起こるべくして起きたこと

10年の長きにわたり、頭と体と生活の中心が仕事でいっぱいの生活を続けてきた結果、所謂Burn Outという状態になってしまった。すごく短気になったし、眠れなかったし、食欲もなかったし、将来のこと、自分が何をしたいのかどうなっていたいのか考える時間もなければ精神的余裕もなかった。結果、すごく頑張っていたのにも関わらず何もしなかった、何も残らなかった、という漠然とした思いに打ちひしがれることになった。

きちんと食べてきちんと寝る、規則正しい生活をして心と身体をリフレッシュする大切さを初めて、思い知った。こうやって仕事をする気力がなくなって初めて、自分をケアすることの大切さを知った。自分をケアして初めて、家族を思いやったり、子供の成長に心を砕いたり、会社やチームに貢献する前向きなエネルギーが生まれてくるんだと知った。単純なようで、経験してやっと、身にしみた、心に落ちた思いだった。

2ヶ月仕事を休んで、こんなにも心と脳を充電できた時間を取れたことをありがたく思う。これからの働き方、家族のあり方、5年後10年後の自分、目標、そのために今何をなすべきかに思いをめぐらせ、思考を整理し、計画を立てられたことを嬉しく思う。

この充電期間を経て、今はどんどんアウトプットをしたい気分。前向きに、学んでいることを外の世界で、ビジネスの世界で試してみたい気分。変わっていく自分をまた鍛錬したい意欲が少しずつ湧いてきている。

ひと月後、またきっと仕事に家庭に忙しくしている自分のために、この記事を。その時また立ち戻って、どんな気分でこのメモを書いたか、読み返そう。自分をケアしながら、忙しくて盲目にならないように、目的意識を持って健康に生きていこう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?