初心者向けゲーミングUMPCについて考える話
SteamDeckやROG Allyの登場でにわかに盛り上がりを見せるゲーミングUMPC界隈ですが、私自身も含めPCにたいして詳しくない人からすると、まだまだ敷居が高い世界です。
レビューを読んでも、ベンチマークテストがどうとか、TDPがこうとか、よく分かりませんよね。
私はWIN600・ayaneo air・OneXFlyの3機種に触った経験しかありませんが、その過程で初心者なりに調べて感じた事などもありますから、一度ここにまとめておきたいと思います。
あれこれ調べたくない人はSteamDeck一択だと思う
ゲーミングUMPCは基本的にWindowsPCで、且つ機種ごとに専用ドライバだの、独自の設定アプリだのがあったりし、この時点でも初心者にとってハードルは高いです。
ですがSteamDeckはWindowsではない独自システム(SteamOS)であり、ニンテンドースイッチのような市販ゲーム機とほぼ変わらない使い心地で遊ぶことができます。
基本的にはSteamで購入したゲームしか遊ぶことはできませんが、それで困らず且つシステム面であれこれ調べたり弄ったりしたくない方には、SteamDeckで決まりかと思います。
性能的にもそこそこ、値段は他機種と比較して概ね安い、何よりValveという大手が後継機の開発も含めて長期的にサポートしてくれる可能性が高いですから、余計なことは気にせずゲームだけ楽しんでいられます。
Windowsが必要な場合はなるべく人気のものを買う
Steam以外のプラットフォームでも遊びたいとか、一般的なPC的な使い方も少ししたいとかいう場合は、Windows機を選ぶことになります。(厳密にいえばSteamDeckでもSteam以外を遊ぶことはできるのですが、初心者目線では難しい)
その場合、今であればROG Allyのように、より売れている機種を選ぶのが良いと思います。
当然持っている人が多ければ多いほど情報量も多く、Twitterのようなより一般的なツールでもアドバイスを求めやすいので(初心者にはそれ以上専門的な交流ツールは敷居が高い)、困っても解決できる確率が上がります。
それに、今後も人気が出るのはおそらく大手が販売する機種でしょうから、サポート面も期待しやすいかと思います。
性能はその時点でのトレンドのものを買う
今であればRyzen7 7840U相当のものがトレンドになっていますが、基本的にそのときの最前線レベルのものを買った方が良いです。
初心者にとってはどの程度の性能なら何が動くのか、情報が多すぎて非常に分かりにくいので、あまり悩まず大は小を兼ねるで良いかと思います。
この点、ゲーム設定には様々な調整方法があり(解像度やら、FSRやら、TDPやら、フレームレートやら、画面効果やら・・・)、Youtube等を見て判断しようにも自分がその設定に辿り着けるのかどうかもよく分かりません。
よく分からない設定はいじらない、TDPとかも触らないで良い
Windows機への心配の大半は、色々と設定を頑張らないといけないのではということです。
「なんか難しそう」なんですよね。
たしかに設定調整できた方が幅は広がるのですが、その時のトレンドのものを買っていれば、初期状態でそのままゲームを遊んで問題ないです。
そのままでも、その時点で発売されているゲームの大半はそれなりに動くはずです。
ゲームの動きが良くなければ、ゲーム内設定で適当に画質等を下げて遊んでください。ゲーム内のメニューならPCに詳しくなくても比較的触りやすいと思いますし、今日びのゲームはプリセットで「低画質設定」とかを用意してくれているので、一括で設定を自動変更してくれます。
あるいは、初期状態で動かないゲームはその時点では諦めてください。初心者はそのくらいの割り切りが必要だと感じます。
諦めたくない場合は、少しずつ設定方法のお勉強をしましょう。
少し詳しくなっていきたい方には安め機種をオススメ
最後にちょっと脇道にそれますが、私自身はちょっとずつでもこの分野の勉強をしたいと思い、WIN600を購入してWindowsからSteamOSへ入れ替えたり、また戻したり、両方とも入れてみたり、もちろん設定も色々調整したりと結構いじくりました。
このような行為はデバイスを壊してしまう恐れもあるので、比較的安めな機種でしか怖くてできない気がしています。
また設定変更によるゲーム動作の改善も、安め=性能低めの機種だからこそ恩恵を感じやすく効果が実感できるので、勉強になりやすいと思います。
本筋ではないですが、これはこれでオススメな入り方かなと。
おしまい
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