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光浦さんな彼女と大久保さんな私

仲良しの同僚と雑談している中で、毎週欠かさず聴いているポッドキャスト「大久保佳代子とらぶぶらLOVE」の話になった。
この週配信のテーマが面白く、彼女も気になったようだ。

以前から光浦さんファンを公言していた彼女に大久保さんのどこが好きなのかと聞かれて

「大久保さんの、地を這うようなところが好き」

と答えを口にしてから本当にそうだな、と思った。

彼女は光浦さんの生き方、考え方、趣味の手芸に関する事まで好きなのだそう。決まり事をしっかり守り、内心に毒を持ちつつも誠実でいわゆる「良い子」であろうとする彼女が共感し、好きな理由がよく分かる。

その一方で私には光浦さんの姿勢の良さが少し眩しい。

私の勝手な印象だけど、大久保さんはだらしない。ヘラヘラしている。贅肉が付いている。でもどこか油断ならない風情がある。好きだなぁ。
しかし考えてみると大久保さんの中にも眩しい程の清さがあって、それを出さない選択をしているだけのような気もする。

光浦さんも大久保さん的なだらしなさを抱えながらそれを信念でもってコントロールしているのかもしれない。

何が美点として人に映るかは受け手による。

大久保さんは、15年の不倫を意地でも実らせようとしている相談者に
「気が済むまでやってみたら」と言う。

地を這うように生きたって良いんじゃないか。
みんなと同じように輝かなくても良いんじゃないか。
そんな大久保さんが私には美しく映っちゃうんだから仕方がない。



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