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外で食べるドーナツ

今日は日差しが強く、風が無く、暖かい。
散歩日和である。
新発売のドーナツ目当てに、店を覗く。
昨日は品切れしていた新商品、しかも全種類ある。
お腹は空いてない。むしろ若干痛い。でも、今は食べるべきだろう。
嗜好品を外で食べることは、私にとって最大の娯楽である。

公園で凧揚げする家族を眺めながら、ドーナツを食べる。
幸せすぎる。
全種類は食べられないので、2種類だけにした。
ヌラヌラしたチョコレートがかかったものと、ココアパウダーみたいのがかかったもの。
一口食べて、もうこれはお腹の痛みが飛ぶくらい美味しいチョコレートであり、ドーナツというより、ケーキだと分かった。
手では食べにくく、フォークで食べたい。
生地はホロホロで、チョコレートはしっとりで、216円でこんな美味しいケーキが食べれるなんてお得すぎると、Quality、costの両方で満たされた。
ココアパウダーの方は、より外で食べることは適さなかった。
パウダーがコートにつく。服にもつく。でも、美味しい。
ちょっとカリカリした食感もあり、チョコレートの生クリームも美味しい。

食べ過ぎだ。
人の家族の幸せな凧揚げ風景なんて、普段では自分に嫌気が指す、最悪の風景だ。
なのに、
美味しいものを暖かい場所で食べたら、そんなのもうどうでもいい。
むしろ、「早く走れー、もっともっと」と凧の揚げ方が分からない子どもに言う女性に理不尽さを感じるくらい冷静になった。

また食べたいとは思わないが、食べれてよかった。外が暖かい日なんて貴重だし、独りの時間の使い方としては良い過ごし方だ。

あと2種類も食べれたらな。
あとミルクティーも美味しいらしいからいつかご褒美にでも。

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