ファンデーションって、どうして必要なの?「ひよっこメイク講座」<5日目>
4日目までの振り返り
ここまでのお話しでは、メイクは「錯覚」(=お肌やお顔そのものが美しい!と思える状態)。
それが、メイクの極意です、ということをお伝えしてきました。
それでは、ベースメイクをどんなふうに作っていったら、錯覚を起こせるのでしょうか?
そのアンサーは、4日目の問いかけ:「ファンデーションは、なぜ必要?」とリンクしています。
ベースメイクをする上で、ファンデーションは欠かせないもの。
そんなファンデーションを使う意味とは?
この意味を知っていると、あなたの技術も、美意識も、モチベーションもグン↑とアップしますよ^^
以前の私は、そのようなことをまったく知らないまま、メイクデビューを迎えました。
悲しき私のメイクデビュー
忘れもしない、大学の入学式のとき。
練習もせずに、当日の朝、とりあえずリキッドファンデーション(今はもうなき、資生堂の「プルミエ シリーズ」で、たしか‘Wink’のお2人がCMモデルでした。ご存じの方は、間違いなく同世代ですね^^ あぁ、懐かしすぎる~)
をどれだけ塗っていいのかわからず、「今日はメイクをしなくちゃ、しなくちゃ」
と気ばかり焦って、その分どんどんファンデーションが厚くなっていって・・
そして急いで入学式に行き、なんとか1日が終わりました。
当時、スマホがなかった時代の本当の怖さは「事後」にやってくるものです。
後日、写真が現像されて出てきたのを見たとき、もう絶望感しかなかったです(苦笑)
「なにこれ、おばけみたい・・仮面かぶってるよ、こりゃ・・。‘バカ殿’にしか見えない」
とにかく顔が白いんです。顔が白いのに、首の色がうす茶色いので、道化師みたい!
目は、濃い目ピンクとブラウンの組合せ一択。
眠そうで重たい目元になっているし、リップにおいては、ショッキングピンクみたいな色で、完全に浮いてるし・・。
友人達と比べても、間違いなく私が1番ひどかったです。
~当時は、メイクの情報があったとしても、雑誌の中のほんのわずかのページだけ、という記憶が残っています。
(今みたいに「美○」や「Vo○e」なんてメイク専門の雑誌は、まだなかったんですね)
なので、どのくらいつけたらいいのか、その加減が分からず、すべて悪しき自己流でした。
「ふふ。ファンデーションを塗れば、メイクしてるってことだもんね。」
と、‘メイクをした状態’に見せたかったから、そのためだけに塗っていたので、すごいことになってたんですね。。
かなり脱線してしまいましたが、「ファンデーションは、なぜ必要?」のアンサー:ファンデーションを使う意味について、お話ししますね。
ファンデーションは、なぜ必要?
代表的には、3つあります。
肌を美しく見せる
肌を外気や紫外線から守る
○○○を出す
1.【肌を美しく見せる】
まさしくコレ! ですよね。
雑誌などで、ファンデーションの特集記事がしょっちゅう組まれていて、それだけファンデーションへの期待度の大きさを感じます。
顔の中でも占める面積が多い「肌」。
その「肌」をキレイに仕上げられたら、全体がキレイに見えて、うれしいですよね。
(このオンライン講座を書いていた当時から考えると、この10~20年、メーカーもどんどん改良を重ねていて、進化し続けていますよね。)
2.【肌を外気や紫外線から守る】
こちらは、いわずもがなですね。
ファンデーションなどを使わずに、素肌の状態でいると、外気のチリやほこりなどの汚れが、肌についたままになります。
それらをそのまま放っておくと、肌への刺激となって炎症を起こし、ニキビや吹き出物の原因になることも。
また、紫外線、乾燥、冷気なども肌への刺激となります。
特に紫外線は、目には見えなくても、間接的に&確実に、じわりじわりとお肌の奥を、老化(シミ・シワ・たるみなどの現象)させてしまう原因と言われていますよね。
素のお肌を守ってくれるのが、下地を含むファンデーションなんですね。
3.【○○○を出す】
↑この空欄 〇〇〇 には、どんなことばが入ると思いますか?
・・・・・
正解は、「立体感」です。
「立体感」を出す=顔にメリハリを出す
↓
立体感を強調することで、小顔効果も期待できます。
昨今、「シェーディング」のアイテムも充実してきているので、日ごろからお使いの方も多いのではないのでしょうか。
ですが、たとえ専用のアイテムを使わなくても、ファンデーションを適切につける、ということだけでも、お顔の立体感が増し、小顔効果につながるんですよ。
ということで、5日目の内容は、ここまでです^^
今日の問いかけ:初めてのメイク、成功した?失敗した?
今日は、初めてメイクをしたときのことを思い出してみましょう。
どんなメイク用品を買いましたか?
ファンデーション、アイシャドウ、マスカラ、リップ、チーク、などなど。
そしてそれらを、何を参考にして、どんな風にしてつけましたか?
こんなところがうまくいった、こんなところがダメだった、などと、楽しみながら、思い出してみて下さいね^^
それではまた次回、「6日目」でお会いしましょう♪
「ひよっこメイク 講座」※とは?
※2005年に販売した、過去のオンラインメイク講座です。
□ 一度ひととおり、メイクの全容をざっくりと知ってみたい
□ メイクデビューしてもう何十年も経つけど、キレイの引き出しを増やしたいかも
という方におすすめです。
(メイクアップの‘変わらないセオリー’‘自分の中の原点’に立ち戻ってみたいと思い、今回、一部編集・リライトしてお届けしています。)
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