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波巻きメンズパーマの完全ガイド:流行のスタイルを手に入れる

タマリスのホームページで掲載されている動画をご紹介しております。

今人気の波巻きパーマの施術方法を詳細に解説した動画です。今回は、モデルさんに実際にパーマをかけるプロセスを通じて、その技術とスタイリングのコツを紹介します。
使用薬剤は[タマリス シスキュア デコルア


ご協力スタイリスト:apish 山崎 恭平

ビフォーの髪の状態

モデルさんの髪はハイライトと半年前のパーマが入っています。トップはペタッとしやすく、全体は柔らかい質感です。この状態を踏まえて、根元と毛先に異なる薬剤を使い分け、ボリュームをコントロールしながら施術を行います。
サイドから前髪にかけて、やや平行に前上がりでカットしています。全体のベースはグラデーションカットで、サイドのボリュームの多い部分をしっかり取り、根元から中間、毛先まで均等になるようにドライカットで調整しています。

薬剤の設定

今回の薬剤設定では、根元にはシステアミンベース、毛先にはブリッジとパーマの残留を考慮してシステインベースを使用します。ハチまわりのボリュームを抑えつつ、しっかりとトップのボリュームがあるパーマスタイルにしていきます。

[根元]
C-3.0:C-4.5 = 5:1
[毛先]
C-1.0:C-2.0:L-15 = 1:1:1

1剤塗布とワインディング

アンダーセクション(ピンパーマ)

アンダーの襟足部分は、なじませる要領でピンパーマで毛先に動きをつけることがポイントです。この時に使用する薬剤は根元用のもので、毛先までしっかり行き渡らせます。一度ねじって根元に動きと締めをつくっていきます。
2本目以降の巻き方では、リバースとフォワードを交互にミックスして巻く方法を取り入れます。ねじる方向と毛先の曲げる方向を統一し、同じ作業を繰り返します。これにより、自然なウェーブを作り出しつつも、安定感のある仕上がりになります。

ミドルセクション(波巻きパーマ)

ミドルセクション(下)
中間と毛先には、それぞれ異なる薬剤を分けて塗布します。まず全体に毛先用の薬剤を塗布し、その後に根元用の薬剤を塗ります。根元の薬剤は中間までオーバーラップさせます。この部分はボリュームが出やすく、丸くなりやすい部分なので特に注意しながら、波巻きでボリュームを抑えつつ動きをつけます。

波巻きは3セットに分けて行います。最初に毛先を11mmのロッドで巻き、ワンカールを入れます。ゴムかけは一番きつい位置でしっかりと固定します。2本目は10mmのロッドで巻きます。このブロックは、ボリュームを抑えながら毛先に動きを出すことを目指します。ミドルの上の部分はボリュームを持たせつつ、膨らみすぎないように巻きます。薬剤の塗布方法はミドルと同じく、巻く時のブロッキングをイメージして効率的に行います。

ミドルセクション(上)
3本で波巻きしていきます。1本目は12mmのロッドでワンカールを入れ、2本目と3本目は11mmのロッドで巻きます。残りの2つのセクションも同様の巻き方を繰り返します。

オーバーセクション(スパイラル)

トップを除いたオーバーセクションは、頭の丸みに合わせてスパイラルパーマで巻き、ボリュームを出します。薬剤の塗布方法は同様で、まず毛先から中間にかけて塗布し、根元の薬剤を中間にオーバーラップさせます。ステムはアップステムで巻き、巻く前にコーミングしてステムの位置を上に持ち上げます。ペーパーで包んで根元を一度ねじり、立ち上がりを出すイメージで巻きます。毛先を逃がしすぎないように注意しながら巻くことが重要です。

サイド部分

サイドの1線目は、根元を押さえながら毛先に少し動きをつけるイメージで巻きます。包んで一回転ひねった状態で返し巻きを行い、毛先にテンションをかけて動きを意識します。サイドのハチのボリュームが出る部分は波巻きで完全にボリュームを抑えた状態にします。1本目は11mm、2本目は10mmのロッドで巻いていきます。

前髪

前髪の立ち上げる部分はスパイラルパーマで巻きますが、他の部分は波巻きで自然な動きを作ります。前髪のセンター部分は、スパイラルパーマを使って立ち上げ、根元を一度ねじってからスパイラルで巻きます。

サイドの上の部分

サイドの上の部分には最後の波巻きを入れ、動きを出します。これにより、全体のバランスが整い、自然な動きが生まれます。

センターのパネル

センターのパネルは、包んで中間巻きでアップステムで巻きます。2本目以降はリバースとフォワードを交互に巻くことで、全ての巻き方は同じです。

仕上がり状態

波巻きパーマで横の丸みを抑え、後ろの刈り上げていない襟足にはピンパーマを施し、程よく動きをつけました。トップとバックはオンベースで巻き、正中線にしっかりとボリュームを持たせるような仕上がりになっています。

スタイリング方法

髪を7割ほど乾かし、ソルテールのファイバーインワックスを使用してスタイリングします。
まず後ろから全体に立ち上げるようにワックスをなじませ、中間から毛先にしっかり塗布します。襟足部分にはワックスを首に沿わせるようにつけ、同じ量をもう一度足して前髪にもつけます。
顔周りを避けて全体になじませ、サイドはめくって内側のボリュームを落とします。
前髪のセンターをかき上げるように立ち上げ、放射状に散らし、最後に前髪の毛先だけにつけます。
立ち上げた横の前髪を少し前に垂らし、つむじ周りのボリュームを立ち上げて横の膨らみを抑えたら完成です。

今回のモデルは、ハイライトとパーマの残留がある状態からスタートしましたが、波巻きパーマとスパイラルパーマの組み合わせで立体感のあるスタイルが完成しました。現在、メンズパーマではこの波巻きパーマがトレンドであり、多様なスタイルが可能です。ぜひ、皆様もこのトレンドを試してみてください。


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