クリエイターの価値

今の世の中、お金でほぼ全て解決できる。
街、通販ではほしいものは溢れているし、イベントを開催するのだって人を雇って事業を起こすのだって、広告をうつのだってお金がかかる。
寂しければ人を買い、体の調子が悪ければ医療を買い、
またお金でお金を買い…。
お金さえあればわりと何でも買える。

けれどお金に変えられない価値もある。
恋人や家族、友達も極端な例だとお金で解決できるので省くとして。
我々クリエイターやデザイナーはもちろん作品をお金で買ってもらっているが、それだけではない、と思う。

細部のこだわりや制作に対する価値観、そういったものはお金で解決できるものではない。
日々つくり続けること。
色々なものを見て回ること。
良い意味で稀に手に負えない天才はいるが、多くの人は自分の中と対話を繰り返すことで「自分」というクリエイターとしての価値を作り出している。
時間をかけてようやく醸成されるウイスキーのように。
だから絵を見ることで、音楽を聞くことで、その人となりがわかることがある。
作品には「その人」が詰まっているのだから。

だから、せっかくモノヅクリやってるのだから
「いくらお金を積まれてもこいつだけは渡さない」っていうものを1つくらいはつくりたい。

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