【第6回】極めよ、ローカル1800道(仮) | 4/17(土)福島8R 1勝クラス

◎11.ブルーウィン
去年の土湯温泉特別がハイレベル戦であったことはこのシリーズを通じて何回か解説してきたが、ここでも土湯温泉特別組の1頭を推奨したい。土湯温泉特別においてブルーウィンは0.8秒差の9着に敗れているが、これは高く評価できる内容であった。まず、土湯温泉特別がどのような内容であったかと云うと、逃げたエクロールが3F目から12.0のラップを8F目まで刻み続けた事で先行馬に基礎スピードと持続力が求められた結果、逃げて勝ったエクロール以外の上位を差し馬が占めることとなった。先行馬で最先着となった2番人気7着のロジシルバーは次走勝利、2勝クラスでも2着と、力のある先行馬でも敗れている事が分かる。ブルーウィンは9着と敗れたが、ロジシルバーとは0.2秒差で大外枠から並のスタートを外目を押し上げての3番手、持続質のラップを先行し終始外目3番手を回された内容から、9着とはいえ能力面で高く評価できた。残り200mで多くの差し馬に交わされることとなったがコーナー出口での手応えは勝ち馬に継ぐ内容で高い持続力を示したとも言って良い。実際に次走の高湯温泉特別では9番人気ながらも2着に好走しており、個人的な馬券でも本命に据えて的中させて貰った記憶がある。
その後は4着が2回あるものの成績は奮ってはいないが、4走前は早すぎる馬場、3走前は外差し馬場での内枠、2走前は出遅れ、前走は11月からコンスタントに使ってきた事での状態面と敗因は説明可能だ。総じて3走前の小倉戦や高湯温泉特別等1勝クラスのレベルでは比較的高いレベルで戦ってきたといえる。
長期休み明けのジュンツバメガエシを除けば今回は比較的低レベルな面子で能力的には完全上位、過去2戦どちらとも高いパフォーマンスを示した福島1800mに替わるのはプラスのはずだ。この馬は新しく減量騎手を采配した場合、逃げもしくは番手で過去レースを進めており、新しく永島騎手に鞍上は変わるものの積極的なレース運びも期待できる。オッズが付くかは分からないものの今回こその1頭と言えるはずだ。
基本内前有利が継続する想定で考えているので当日馬場の変化も見ながら相手等の追記を行っていきたい。
先週の傾向通りなら先行力あり敗因がキレ負け、ダート適性と明確な12.サルトルーヴィルも面白いかも。

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