【第16回】極めよ、ローカル1800道 | 9/29(日) 中山10R サクラバクシンオーC


馬場

先週までの傾向とは一変、パワー、スタミナ質が問われる馬場に。雨が要因と言われるがセントライト記念前日の降雨でもあまり影響が無かったのを見ると、どちらかと言うと気温の低下と芝刈りによるものだと思われる。今思えば今開催の中山の異常な馬場は例年にない残暑によって野芝が育ち過ぎた結果と解釈が可能。育ち過ぎた野芝が刈られて、気温の低下に伴い野芝の成長率が低下した事で異常馬場が解消されたと見るべきだろうか。雨の影響も多少はあると思われるので推移は注意深く観察していきたい。以前として野芝の高速馬場である点に留意。
風は北東3m。ほぼ影響は無いものと見る。
狙いたい馬のタイプは基礎スピードありつつも、中山的なパワーを有するタイプ。Danzig,Robertoがイメージに近い。中山なのにロードカナロアが最適解の先週までの馬場が終わってた。
馬場質的に外を回すのは負荷が高く、基本的には内の先行馬を狙いたい。

◎5.ロードレイナード
〇13.ウィステリアリヴァ
▲1.フラミニア
△11.マイネルブリックス
紐6.8
買いたければ買っても枠 2.3

各馬評価


1.フラミニア
能力高いがテンが早くない。無理に出していくとランプシーに負けた1勝クラスや北海HCのように持続力不足になってしまいそう。外の馬が早いので位置が取れるか心配。位置が取れれば馬券内はほぼ間違いない。モレイラの手腕に期待。

2.ハミング
基礎スピード高いがパワー、スタミナに難がある印象。このタイプは低級条件では基礎スピードの違いを活かして勝ち上がれるが、上級条件になるに連れて基礎スピードに差がなくなり、パワー、スタミナに欠ける点が目立ってくる。馬体重が少ないのも上記の特徴と重なってくる。内枠ではあるがブリモルなのでAureole入っており馬群が苦手なのも買いにくい。揉まれずにスムーズに位置を取れるかどうかだが、外目にテン早く先行したい馬が何頭かいるので若干難しそう。

3.エレクトリックブギ
同じブリモル産駒のハミングとは対称的に基礎スピードに若干の難がある印象。ハミングと同じく馬体重の小ささが原因で牡馬である分スタミナとパワーに振れており、根本的に抱えている問題は同じっぽい。同じ内枠Aureoleで買いにくい。

4.メタルスパーク
惰性持続っぽい印象。白河特別の3着があるが、北海ハンデ、今年の白河特別とハイレベルな所ではしっかり負けているので能力的には疑問。前に行くのであれば買えなくはないが近2走の感じを見るに差しに回りそうで。

5.ロードレイナード
デインヒル、サドラーのクロスで中山向きの血統。レイデオロもパワー質のスピード持続ではイメージに合致する、実際秋風Sではトロヴァトーレが勝利と今の馬場に合ってそう。首の使い方が上手く、勝負根性もありラストの坂でもグイグイ伸びられそうなのも良い。今回早い馬が多く位置が取れるかだが、前走そこまで出していかなかったにも関わらず位置を取れていることを考えると二の足も早く前進気勢もあるので変に抑えなければ最低限の位置は取れそう。馬体重の増加と共にパフォーマンスを上げており、今回更に増えればより期待できる。減るんかい。

6.ガールズレジェンド
前走は馬場質的に合致していたので本命にしたが惰性持続なので本質的に中山向きかというと微妙。諸々恵まれた前走からすると馬場質の変化やウィステリアリヴァの存在、メンバーレベルの上昇により条件は悪くなっている。ただ、馬場的には残りそうな雰囲気があるので紐では抑えれるべきか。

7.モンタナアゲート
こちらも惰性持続、ただTSは高くない。近走の成績低下はゲートでの集中力低下によるもので、ゲート練習した今回まともに出ればチャンスはある。マイネルニコラス相手に僅差の競馬は出来ているので能力はそれなり。両隣が早いので位置が取れるか微妙だが紐では抑えるべきか。

8.ルーチェロッサ
織姫賞は色々恵まれた感じはあるが勝利しており、適性は割とある。適性がスタミナ質の馬場寄りな印象なのでラストの伸びが要求される今回の馬場に合致しているかは微妙。斤量は恵まれた印象ので紐で検討。

9.メイショウラナキラ
前走の瞬発力戦は特殊馬場の特殊レース質なので無視。基礎スピードはそれなりに高いが負荷がかかるとラストまでのスピードの維持が出来ない印象。斤量も見込まれ内に早い馬がいる中で最後まで伸びるイメージが湧かない。

10.カジュノリ
1勝クラスは勝っているものの同条件のハイレベル戦であったジャスティンアース戦でボコボコにされているようにポジ有利とメンバーレベルによって勝ち上がった印象で能力が高い印象は無い。

11.マイネルブリックス
以下前走の評価。
能力自体は高いが適性が狭い馬。ストライドは伸びる代わりに早い上がりが使えない。馬力が他馬と比べてある訳ではないので坂も苦手ということで適性が狭くなっている。しかし札幌はコーナー径が大きくストライド持続力が求められるコースであり上がりもかからないという事で適性のど真ん中という訳だ。前走も僅差ではあったがラップの内容が2F目が11.1と早く最後まで12.0フラットを刻み続けるハイレベルな内容を差しきったのは高く評価でき、JRAが能力評価をAとしたのも頷ける。
前走はアマイやユイが残る展開を考えれば良く差してきたという印象でやはり能力は高い。
丹内はポジ意識が抜群なのでどうせ道中の位置押し上げ等やってくるんだろうなという印象。今回は坂の負荷や外を回すロスを考えれば頭までは評価できないが、能力を考えればオッズを付いているので買いたい一頭。

12.レヴォルダード
距離短縮外枠で流石に厳しいか

13.ウィステリアリヴァ
二の足がかなり早い。外枠になり人気を落としている印象だがここでも逃げられると踏んでいる。函館は坂の持続により逃げ馬に厳しいコースなので開催が進んだ北海HCでは最後厳しくなってしまった。松前特別では能力高いエープラス、ラファドゥラと僅差の競馬出来ており能力高い。TB的に買わなければならない一頭。

14.コスモディナー
WASJであれだけ恵まれて6着なのは流石に厳しい。大外枠厳しすぎ。

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