1. 卵巣癌と診断された。

今日は皆さんに初めて告白します。

5年前卵巣癌になりました。
私の卵巣がんがどの様に見つかったかをお話ししようと思います。

当時の私は、フィットネスインストラクターとして働いていました(今現在もですが)。
市から送られてくる、子宮がん検診のハガキ(実費500円)を持ち、2年前にも同じ検査でお世話になた近所の産婦人科へ向かいました。
ところが、いつの間にか病院が無くなっていました。
しかたなく、少し離れた産婦人科に行くことにしました。
下調べをしなかった私が悪いのですが、完全予約制でその日検診を受けることはできませんでした!
期限も近ずいていた為に一旦は、その年の検診を見送ろうとしていました。
まさか私がガンになるなんて思っていなかったからです!
しかし、受付の方の配慮でなんとか期限内に検診を受けられる様に、私のスケジュールに合う時間を見つけてくれたんです。
その時の私は、別にいいのにくらいに思っていたんですがね。
今回の私は、凄くラッキーなだけです。
通常は事前の電話予約をして持ち物など聞いてしっかり準備してください。
期日にも注意です。
市や区にもよると思いますが、お誕生月の前後2ヶ月が受診期間だと思います。
届いた案内は期日や受診できる医療機関など確認して受診日まで大切に保管しておいてください。


検診当日
先生は60手前くらいの女医さん、サバサバ系の何でもはっきりと言うタイプ!
細胞を採取してもらって終わりと思っていたら
『30も後半だし一応超音波でも見とく?』
まぁ、そうだなと思い『はい』
そして超音波で診てもらったんです。
突然
先生(以下S);「両方の卵巣が肥大してる!お腹痛くないの?」
私 (以下A);「?」
S; 「左はソフトボール大、右も大きいよ!通常は鶏の卵大だよ。
   とにかく血液検査とMRIの予約して帰って。」
A; 「はい。」
私の頭は『?』でも一応血液検査とMRIの予約をして帰りました。
その時の私は、勿論 卵巣がんなんて言葉すら頭に浮かんでないどころか、知らないと言ってもいいくらいでした。
どうせ子宮筋腫だろうくらいに思っていたんです!
私が行った病院は小さな病院でMRIの設備がなかったので提携の病院を紹介されました。
子宮ガン検診は細胞診です。私は運よく先生が超音波検査も進めてくれましたが、通常はやってくれないと思うので、皆さんも検診の時は超音波検査もお願いするといいと思います。


MRI検査

予約を取って検査をしてきました。
初めてのMRI検査、意外と時間がかかる事にビックリしました!
大きな音に耐えながら、私は40分くらいでしたが、検査の範囲によっては1時間以上かかる事もあるみたいですね。
検査は検査着の貸し出しがあるので、服装は気にしなくて良いのですがMRI検査は強力な磁気の力を利用して撮影する検査なので金属の検査室への持ち込みは厳禁です。
眼鏡 ピアスやネックレス等のアクセサリー ヘアピンやウィッグ等のヘアアクセサリー 腕時計 鍵 入れ歯 エレキバン等
私はネイルをしていて小さな金属の装飾が付いていたんですが、検査技師さんに確認したところOKが出ました。
NGになる病院もあるみたいです。


まさかの検査結果

検査結果を聞くまでに2週間!
なんの不安もなく、日々の日常を送っていました。
そして気軽な気持ちで検査結果を聞きに病院へ!
ひとりで行く予定だったのですが、大親友の大槻まき子IR(以下M)が一緒に来てくれました(たぶん暇だったはず)
診察室に入った私に開口1番
S; 「9割5分卵巣がんです」
A; 「 ?」
事の重大さに全く気づいてなくて
S; 「設備のしっかりとした大きな病院へ行って治療して」
A; 「 はい」
?がいっぱい付いた頭で一応返事
S; 「しっかりと治療して早く元気になってね。」
A;  「?」
私 元気だけど?
そこからは、大きな病院への紹介状を書いてもらい、なんだかよくわからない状態で診察室を後にしました。
待合室で待っていたまき子IRの元へ
ゲラゲラ笑いながら
A; 「超ウケる!卵巣がんだって」
事の重大さに気づいてないので人事のように報告
M; 「えっっ!」
A; 「大きな病院へ行けって!」
まき子IRと病院を出たあたりから少しづつ


卵巣がん 卵巣がん 卵巣がん 卵巣がん 卵巣がん 卵巣がん 卵巣がん


頭の中が卵巣がんでいっぱいになり、泣いていました。
急に不安になり『私死ぬの?』って自分に問いかけてて。

その日は金曜日だったんですが、夜にレッスンがありました。

M;「とにかく今日はレッスン休みな!私が代行するから。」

素直に代行してもらう事に。
家に帰ってからは、親や妹に報告しました。
今思えば、妹は沖縄に彼と旅行中でした。
大切な旅行を『姉の卵巣がん』という報告で台無しにしてしまいました。
後から聞いたら旅行中は泣きっぱなしだったみたいです!
泣きながら旅行中に卵巣がんを調べまくってくれて、『ウコン』が卵巣がんに効くとたどり着いたみたいで、お土産に『ウコン』を大量に買ってきてくれました。
かなり高価な物を買ってきてくれたみたいで、たぶん旅行で使う為のお金のほとんどを『ウコン』に!
せめて旅行から帰ってきてからの報告にしたらよかったと後悔。
あの時の私は回りなんて全然見えなくて。
人生最大の大きな1撃を食らった直後だったので、許してね。

この日から私の人生が少しだけ変わっていきました。


※その後主治医に相談して、『ウコン』を飲んでも問題無いという事なので『ウコン』をもらった分は飲みました。卵巣がんに効くかはわかりません。自分がやってみたいと思うものを信じてやったら良いと思います。只今経過観察5年(2019年11月現在)元気です。


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