卒研と発表の為の振りかえり

こんにちは!アドベントカレンダー21日担当する、メディア3年の多賀です

今回は私が大学でしてきたことについて書いていこうと思います
うまく言葉で伝わるか分かりませんが、優しい目で深く考えず突っ込まずさらっと読んでいってもらえると嬉しいです



何について書くのか

私が普段していることとしては、サウンドプロジェクトという舞台制作をしているプロジェクトの照明班として舞台照明について勉強したり、ゼミ活動の一環として照明の灯体(以下灯体)をPCソフトで制御するシステムを制作したり、それをオープンキャンパスや子供フェスティバルなどの行事で展示したりとかしてます

今回はこの灯体をパソコンで制御するシステムについての解説と作ったシステムの進化の過程を紹介しようと思います

子供フェスティバルの時の展示


QLC+とは

通常舞台照明は、照明卓と呼ばれる機械(下の画像みたいなもの)でオペレーションする場合が多いですが、これをPCでオペレーションできるようにするのが”QLC+”というソフトです

照明卓

照明卓でもQLCでも灯体を制御するのにすることはあまり変わらなくてざっくり書くとこんな感じです

1.灯体一つ一つにチャンネルを割り振る(チャンネルが同じなら同じ色に設定される)
2.色を入れたい灯体(チャンネル)を選んで色を作る
3.作った色を保存したい場所にレコードする


照明卓とQLC+の比較

両方使ってわかったのは
”QLCは直感的にオペレーションしにくい”ということ
バラードなど曲のきっかけ(照明をかえるタイミング)の少ない曲ならできるけれど、ロックなど変化の激しい曲だとPCのクリックで選択するのは厳しい!

以下の動画のように曲のシーンが変わるごとに卓なら色を入れたフェーダーやボタン、あるいはQLCならクリックする作業が必要になるわけです、、


このような激しいオペレーションをQLCで可能にするには、PCのキーボードに色を割り振り、照明卓のボタンの役割をさせる機能を使うという対策はあるけれど、フェード(ゆっくりつけるまたはゆっくり消す)の時間を設定しておく必要がありいろいろな曲に応用がききにくい。なので現状は照明卓の方が使いやすいです(PCにつないで照明卓に近い使いかたができるものがあるかも)


QLC+データの進化の過程

ここからは作ってきたデータの進化について説明します
QLCはMIDIの信号を受け取ることができるため、MIDIキーボードやマイクから拾った音で光らせることができます(音の場合デシベルごとに色を変化させることができる)

作った色たち
初期の頃のデータ

上の画像がシステムをつくり始めた初期の頃のデータで、MIDIキーボードの鍵盤1つ1つに色を割り振って光らせることには成功!
しかし音を拾って光らせる方は激しくチカチカしてとても実用性はないようなデータでした(黒い四角がマイクの設定)

最新のデータ

次にこれが最新のデータです。
変化したのは主にマイクの設定で、
・初期データに比べてマイクのデシベルを区切る幅が大きくなった(黒い部分の白い縦線が区切りの数)
・作った色にフェードをかけた状態でマイクの設定に使った
・色の変化が適応される数値を変えた

これらの改良で今までチカチカしすぎて使えなかったデータが、変化の激しすぎないイベント等でも紹介しやすいデータになりました!

現状イベントで使える見込みはないけれど、卒業制作として何か生かせたらいいなと思っているのでゼミコンが終わったらさらに改良したり、新しくできることを探したりと研究していこうと思います

長くなりましたが読んでいただきありがとうございました!



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