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くびれナチュラルパーマ完全ガイド:流行のスタイルを手に入れる

タマリスのホームページで掲載されている動画をご紹介しております。

今回ご紹介するのは、ランダムなパーマではなく、ツヤ感のある自然なウェーブを加えた「くびれナチュラルパーマ」です。お客様からの要望が多いこのデザインは、柔らかくつるっとした質感が特徴で、コテで巻いたような自然な仕上がりを目指します。
使用薬剤は[タマリス シスキュア デコルア


ご協力スタイリスト:AIN. ANLY. 黒山 慶司

モデルのビフォー状態

モデルの髪質は少し癖があり、太めの毛質です。このため、ボリュームを抑えつつダメージを最小限に抑えることが重要です。柔らかく自然なデザインを作るために、今回の技術がどのように役立つかに注目してください。

カットと薬剤選定について

ベースカットはボブで、少し下に重みのあるデザインを採用します。使用する薬剤はタマリスのデコルアシリーズから、C-2.0にL-50を20%配合しました。クリームで柔らかさとまとまりを、リキッドでしっかりとしたカールを実現します。これにより、柔らかさとクリンとした毛先をデザインできます。

[パーマ部分]
C-2.0:L-15 = 5:1

パーマのプロセス

髪をアンダー、ミドル、オーバー、トップの4つのセクションに分けて巻きます。クリームパーマは、塗布した部分だけにパーマがかかるのが特徴です。

  • アンダーセクション: 襟足部分は毛先だけに薬剤を塗布し、ボリュームを抑えながら根元まで巻きます。

  • ミドルセクション: ミドルセクションも毛先だけに薬剤を塗布します。アンダーセクションと同様に、ボリュームが出過ぎないように注意します。重要なのは、パーマをかけたい部分にしっかりと巻き込むことです。顔周りを巻いた後、逆サイドも同じように巻きます。毛先の量が均等になるのがポイントです。

  • オーバーセクション: レイヤーをしっかりと入れたセクションです。毛先1/3に薬剤をレイヤーの角度に合わせて前上がりに塗布します。これにより、カットと連動したデザインが実現します。毛先からリバースに巻き、根元までしっかりと巻き込んでください。

  • トップ部分: トップも毛先に薬剤を塗布し、真上に引き出してアップステムで巻きます。

  • 前髪: 前髪は中央をしっかりと巻き、サイドに行くにつれてゆるく流すデザインにします。毛先だけに薬剤を塗布し、根元まで巻き込みます。

水洗 / 2液処理

フォルムを決めるオーバーセクションは、クリームで再度巻き直します。これにより、洗い流した後もパーマのかかり具合を確認しやすくなります。カットのレイヤーを活かし、毛先のワンカールからワンカール半のデザインを実現します。オーバーセクションと前髪にはクリームを使用し、美しい毛流れと立体感を出します。

ドライ / スタイリング

アンダーセクションとミドルセクションの毛先のパーマにはスタイリング剤を使わず、そのまま乾かします。トップセクションは少しウェーブがかかっているので、ムースを使用してスタイリングします。

ムースはソルティールのトリートメントフォームを使用します。ピンポン玉2個分を目安にたっぷりと使い、髪になじませます。顔周りから形を整え、後ろはコームでしっかりと整えます。自然乾燥させることで、レイヤーに合わせた柔らかいふわっとしたデザインが完成します。

クリームパーマの最大の特徴は、その柔らかい質感です。内巻きでも外巻きでも自然なスタイリングが可能で、質感の柔らかさが特に強調されます。スタイリングのバリエーションも多様で、お客様に喜ばれること間違いなしです。ぜひ、この技術を取り入れて、サロンワークに活かしてみてください。


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