ネカフェと黄泉のツガイ

とりあえず2巻まで読んだ。
おもろすぎるなー!!

あるきっかけで今まで比較的平和に暮らしてた主人公がスタンド能力を手に入れる展開があるのだが、戦闘はスタンド(正式名称はツガイ)メインなのかと思いきや
スタンド使い側の主人公本人の方が闘争心マッハで大活躍するのがアツい。

鋼の錬金術師と同じく、主人公はそもそも基本戦闘スペックがある程度完成されている。
そのため、いわゆる気持ちいい爽快な戦闘シーンが楽しめるし、その上で主人公のそれまでの対応範囲を超える厄介ごとがてんこ盛りに出てくることで、様々な苦難を乗り越えてくという少年漫画の王道もがっちり楽しめる。

主人公の魅力、ほんとなんぼでも語れるなー。
特徴的なところとして、精神的にくるような出来事が沢山あるのだが、立ち直りがめちゃくちゃ早い。
自分が今状況を良くするためにできること、やるべきことに常に注目してるというか。

病んでる人って考えても仕方ないことが頭をグルグルしちゃって自分では抜け出せなくて持ち崩してることが多いと思うんだけど、そういうフェーズがマジでない。
泣きすらしない。(してなかったと思う、多分)

考え方がデフォルトで訓練受けた軍人っぽい。
実際に父親に山の中でそういう風になるように教えられたという描写がある。
ここはアシリパさんをちょっと思い出した。
仲間にも雑なやつだってずっと思われてるけど、雑さは父親の教えの結果なんだなー。
細かいことでいちいちナーバスになってたらすぐ死んじゃうからね。

そういう訳で16歳だっけ、若いが故の(?)闘争心やら無茶は多分にあるけど、繊細さは今のところほぼ感じられない。

途中から保護者になった女性が子供は嫌いって明言してたけど、いわゆる現代のガキっぽさは微塵も感じられないキャラクター性。
それでも嫌いなのかな?
まあ大人というにはちょっと無鉄砲すぎるか……

鋼の錬金術師のエドは割と精神は不安定なとこもあって、話が進むごとに精神面が成長していったけど、こっちの主人公のユルはなんか精神面も結構完成されてる感がある。
これから精神がグラグラすることもあったりするんだろうか。
やるべきことが見えてるうちは問題なさそうだけどなー。


他、周囲の魅力。
やっぱ戦闘をツガイ任せにしないで人間もガッツリ戦ってるとこだね。
異能力バトルなのに銃火器がバンバン出てくるの好き。
現代的な武器を使ってる周囲の中で弓使ってめちゃくちゃ強いユルももちろん大好き。

あーーー!わかった。
これ最近で言う異世界転生物の面白さだわ。
周りと違う価値観と戦い方で無双、というような。
なるほど。

そういえば主人公の双子の名前、ユルとアサ。
チェンソーマン2のヨルとアサを思い出したんだけど、チェンソーマンの方が引っ張って来てたりするんかな?
一応黄泉のツガイの半年後に連載開始してる。
まあ、夜と朝なんてありふれたモチーフだから普通に偶然な気もするけど……
チェンソーマンの方、SPY×FAMILYのヨルさんからとった説もあったなあ。

ネカフェ5年ぶりなら行ったけど、大満足だー。
このままネカフェに通って読むか単行本買うか迷うな。


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