謝罪と物語

僕は善意が恐ろしい。

何度も善意に救われ
善意に苦しめられてきたから

僕は善意が恐ろしい。

だからこそ
助けを求められた時
救いたいと思う心を
僕は善意ではなく
いつかの自分の行為に対する贖罪だと思っている。

本当は、あなたを想っているわけではない。
あなたの眼をみているわけではない
僕はあなたの眼に映るいつかの自分のことを想い
泣いているのだ。

僕はあなたを知らないし
真実には興味がない。

真実は誰も救えない。
僕らはにはいつでも

物語が必要なのだ。

偽りであっても信じられる物語が必要なのだ。


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