My Precious List

わぁぁ。好き! 語彙力なくなって「なんやねん、その幼稚な感想!」
って自分にツッコむくらい! とっても大好きな映画でした。^^

あらすじを言うと、主人公のキャリーはIQ185のハーバード大学を飛び級で卒業するくらいの天才だけど、ここんとこ毎日は代わり映えもせず。仕事も友人もいない生活で唯一の話し相手は父親の友人のセラピストのみ。父親のドタキャンに憤慨するサンクスギビングの頃、セラピストから突然、『幸せになるためのリスト6つ』を渡された。それは、大晦日を一緒に過ごす人を見つける。何かペットを飼う。そんな事で何が変わるのか?訝し気なキャリーだが、行き詰る毎日と人生を変えるために。やけくそで一歩を踏み出したその先の出来事、出会う人々は、どんな変化を彼女にもたらすのか?

俗にいう、ラブコメなんですかね?はい。相変わらずそのジャンルが好きです。私。まず主人公キャリー役の女の子が可愛い。所謂、”The”な可愛さじゃなくて。ちゃんと聡明だし、葛藤もするんだけど、冷静かつまっすぐで。彼女が素直に。体当たりに挑む度に世の男たちから「大人になれよ!」と都合を押し付けられてしまうけど。純粋って、素直って、そういうことじゃないだろう!そう言いたくなってしまうような。いつの間にか、あなたも昔の恋や、誰かの無神経な一言に、いつの間にか勝手に傷ついていた古傷が痛んで気が付いたら映画の中のキャリーを、応援していると思う。

上手く言えないけど。いつか誰かに貸した本の。戻ってこないその空いた隙間をずっと覚えていてしまう。そんな人に、とっても似合う映画なのでは。と思う。(そして返せていない本をも捨てれずに抱えてしまっている自分にも)生きていて、自分の、大切にしたいもの。をまるでないがしろにされてしまうような、そんな気持ちになる時ってある。何故か踏みにじられたように、器用に生きていける人たちの裏で、勝手に汚されてしまったような、投げ捨てられてしまった、ような。もう傷つかないように。でもそんな大切を捨てられずに、心の奥にしまいこんでしまったとしても。そんな想いが救われるような。そんな瞬間を、出会いを。待ちたいじゃないか。

きっと、あなたの部屋の隣には、実はスタンフォード出身の彼もいないし。自分のIQもそこまでないし、彼女ほどかわいくもない。同じなのは、このコミュ力のなさと、捻くれた傷つきやすい心だけだ。でもそんなあなたのための、「幸せになる」ためのリストは、きっと。ん。 必ず、ある。よ

この映画を観たのはたまたまなのだけど。調べたらプロデューサーさんが、私の好きな映画(マイ・インターンとかホリディとか)を手掛けてらっしゃった方らしい。(そりゃあ、好きなはずだ。笑)そして、この映画を撮ったスーザン・ジョンソン監督自身が、この映画は「私の普段思っていることが全部詰まっている!」と言ってしまうくらいの、幸せになりたい女性の素敵なエッセンスがいっぱいつまっていると思う。毎日を日々、頑張っている。そんな女性に届いて欲しいな。

そう願う。優しい映画でした。


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