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RG405Mを購入→即壊して直してGammaOSを導入した話

ブラックフライデーセールで安く買えたRG405Mが届きまして、紆余曲折がありつつGammaOS導入まで進みましたので記事にしたいと思います(無駄に長いので暇つぶしにどうぞ)。

註:この記事(というかnoteそのもの)は基本的に指南書ではなく単なる私の日記なので、作業手順をだらだら書いております。ご了承ください・・・。

4:3の4インチ画面・メタル筐体・そこそこ性能

特徴は上記3つかと思います。

4:3の4インチ画面については手頃な大きさで、16:9の5インチディスプレイに4:3表示したときとほぼ同じ表示域です。
もっと大きい方が当然見やすいですがその分本体も大きくなり重たくなるため、持ち運び前提だったり宅内で気軽に出し入れしたい場合にもちょうど良いところかと。

メタル筐体は趣味的ですが見た目の高級感はかなりのものです。
本体が小さめ・薄いのもあいまって非常に見た目の満足感が高い機種だと感じます。

性能はT618チップでRetroid Pocket3+やRG505と同じ、エントリークラス上位くらいのものです。
PS2が一部動作しますが基本は期待しない方が良く、サターン・ドリームキャスト・PSPは余裕で動くと思って良いでしょう。

GarlicOS2.0を導入しようとして壊す

RG405Mには2種類のカスタムファームウェアが有志により提供されています。

一つはGammaOSであり、こちらはAndroidベースのもの。
もう一つはGarlicOSであり、元々はLinux機向けのものです。

GammaOSから導入しようと思ったところ必要なファイルがうまくダウンロードできなかったので(後述)、GarlicOSから導入することにしました。

GarlicOSはSDカード経由で必要アプリをAndroidへインストールし、アプリを実行することで起動できるようになるのですが、私がおそらく操作時にミスり、実行したプロセスが完了しないままにアプリを閉じてしまい端末がおかしくなってしまいました。

通常の端末起動はAnbernicロゴ(ロボ付き)→Anbernicロゴ(文字のみ)→Androidロゴ→起動です。
私の端末は、はじめのロボ付きAnbernicロゴが出たあと、ブブッとバイブが鳴り再起動してしまい、またロボ付きAnbernicロゴが出るという過程を繰り返すようになってしまいました。

電源ボタン長押しも受け付けず、音量ボタンやホームボタンとの組み合わせも試してみましたが電源は切れませんでした。

唯一、ホームボタンを長押しするとしばらく再起動しないのですが画面は真っ暗で、その間に何をしてもウンともスンとも言いません。

仕方なくバッテリー切れまで放置することにし、バイブがうるさいので物置に閉じ込めました。

USB経由でPCからストックOSを焼き直す

一度バッテリー切れさせたあと、改めて電源を入れましたがやはり同じように再起動を繰り返してしまいます。

根本的な起動プロセスをおかしくしてしまったようなので、残る手段はPCからUSB経由でRG405Mに干渉して、元のAndroidシステム(ストックOS)を復旧するしかないように思えました。

そこで公式ページにストックOSファイルを探しにいきましたが、なんとオフラインアップデート用ファイルしかありません。
RG505とかならOSそのものを配布しているのになぜ・・・。

目の前が真っ暗になりかけましたが、件のGarlicOSの作者様であるBlack Seraph氏がちゃんと回復用ファイルを配布してくれていました。

こちらのファイルを取得後、手順に従って進めようとしますが、再起動を繰り返す我が端末はUSB接続を受け付けてくれません。

そこで、これまた手順に従ってRG405Mの裏ブタを外し、バッテリー電源を外してから(ホームボタンを押して)接続することでUSB認識させました。

手順によればこれで書き込みソフトからストックOSの焼き直しがスタートできるのですが、私の端末は途中でまた再起動がかかってしまい、USB接続も解除されてしまいます。

いよいよ産廃化してしまったか・・・。

いや待てよ、そういえばホームボタンを押すとしばらくの間は再起動が止まっていたような。

Black Seraph神に祈る気持ちでホームボタンを押し、直後に書き込みソフトのスタートを押下。しかし何も起きないまま無情にも再度震えだすRG405M。

ネバーギブアップ、もう一度!

すると書き込みソフトのタスクバーが進み始め、RG405Mは再起動をやめて暗転画面のまま止まりました。
そのままタスクは順調に進み、Completeの文字が。

おそるおそるPCから取り外して電源を入れると・・・Android起動!!

こうして無事にストックOSに戻すことができたのでした。

GammaOS導入、すばらしいインターフェイス

人心地ついたところでGammaOS導入を試みることにしました。
はじめにファイルがうまくダウンロードできなかった件は、グーグルアカウントにログインすることでちゃんとダウンロードできました。

その後は手順に従ってADBからRG405Mをファストブートモードにし、所定のbatファイルを実行してGammaOSをインストールするだけ。

以前の私ですとこれらの過程でもだいぶ戸惑っていたと思いますが、Xiaoxinpad Pro 2021 の文鎮化問題のときにも同じようなことをしたので今回は抵抗なく行けました。
うむ、失敗を糧に成長している。

スムーズにGammaOSのインストールを終えて起動してみると、びっくり。
いきなりフロントエンドアプリであるDaijishoが開かれていて、LRでほかのアプリメニューや設定に移動する感じなんですね。

DaijishoはAndroid機ならふつうに利用できる代表的なフロントエンドアプリですが、このようにデフォルトで開く設定になっているのは良いですね。
Androidベースでありながら、非常にゲーム機らしさの増すSteamOSのような印象を受けるインターフェイスです。

ショートカットでパフォーマンスモードや省電力モードへの切り替えもでき、スクレイピングも楽にできるということで非常に期待が膨らむところ。

個人的恒例のドラクエ8動作テストもやってみたいと思います。


おしまい

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