木造映画館で観た麗しのオードリー・ヘップバーン
ドキュメンタリー映画「オードリー・ヘップバーン」
https://audrey-cinema.com/
先日、思い立って観てきました。
美しさは真理であり、善であると思わせてくれる存在。
永遠の憧れの女性です。
1929年生まれ、ドイツ占領下のオランダで飢えと抑圧に苦しむ子ども時代を過ごしたオードリー。靴に手紙を隠してレジスタンスのメッセンジャーをしていた逸話が有名ですね。
バレエが大好きだった少女は、戦時中の栄養不足が影響して憧れだったプリマの夢はあきらめることに。
晩年、ユニセフの親善大使として活躍した背景には、彼女自身が戦後ユニセフの支援物資に助けられた経験があったとのことです。
「人道支援を政治問題にするのではなく、政治が人道化する日がくるべきなのよ」と語る姿は、なんと真っ当なことか。
戦後の映画界で圧倒的な輝きを放っているオードリー・ヘップバーンですが、生来のピュアな美しさはもとより、過酷な時代を生き延びてきた強さ、覚悟、気高さ、そしてヒューマニティがその魅力を下支えしているように思います。
オードリーの魅力はもう私が語るまでもないのですけど、一番大好きなのはやはり「ローマの休日」のアン王女です。
ドキュメンタリー映画は、オードリーの映像や肉声と友人や家族のインタビュー、そして3世代の女性バレリーナによるイメージ映像で構成されていて、おおげさな演出はなく淡々とすすんでいくのがよかったです。
世界中から愛された女性が、愛に飢えていた。
自ら愛することでそれを乗り越えた。
そんなメッセージが込められた映画ですが、彼女の奇跡のように美しくチャーミングで無邪気な笑顔をみながら涙があふれてきました。
外見も内面も信じられないぐらい美しい人が、愛で苦しんでいたなんて。
人はギフトゆえに苦しみ、それを超えていくものなのでしょうか。
唯一無二のギフトをもってうまれ、そのギフトを世界中に分け与えてくれたオードリー・ヘップバーン。
真摯に向き合い続けた彼女の生き方をとても尊敬していますし、たくさんのインスピレーションを今も受け取っています。
ちなみに、映画館は「東京で唯一の木造映画館」CINEMANEKO(シネマネコ)さんまで行ってきました。
都内で上映しているところを検索して、場所を確認せずにチケットを買ったら、なんと東青梅でした(あ、あれ??遠い!)。
はるばる遠征した甲斐のある素敵な映画館でした。
どんどんと街のミニシアターが閉鎖していくなかで、
実は、映画館の閉鎖空間が苦手な私。上映中に気分がわるくなって抜け出したことが何度かあります。
木造建築ならではの有機的な空気がとても心地よく、リラックスして鑑賞することができました。
9月は、かの名作「ショーシャンクの空に」、「ぼけますから、よろしくお願いします」、「杜人」、「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」などを上映予定とのこと。作品のチョイスがまた素晴らしいですね。
併設のカフェもあるので、丸一日映画デーにして滞在するのも楽しそう。
ネコのかたちのフレンチトーストがあるみたいですよ。うふふ。
(了)
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