許すこと

強い言葉というものは、いわば正義の言葉であり
それが正義である以上その存在を保つ為に対比軸に必ず「悪」が必要となる。

そして、悪の側からしたら正義のヒーローこそ悪ということになる。

だから、少なくとも今まで恩恵を受けてきたものに対して、立場や状況が変わっただけで、無頓着に批判ができるような人の言葉は、正義とは到底言い難い。

本来の正義とは、悪を許すということだ。

そして、それは本来の民主主義の理想と同じである。

多数派の役割は少数派の意見を数の暴力や同調圧力で押し潰すことではない、小さな声に耳を傾け、彼らが納得できる第三の提案を皆一丸となって生み出すことにある。

それは歴史に名を残す偉大な聖職者の残した思想と相違ないものである。

正義に言葉は必要ない。
必要なのは、寄り添うことだ。

けっして誰かを導くことで陳腐な優越感に浸ることではない。

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