デッキ作成の考え方【全文無料】

鶯曲芸枕の朝倉です。

今回は、アンケートで多数の投票を頂いた為、
普段私がデッキを作成する際に考えている事を紹介していきます。

【クラン、テーマを決める】

まずは何よりテーマを決める所からですね。
私は主に、下記の4パターンから、デッキ作成が始まります。
普段は上の2パターンです。時間の空いたタイミングで下2パターンを行います。

・今日のカード公開時

1番多いパターンです。
新カードの公開時に、少しでも強そうなカードと判断出来たら、そのカードにシナジーしそうなカードを全てピックアップします。
その中で、実践で使用出来そうな組み合わせがあれば、メモして置きます。これを行う為に、私はほぼ欠かさずに今日のカードを確認します。
特に昨今では、Dスタンダードのカードに注目しています。
国家に所属している為、確認するクラン・枚数が膨大になりますが、その分気付ける部分や、理解出来た時のリターンが大きいです。
例えばですが、
"廃滅の虚竜"公開時には、DスタンダードのストイケイアとVスタンダードに存在するノーマルオーダー全てと、ノーマルオーダーに関するユニット全てを調べ上げました。結果的に"知略の兵法 剛腕の章"を始めとしたオーダーカード、"影纏い"、"怨念鎖"を始めとしたオーダーをドロップする手段を軸に、相性の良いクランを選定し、[廃滅の虚竜軸メガコロニー]を作成しました。
また、"樹角獣帝 マグノリア・エルダー"公開時にも、グレード4と相性の良いクランを調べ上げて、[サヴァスエルダー軸アクアフォース]を作成しました。

・誰かの一言、雑談から

これも稀に起きています。
雑談レベルの「コレとコレの組み合わせ何か出来そう。」であったり、Twitterのタイムラインで話題に上がった組み合わせからデッキを作ります。
例えば、
[耐久ルアード]はこのパターンで作成しました。
始まりは、「海外でルアードギーゼが流行っている。」という構築も挙がっていない噂レベルの内容から、一切攻撃を受けないで"破壊の竜神 ギーゼ"に繋げる構築を作成しました。
その後、チームメイトの じろう君との調整時に、"ネオンギーゼ"の効果によりダメージトリガーでパワー上昇しない為に勝てませんでした。その際に「"破壊の竜神 ギーゼ"要らないのでは?」の一言を頂き、"破壊の竜神 ギーゼ"ではなく、耐久を維持したまま高火力で勝利する方針の構築へ変更しました。
結果的にこの構築で2019年度世界大会に出場出来たので、誰かの一言や雑談からも強力な構築へ繋がる事を理解し、軽視しないように心掛けています。
他の構築等も、チームメイトである はる君、じろう君の一言、助言を元に完成させた物も多いです。

・作っていないクランのリストを見て、一番強そうな動きを想像する

新規カードの公開が少ない時期や、空いた時間に行っています。
今まで対戦した相手の動きや、以前使っていた時の記憶があると行いやすいです。
漠然とグレード3や超越ユニットを眺めて、そのカードと相性の良いカードをイメージします。
そうしていると稀に、最近に増えたカードとのシナジーに気付いたりする事があり、そこからデッキを考案します。

・数環境前から所持しているデッキのアップデート

新規カード発売後に構築をアップデートしていない物を調整します。
大きな変化が起きる事は少ないですが、いざイベントの直前に調整を行うと、ブラッシュアップ出来ずに使用する事になるので、時間のある期間に欠かさず行います。

【総合ルール等各種ルール確認】

テーマが決まったら、その組み合わせやコンボがルール上可能であるのかを確認します。
作成したデッキのメインプランが、ルール上使用出来ないのでは話にすらなりません。怪しいと思った部分は、必ず確認します。ルール、Q&A等を確認してもわからない場合は、事務局へ問い合わせます。
ルールを誤った構築を大会で使用しても、デッキの変更は認められませんし、負ける事が確定したデッキを使用しない為にも必ず確認します。
私達のチームでは、怪しいと感じた物は全て、議題として調べ上げるようにしています。ルールを勘違いしたまま構築に使用するカードを買ってしまった過去がある為です。
例えば、[リンクジョーカー]には、"Я"を含むカードを採用出来ますが、2種類のクランタイプを使用すると、後からライドしたクランタイプのギフトを得られない等がありました。
総合ルールは暗記しなくても、この項目はどの辺にあるのか程度は覚えるようにしています。

【カードリストを確認する】

テーマが確定したら、早速デッキ作成!ではなく、そのクランで使用出来るカードを全て確認します。確認前に作成してしまうと、その段階で理解しているカードを使用する事しか思いつけません。早まってはいけないのです。
カードを一通り流し見してから、名称の指定毎、使用するコスト毎、色々な角度・条件からカードを検索し、組み合わせや使用するコンボを想定して、使用するカードのピックアップを行います。
デッキログを使用する場合、使いそうなカードをとりあえず1枚ずつリストの方に入れておくと、整理しやすいです。
この手順を省略・簡略化する為に私は、所持しているクランのカードを、大まかな名称(名称指定に該当するか)、大筋の効果、グレード、パワーを暗記します。流石に全カードを暗記し切っているとは言えませんが、「こんなカードあったな。」と瞬時に出てくる程度には覚えます。覚えておくと、対戦時間の短時間化も計れるので、お勧めします。効果を説明して貰う時間が、対戦時間の中で、1番長く、簡単に省ける時間です。
1.2クランを重点的に使用する方は、使用クランのカードと組み合わせを全て覚えておくと、新規カードとの兼ね合いも直ぐに頭に入ると思います。
私は、15クランは現在手元にありますが、それらのクランは概ね記憶しています。

【デッキを作成する】

使用するカードが纏まったら、デッキの作成です。
使用するカードの優先度、使用頻度を元に投入枚数を決めて、50枚に纏めます。
後で回してみる為、大まかな調整でも構わないです。後でカードが抜けていくのは普通の事です。

【運用し現状を確認する】

作成し終えたら、回してみましょう。
思っていた動きが出来ますか?違っていても直ぐに入れ替えずに複数回まわして確認します。ある程度のアベレージを見ないと、採用枚数の判断は付かないと思います。
問題点と、調整すべき内容をメモしておきましょう。
同じレギュレーションをやっている知り合いが居れば、対戦して意見を貰えると尚良いです。ここまで調べ上げても、1人では理解しきれない部分が必ずあります。

【微調整・環境を予想して合わせる】

問題点や課題が見えてきたら、構築を並べなおして、検討し直します。
その際、カードリストを見直して、欲しい効果を持つカードを探し直します。
また、参加する大会が近い場合、環境に多く推移しているデッキがあれば、対処可能なのかも合わせて検討・調整します。
この段階で、実践レベルにならないと判断した場合、没にしています。
但し、作成した構築と問題点は、必ず記憶します。
現在では実践レベルとならなくても、後日新規カードや新たな知識を元に真価を発揮する可能性は、どの構築にもある筈だからです。

【最後に】

今回の構築方法はあくまで、私個人としての方法です。
デッキ構築する事が趣味になっている私にとっては当たり前の事ですが、
皆様にもそれぞれ主だった構築方法があると思います。
参考としていただけると有難いですが、無理に根を詰め過ぎると、私みたいに対戦自体には興味が無くなってしまうので、程々にするのが良いと思います。
また、構築の意見を話し合える方はとても大切です。私は自分だけの構築を作成出来ますが、外部で挙がっている構築への理解が苦手です。いつも解読して貰ったり、意見を話してくれる じろう君と はる君には助けて頂いています。

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