シャドウパラディン(耐久回復ルアード) 【全文無料】

マトリカリアの朝倉です。
今回は、耐久回復ルアードの紹介です。
WGP2019世界大会で使用した耐久ルアードの改良版です。
3年前から、回復の項目が増えました。
まずは、デッキ構築をどうぞ。

メインデッキ
Gゾーン

・デッキコンセプト

"天空を舞う竜 ルアード"の効果で好きなグレード1をコールする事で、随時必要なグレード1を供給し続けます。
守護者、"フォールンダイブ・イーグル"等を回収し続けての耐久と、"天躍の剣士 サリーレ"で治トリガーを山札に置く事による回復を行います。
相手の山札が減ったタイミングでフォース1が増えた事による高火力、少量のダメージで勝利を狙います。

・運用時の流れ

1ターン目

"哀慕の騎士 ブランウェン"へライドし、グレード3を回収します。
"髑髏の魔女 ネヴァン"で"ダンプフッド・ドラゴン"をコールし、"ブラスター・ダーク"を回収します。
"始原の魔道士 イルドーナ"の効果で別のグレード3を回収します。

2ターン目

"ブラスター・ダーク"へライドし、"髑髏の魔女 ネヴァン"で"フォールンダイブ・イーグル"をコールします。
相手の攻撃を"アストラルチェイン・ドラゴン"でガードします。

3ターン目

"覚醒を待つ竜 ルアード"へライドします。
"髑髏の魔女 ネヴァン"で"フォールンダイブ・イーグル"をコールします。
起動効果使用後に"天空を舞う竜 ルアード"へライドして、"クールバウ"と"天躍の剣士 サリーレ"をコールします。
"天躍の剣士 サリーレ"で"アストラルチェイン・ドラゴン"を山札の上に置きます。"クールバウ"で自身と"天躍の剣士 サリーレ"をレストして"フォールンダイブ・イーグル"か"髑髏の魔女 ネヴァン"をドロップから回収します。
リアガード前列は、"フォールンダイブ・イーグル"2枚にします。
ドライブチェックで"アストラルチェイン・ドラゴン"を捲り、回復します。
これで自身のダメージ0、相手のダメージ2になる筈です。
ここから先は、自身のダメージ≧相手のダメージ且つ、相手の使用するカウンターブラストに合わせてダメージを調整します。

次の相手ターンはインターセプトと手札のシールドで、ダメージを3以内に抑えます。"アストラルチェイン・ドラゴン"は、基本的にGガーディアンではなくシールド値として使用します。

超越後

この構築は基本的に超越しません。
最終ターン以外で超越するのは以下の通りです。
・自身のダメージが相手のダメージ未満で、表のダメージが無い場合に"深淵を覗く竜皇 ルアード"へ超越し、盤面補強する場合。
・"暗黒竜 ディストレス・ドラゴン"で相手のリアガードを全て退却させる場合。
基本的には、3ターン目と同様に"覚醒を待つ竜 ルアード"、"天空を舞う竜 ルアード"を使用して、回復と"フォールンダイブ・イーグル"の回収を行います。
"天躍の剣士 サリーレ"を2枚コールして、1ターンに2点行います。コストは、前ターンの"天空を舞う竜 ルアード"と"ナイトメア・ペインター"で補完します。
"天躍の剣士 サリーレ"と"クールバウ"をレストして、"フォールンダイブ・イーグル"の回収を2回行います。"天躍の剣士 サリーレ"を退却させて、"フォールンダイブ・イーグル"をコールします。
"天躍の剣士 サリーレ"が足りなくなった場合、相手の攻撃時に"暗黒竜 ディープグリーヴァー・ドラゴン"で必要なグレード1を山札に戻します。これにより、ゲーム中最低4回は耐久と回復のサイクルを再利用出来ます。

勝利方法

プラン1
"天空を舞う竜 ルアード"へライドして、残りの山札にあるグレード1を可能な限りコールします。
"征服する竜 モルフェッサ"へ超越して起動効果使用後、"カースドアイ・レイヴン"等の効果を使用し、山札上を醒トリガー2枚に調整します。"デンジャーランジ・ドラゴン"を2枚コールします。
パワー38000~128000で星3の"デンジャーランジ・ドラゴン"2枚でアタック後、ヴァンガードのドライブチェックで醒トリガー2枚を捲り、再度リアガード2枚でアタックします。ソウルのグレード3を4枚以上に調整する事は、容易です。
相手の山札が少なければ、アタック中に相手の山札が無くなる可能性もあります。

プラン2
相手が1ターンに4回程度しかアタックしない構築の場合、パワー55000程度になる"フォールンダイブ・イーグル"を利用して、1ターンに1.2点ずつ与えて堅実に勝利を狙います。

プラン3
最後の手段として、相手の山札が無くなるまでガードし続ける事でのLOを狙います。

これ等以外の細かな運用は、各カードの採用理由で紹介します。

【各カード採用理由】

・覚醒を待つ竜 ルアード / 天空を舞う竜 ルアード
このコンセプトを支えるグレード3です。
効果によるライドを続けるだけでフォースを大量に獲得出来ます。この構築では基本的に合計12枚程度です。
超越よりも安定してグレード1の回収と、山札の回復を行えます。
G期の"覚醒を待つ竜 ルアード"や"闇に縛られし竜 ルアード"では、フォースの獲得とソウルのグレード3が確保出来ずに火力面で劣る為この組み合わせとなりました。

始原の魔道士 イルドーナ
この構築の潤滑剤です。
初ターンに使用し、グレード2.3の回収に使用する事がメインです。
山札とドロップでグレード1となるので、"天空を舞う竜 ルアード"でコールしたり、"ナイトメア・ペインター"でソウルへ入れる事の出来るグレード3という役割もあります。
また、先行3ターン目に"ベリアルオウル"のドロー効果を使用出来る数少ないカードです。

デンジャーランジ・ドラゴン
この構築のフィニッシャーです。
"征服する竜 モルフェッサ"超越時に、フォース1無しで38000星3になります。フォース1を大量に獲得出来る為、パワー128000を超える事も容易です。
この数値は、Gガーディアン1枚と超トリガー+シールド15000でもシールドが足りない程度です。実質3枚以上要求です。
ソウルにグレード3を4枚置く事も容易なので、2枚コールして4回攻撃を狙います。全てヒットすると、ヴァンガードのヒット込みで14点です。

ブラスター・ダーク / ダンプフッド・ドラゴン
シャドウパラディンでは、極力グレード2を減らす必要があります。その為、"髑髏の魔女 ネヴァン"で"ダンプフッド・ドラゴン"でコールして、"ブラスター・ダーク"を回収出来るこの2枚を採用しています。
ツインドライブを行いたいが、2点与える理由が存在しない為、星トリガーは採用を抑えています。

フォールンダイブ・イーグル
リアガード攻撃時限定の、インターセプト守護者です。通称:害鳥
パワー5000である為、"髑髏の魔女 ネヴァン"で山札から、"クールバウ"でドロップから容易に回収出来ます。
また、回復を毎ターン行う為、ダメージに置かれても回復してドロップに置き回収出来ます。
攻撃回数が少ない構築では、このカード2枚のみでほぼ完封出来てしまいます。

髑髏の魔女 ネヴァン
パワー5000のユニットが増える度に重要度が増していくカードです。
この構築では、パワー5000のユニットの種類は絞られています。
1ターン目から"ダンプフッド・ドラゴン"を経由した"ブラスター・ダーク"の回収、"フォールンダイブ・イーグル"の用意、"覚醒を待つ竜 ルアード"のコストとなる同名のコールと、序盤から後半まで役割があります。
グレード2のこのカードを1枚採用する事によって、アシストの成功率と、グレード3を引き込む機会を増やしています。

哀慕の騎士 ブランウェン
グレード3を手札に3枚用意する必要がある為に採用しています。
"始原の魔道士 イルドーナ"を回収は出来ないので注意です。

竜刻守護者 エスラス
何回でも再利用出来る守護者です。
2枚同時にコールして退却させる事で1枚回収出来ます。
本来であれば4枚採用としたい所ですが、ガードの制限への対応と回復サイクルの採用枠との兼ね合いで2枚の採用としています。

クールバウ
"フォールンダイブ・イーグル"回収要因です。
基本的にリアガード後列に2枚設置し、毎ターン2枚安定して回収します。
また、"髑髏の魔女 ネヴァン"や"シャドウエレメンタル ビックン"を回収して手札のシールド値補強にも使用できます。

天躍の剣士 サリーレ
回復要因です。ヴァンガードで回復要因とはどういう事でしょう。
"アストラルチェイン・ドラゴン"を山札の上に置く事で、確定で回復出来ます。
グレード1なので、毎ターン安定してコールする事が出来ます。よって毎ターン2点回復が行えます。
"暗黒竜 ディープグリーヴァー・ドラゴン"で山札に戻す事で、ゲーム中に10回以上効果を使用し、回復します。

ナイトメア・ペインター
ソウル枚数補完の為に1枚採用しています。
"天躍の剣士 サリーレ"と同時にコールしてコストを維持させます。
また、"始原の魔道士 イルドーナ"をソウルに入れる事で、"デンジャーランジ・ドラゴン"のコスト確保に使用出来ます。

シャドウエレメンタル ビックン
カードプールが増えて、ヴァンガードで2回以上アタック出来る構築が増えた為に採用しています。
環境に寄っては、この枠を"ライトエレメンタル ホノリー"にしても良いです。

決意の精霊王 オルバリア互換
"栄典の光竜神 アマルティノア"では、後半にドライブチェックで捲ってしまうとリアガードでアタック出来ない為、こちらを採用しています。

アストラルチェイン・ドラゴン
ドライブチェックで捲る為のカードです。基本的にはこれしか捲れません。
"天躍の剣士 サリーレ"で毎ターン山札の上に置き、ヴァンガードのドライブチェックで捲れる為、回復と"暗黒竜 ディープグリーヴァー・ドラゴン"を確定で使用出来ます。
グレード3である為、"始原の魔道士 イルドーナ"、"哀慕の騎士 ブランウェン"で手札に回収も出来ます。

ベリアルオウル
山札回復要因です。
山札に戻る事で、後半にダメージを入れる時に重宝します。
相手に1ターンに複数のダメージを入れる必要が無い為、2枚の採用としています。

カースドアイ・レイヴン
山札回復兼圧縮要因です。
山札に戻りつつ山札の上2枚にある必要の無いカードをコールします。
状況に寄っては、山札4枚全てをこのカードにして確定スタンドでの連続攻撃が出来ます。

引トリガー
自身のターンでは"アストラルチェイン・ドラゴン"しかドライブチェックで捲れないので、相手ターンにダメージを受けた際に意味のあるトリガーである必要があるので採用しています。

Gユニット
この構築では、基本的な動きでは超越をする必要が無いので、状況補完を行うカードとしての超越ユニット等をメインに採用しています。

征服する竜 モルフェッサ
数少ないほぼ確実に使用するGユニットです。
パワーと星の大幅な上昇が行えます。
起動効果は、山札の枚数に寄っては使用しないパターンが多いです。
使用しなくても儀式10は安定して達成します。

深淵を覗く竜皇 ルアード
ダメージに表のカードが無く、回復する必要が無く、回収したいカードがある場合にのみ使用します。

暗黒騎士 クロウ・クルワッハ
相手のリアガードが少なく、ダメージを詰めたい場合に使用します。

暗黒竜 ディストレス・ドラゴン
相手に退却させなければならないリアガードがいる場合に使用します。
使用すると、相手に必ず1点のダメージを与える事になるので、使用タイミングが難しいです。

暗黒竜 チェインランカー・ドラゴン
GB1を達成する必要がある場合のみ使用します。

暗黒竜 ディープグリーヴァー・ドラゴン
生まれてはいけなかったカード筆頭。
再利用したいグレード1を山札に戻せます。
おまけで5枚戻すと完全ガード出来ます。おまけで相手のガード制限高火力が死滅しました。
基本的には、"天躍の剣士 サリーレ"、"ナイトメア・ペインター"を山札に戻して、次ターンの回復に備えます。

【採用を見送ったカード】

呪札の魔女 エーディン / 秘薬の魔女 アリアンロッド
シャドウパラディン版"炎翼剛獣 ディナイアル・グリフォン"と、"ドラゴンモンク ゴジョー"のセットです。何故か両方"魔女"です。
採用枠が4~6枚割かれてしまう点と、耐久サイクルに寄ってしまう為不採用です。採用すると、回復する必要がある回数が減るのと、リアガードに"クールバウ"が維持出来なくなります。

斧鉞の騎士 ラフルク
"デンジャーランジ・ドラゴン"のパワー上昇とソウル確保が同時に行えます。"始原の魔道士 イルドーナ"と"ナイトメア・ペインター"でのコスト確保を不採用とした場合には、採用するかもしれません。

悪逆非道?のモスガール メープル
安定してリアガードに復帰出来ますが、ライドフェイズにライドする事がほぼ無いので不採用です。

天弾の騎士 プロクリス
手札にグレード3が多数必要ですが、グレード2の採用を抑えたいので不採用です。

竜刻魔道士 モルフェッサ / 竜刻魔剣士 ダグザ
リアガードにグレード1を揃えることが無いのと、中盤等に複数回攻撃する必要が無いので不採用です。

四精織り成す清浄の盾
安定したガードが出来ますが、回収するのが難しい点、"暗黒竜 ディープグリーヴァー・ドラゴン"で完全ガード出来るクランである点を考慮して不採用です。

アビサル・オウル (V及びG)
G期版は、"ルアード"を回収出来ますが、グレード3になるように捨てる為使用が難しい点、カウンターチャージしても回復して無くなってしまうので不採用です。
V期版は、ソウルコストでもカウンターコストでもコストに見合わない為不採用です。

ライトエレメンタル ホノリー
相手のダメージを抑える為、連続攻撃をする相手に使用出来ますが、維持する為のリアガードサークルが無い点、使用するクランが限られ、コールするタイミングも難しい為不採用です。

【最後に】

今回はWGP2019でも使用し愛着のある(?)シャドウパラディンの紹介でした。
当時から比較して、火力の増強が大幅に行われています。
耐久回復面も、相手の構築に寄ってはダメージ6での敗北が一切無いとまで言える仕様となりました。
しかし、現環境での下火と制限時間が最大の敵となっている点が大きく中々使用出来ません。相手に予告無しで使用すると、大体30分掛かっています。
紹介しましたが、制限時間内に纏めるのが難しいので、大会等での使用はお勧め出来ません。
何故この記事を書いたのか。
カードの処理等を覚えるのには適した構築ではあるので、フリーの対戦等では是非使用してみていただきたいです。この構築は相手の構築のほぼ全ての動きを引き出せるので、カードを覚える為に使用するのが1番の使い方です。
スタンドアップし、1ターン少々で相手の構築を8割方割り出せれば完封する事も出来ます。

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