シロとハイイロ
小学生のころ文鳥を飼い始めた。初めての動物のペットだったと思う。
当時学校の飼育委員で毎日にわとりやウサギに餌を上げてていたこともあり、ペットショップへも毎日のように通っていて母親にせがんで1羽だけ購入してもらったのをよく覚えています。
背中に少し灰色の羽毛があったのでハイイロと名付けられたその文鳥は、(後々わかるのですが)メスの文鳥でした。
なかなか活発なハイイロは何にでも興味を示し餌もよく食べ私たち兄弟にもよく懐いてくれて一緒にあそんでました。
1ヶ月ほどして、やはり1羽では少し寂しそうだという理由で再び母親にせがんで2羽目の購入と相成りました。
名前はシロ。
ハイイロと仲良く過ごして欲しいなと思いながらも日々ピーチクパーチク喧嘩?(遊びですかね)しておりました。
そんな2羽も数年変わらぬ具合に過ごしておりましたが、ハイイロが鳥籠の餌場から止まり木に飛び上がった時に何かが落ちました。
たまごでした。
最初の一つは割れてしまいましたが、その後また産卵し、巣の中でシロとハイイロがなかよさげ?にたまごを温めていました。
小学生ながらに初めてのことでどうして良いかわからなかったですが、刺激はよく無いということで暗幕のようなものを鳥籠につけて暫し腫物に触るようにすごしていました。
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