CPO月報 2024-01

記憶が1ヶ月保たない私の備忘録です。
※ 社内文書をほぼそのまま転載しています(一部伏せ字あり)

全社キックオフ

初めて全社キックオフでプレゼンをしました。プレゼンが苦手すぎるので関係各所にプレゼンしたくないですお願いしますぅ頼む頼むと涙ながらに訴え続けていたのですが、誰にも取り合ってもらえず絶望しました。味方がいない。ちなみにCPOにならないかと打診されたとき真っ先に頭に浮かんだのも「キックオフでプレゼンしたくねぇ」でした。

プレゼンのなにが苦手かというと、まず準備に時間がかかりすぎる。スライドを作るのにおそらく常人の10倍以上かかる。今回のプレゼンのネタ帳を見返したら作成日が10月でした。着想からリリースまで3ヶ月かかってる。ビッグバンリリースすぎるし、その間ずっと常に憂鬱でやばい。あと、人前で話すとなぜか異常に落ち込むんですよね。1週間くらいダメージが残る。風邪を引くこともある。体に良くない。アンケートできついことを書かれた日には泣いてしまうし、確実に1ヶ月以上は引きずる。実際に泣きはしませんが。

そんなわけで個人的には相当にエネルギーを吸われてしまったキックオフでしたが、おおよそ温かく受け入れていただきほっとしました。各所のキックオフでたくさんスライドを引用してもらえたのも「届いてる」実感が持てて嬉しい気持ちになりました。

あとキックオフに限らずこういった場で「私の部署 / プロダクトが取り上げられてなくて悲しい」というFBをいただくとウッとなってしまうのですが(気持ちはわかる)、今回は運営サイドから「過去の振り返りは少なめで未来のことを語ってほしい」というディレクションをいただき、振り返りコンテンツを盛り込まなくてよかったのは精神的に楽でした。

キックオフ後の飲み会で「これで1年はキックオフのこと考えなくていい〜うれしい〜〜」と漏らしたところ「いや次のキックオフは半年後ですが?」と突っ込まれ絶望しました。そうか、キックオフって半年ごとにあるんだった…

PMキックオフ

去年から始めたPMのキックオフですが、今年はダイレクターにお任せしてみました。私はこういったコア業務じゃないことを人に頼むのが異常に苦手ですべて自分でやってしまう悪癖があるのですが、さすがに全社キックオフもあるし無理だな…と観念してお願いしてみたら快く引き受けていただき優しさに感動。ほんまありがとうな…

PMはわりと各プロダクトごとにやることが全然違うので、キックオフといっても方針発表みたいなことはせず、チームビルディングに振り切っています。去年は少人数でじっくり話すことを重視したワークを設計したのですが、今年もそれがほぼ引き継がれており思想が理解された!と嬉しい気持ちになりました。(単に前年踏襲のほうが楽というのもありそう)

よくあるチームビルディング系のなんとかエクササイズみたいなやつは気軽にできてそれはそれで良さはあるのですが、個人的には食い足りなさというか、なんか表面上打ち解けただけで終わっちゃうなという課題感があり、とにかく真剣に人の話をじっくり聞く・聞かれるという体験が不足しているのではないか、ということをよく考えています。

新体制

キックオフやら評価やらに気を取られて新体制の諸々にあまり時間を割けなかったのですが、PMもカスタマーサポートも自律駆動で力強く動き始めていただいており、安心感がすごい。まだ組織としての伝達神経が通い切っていないというか、主に私が急になにかを言い出してかき回してしまう場面が何度かあり、そのへんは整備が追いついてなくて申し訳ないな…と思っております。

グロースPM

新職種グロースPMの採用が決まりました!やったー!グロースPMはタレマネ領域で新機能開発ではなく活用やアップセルに特化したPMを置いてみようということで作られたポジションです。

ビズも含めた組織横断&プロダクト横断で動く新職種で新規採用ってわりと無理ゲーじゃね…と思ってたところ、とあるメンバーとの1on1で「兼務でグロースPMできるんじゃね?」という話になり、新規採用するまでの地ならしで入ってもらうことになったのが12月。そこから2ヶ月で関係各所との調整やら初期の仮説作りやらゴリゴリと進めていただき、採用も無事決まったので今後が大変楽しみです。

●●的なサムシング

急に経営会議で「今後は●●的なサムシングを作っていくぞい」という共有があり、どういうこと??となった方も多いのではと思います。サムシングってなんだよ。

これ歴史を紐解くと長いのですが、もう何年も前からkurahashiさんが「●●的なサムシングを作りたい」と言っており、そのたびに「わかるけど今じゃないですね〜」というような問答を繰り返していたのですが、去年の10月ベガスに向かう飛行機の中で●●を読んでいたときにふと「あ、今ならできるな」と思い立って温めていたものが、年末にCxOで集まって中長期の戦略を議論するなかで採用された、というのが非常にざっくりとした経緯です。

サムシングの中身についてはまだ経営陣の中でも解像度が粗いこともあり詳細は省きますが、今後関係者で検討を深めていきたいと思っています。私自身がどの程度まで具体に関わるかもまだ流動的な感じなんですが、とりあえず自分でも手を動かしながら考えたほうがいろいろ深まるので、生煮えのアウトプットをいろいろ出しています。あまり気にせず見守っていただければ幸いです。

Workforce planning

プロダクトサイドのアサイン検討が職種ごとに閉じており、横でうまく連携できてないよね〜という課題が以前からありまして、せっかくプロダクトサイド全体を統括する立場になったこともあり、morizumiさんoujiさんおよび組織パートナーのyanaiさんtsukushiさん全面協力のもと、改善に向けた仕組み作りを進めております。

プロダクトサイドはいわゆるマトリクス組織になっていて、エンジニア以外は誰がどのプロダクトにアサインされているかが組織図からあまり読み取れないんですよね。そこで職種横断でアサインがわかる表を今作っているのですが、1000人の組織でこの情報がどこにも存在してないの逆にすごくないですか。誰も全体を把握していないのに自律的に機能している…!インドの弁当配達サービスを思い出しました。こちら詳細についてはもう少し具体化したらアナウンスいたします。

今月の山

今月は浅間嶺(せんげんれい)という山に登ってきました。奥多摩地方の檜原村にある小さな山で、往復3時間くらいでサクッと登れます。登山道の一部はかつて山越えの街道として使われていた道で、いかにも古道という感じの佇まいが残っており趣があります。

冬はあまり登山のイメージがないかもしれないですが、低山は夏は暑すぎて登れたものではないし、冬は人も少なくて静かで快適なのです。こういう気楽な山に鍋と食材を担いで登り、寒空の下で鍋を作って食べていると「生」をしみじみと実感できるのでおすすめです。


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