アーマード・コアシリーズは、1997年7月10日フロム・ソフトウェアより発売されたARMORED COREを第1作としたロボット3Dアクションゲームのシリーズである。(wikiより引用)

以上です。

えっ、それだけ?
そう、それだけなのです。

付け加えるならアーマードコアシリーズで押さえる要素は
『鉄』『暴』『死』

くらいなものです。

お察しの良い皆さんならお分かりですね。
そうアーマードコアシリーズを始めるのは今。

【なぜ今アーマードコア6なのか】

「へえ、アーマードコア6って事は6作はでているのかww旧作やってないからパスでwww」

というマイメン。

ちょっと待ってくれ。

確かにアーマードコアは6までナンバリングあるし、
なんならシリーズ累計は18本くらいあるけど待ってくれ。

まだコーラルに脳を焼かれてないマイメンなら覚えていますね。

そう、アーマードコアで共通する要素は

『鉄』『暴』『死』


だけなのです。

そして今作アーマードコア6は旧作とは完全に独立したストーリーで進んでいく。

貴方に必要な知識は

『鉄』『暴』『死』

それだけ。


今だ、マイメン。
今なんだよアーマードコアをやるのは。

いつだって遅い事なんてないし、今やることが人生で最速なんだ。

今。
そう今。
過去に縋るのでも、明日に託すのではなく、今なんだ。
いまアーマードコアをやるんだ。

【アーマードコアって難しいんでしょ?】

これは正直難しい(アプデ前3周済み感想)
実際ぼくはエンフォーサーという敵に3日ほど足止めを食らった。

そしてTwitterに「ルビコンヘリ倒せねえ」という悲鳴が上がっていたのは記憶に新しい。

操作は他ゲームと比べてやる事多いし、色々なメーターに気を配りながらプレイしなくてはいけない。

簡単とは言えないゲーム難易度だ。
たが、しかし決して理不尽な死にゲーでは決してない。

「アーマードコア6は死ぬほど難しい」と聞いて避けてる人もプレイしてほしい。

それでも難しいゲームはちょっと…というマイメンもいるかもしれない。

しかし簡単な道のりに快楽はあるかい?
栄光と言うものはいつだって歩いてきてくれたかい?

マイメン、もしその栄光とやらが端っから手の内にあるとしたら、マイメンならどうなさるんだい...?
簡単に手に入るものに達成感はあるかい? 

たとえばまるで...缶ジュースでも買いに出掛けるように、その栄光とやらの場所まで歩いて行き、自販機で缶ジュースを入手するように栄光を手にする。

そこには障害など一切ない。
挫折などしようもない。

マイメン...手にした缶ジュースに達成感はあるかい...? 

マイメン...そのジュースを栄光と呼べるかい...!!?

そう、マイメンなら出来る。

マイメン2-3回程度ボコされたくらいでAmazonに低評価レビューを書くようなやつじゃない。

恐れないでくれマイメン。
挑むってやつのことを。

【AC6の優れている点】

・シンプルにムカつく死に方しない
・長時間プレイが苦痛じゃない。

という点を感じている

・シンプルにムカつく死に方しない

この攻撃を喰らったら即死コンボが待っていたり、変な窪みにハマってボスに捕まったりしない。

大体プレイヤーの落ち度で死ぬ。

あと個人的にボスへのリトライのストレスを感じない点も評価したい。
大体ボスの手前からリトライできる。

マイメンも覚えがあるだろう。
強ボスにリトライするため、退屈な道中を何回も進み、終いには集中力を欠き道中の雑魚的にやられる始末。

アーマードコア6にはそんな要素がない。
繰り返しボスに挑みやすい。

培ってきた技術や殺意と悪意だけでボスに挑める。

好きだろマイメン。
技術と殺意と悪意を純粋にぶつけ合うの。


・長時間プレイが苦痛じゃない。


個人的に目が痛くならないのは嬉しい。

僕は目が悪いし、チカチカした画面を長時間見れない。
極め付けは、近所のギャルの整体師さんに
「お客さんwww絶対眼精疲労ヤバいっしょwww後頭部ガチガチすぎるww」
「ちょっとヤバいっしょww◯◯ちゃん(多分助手)触ってみwwガチガチすぎてヤバいww」

って言われたくらい、マジヤバい眼精疲労マジヤバい(575)なんですよね。

ただしコイツはフロムソフトウェアに10年焦らされた末にリリースされたゲームだ。

ハードな眼精疲労を持っている僕の目にも優しい

マジで1日中やってしまう。
なんなら1日中どころか3週間はどっぷりとやっていた。

危険なゲームだ。
正直オススメしない方がいいかもしれない。

だけどこんな記事を見るマイメンはきっと偉大な挑戦者だ。
生活を犠牲にしてプレイするだろう。

しかし安心してくれ。
目はまるで傷まず、頭痛さえ起きない。

AC3プレイから15年。

名実ともに中年になった僕にもマイメンにも優しい。

ありがとうアーマードコア。
ありがとうフロムソフトウェア。

「ありがとう」…それしか言う言葉がみつからない…

【アーマードコア6の発表について】

2018年。

アーマードコアファン(ぼく)は強い衝撃を受けた。
そうデモンズエクスマキナの発売だ。

え、なんだこのアーマードコアみたいなゲームは…?

え、ジェネリックアーマードコアが出てきたぞ。

え、しかも4系列の。

え、ACスタッフが参加している?

え、もうそれはアーマードコアなのでは?

え、つまり

アーマードコアの正統派後継作はもう出ないって事か?
大人の事情ってやつか?

クソ、大人ってやつはいつも勝手だ

当時27歳の世間的には立派な大人である僕は内心毒づいていた
(それはそれとしてタイミングをみてデモエクやりたいなって思っていた)

「父さん、アーマードコアは俺の青春だった。青春が終わった」



そこから更に数年後。
身体は闘争を求める
というネットミームが一般常識と化したころ。

その事件は起きた。

6月のある日。

アーマードコア6発売の発表された。

【アーマードコア6発売まで】

不思議とアーマードコア6の発売を受け入れることができた。
漠然と「ああ、アーマードコア6発売か…10年ぶりか…待望してたけど、いざ出されるとやるか微妙だな」と考えていた。

10年。

それは人にとってあまりに長すぎる時間だ。

そして人は10年も待たされて待望の新作を披露されると、意識が追いつかない。

ましてや「みんなお待たせ!8月にアーマードコア6がでるよ!2ヶ月後みんな買ってよね!」とか言われても現実感がどこにもないのだ。


【アーマードコア6発売日】

正直言うと死ぬほど激っていた。

2ヶ月前に「いやー、アーマードコア今出されてもねww」くらいのテンションだったのに、日に日にアーマードコアの事を考えることが増えて行った。

2ヶ月前は完全に精神が追いついてなかった。

発売日が近づくにつれ明らかにアーマードコアに関するポストが増えた。

「どんなアセン組もうかな」
「今回逆関節カッコ良すぎない?」
「やっぱ逆関節カッコ良すぎるな」
「今日は逆関節を何に例えよう エクストリーム・アイロンがけかな 複素内積空間かな」

そして膨れ上がる僕の期待を遥かに超える形でアーマードコア6は発売された。

あとは夢のような日々だった。
敵にボコられては殴り返す。

正直いまも「アーマードコア6って本当に発売したのだろうか…幻覚だったんじゃなかろうか…まあいい夢みさせてもらったよ」と言う気分だ。

夢を、夢を見ていたんです。
とても激しく、荒々しく、雄々しい夢を。
ああ、私たちは見続けていたのです。
ひたすらに。

【僕とアーマードコア】


僕とアーマードコアの出会いはAC3だった。

とある日、クラスでロボットの話をしていたら、そいつは現れた。
名を仮に「エックス・アッシュ・エー・トゥエルブ(以下X)」
と呼ぼう。

Xは所謂いじめられっ子でいつも誰かしらにどつかれてたと記憶している。
なんなら話したことだって無かったはずだ。

そいつが突然ニヤリと笑いながら出してきたのがAC3だ。

それからは早い。
AC3にどっぷりと浸かった生活の始まりだ。

X「あの敵が倒せない…ならばこの武器を使え…関係ないけど武器腕ってカッコいいよね」とか

X「実弾ばかりでは弾薬費が嵩むぞ…関係ないけど武器腕ってカッコいいよね」とか

X「ね、ネットの情報だけど強化人間ってやつがあるらしいぞ!!!!…関係ないけど武器腕ってカッコいいよね」とか

そんな事ばかり話していた。

そんなXと良くやっていた対戦がブレオン。
ブレードオンリーで斬り合う男同士の決闘。

――ああ…… 武器は『剣』なのか?

当然! 『月光』だッ!

祖先から受け継ぐ『月光』ッ! それが流儀ッ!!


そう、僕はそんな青春を過ごしていた。

武器腕をやたら推してくるような奴とずっとレーザーブレードを振り回してた。

そんな暑い夏だった。




アーマードコア6をプレイしてる時に武器腕をやたら推してきたXの事が思い浮かぶんだ。

XはAC6をやっているだろうか。

僕はやっているよ。

もしかしたらXがこの記事をみて「こいつまだゲームやってんのかよ」と笑うかもしれない。

それでも、もし・・・AC6やっているとしたら、また一緒にレーザーブレードを振り回してみたい。

そう思って、こんな文章を書き始めた。

もし見ていたらまたレーザーブレードを振り回そう。

あの日の続きをしよう。

マイメン。

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