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第47期最高位戦A1リーグ結果とその後

まーーーーーったく書きたくない内容のnoteを書く日がついに来てしまいました。

本当にまーーーーーったく書きたくないんですけど。

いい事ばっかり書くのもダサ過ぎるので、ちゃんと出た結果について書きます。

本当にまーーーーーったく書きたくないんですけど(しつこい)。

9/28(水)に第47期最高位戦A1リーグ最終節が行われ、結果は以下の通りでした。

-231.9のトータル12位で降級となりました。

終わった後のインタビューとYouTubeで直後の気持について話しています。

ここから1週間経ち、気持ちにも変化が訪れました。
まず、やはり1番驚いたのが麻雀を負けて泣く自分がいた事です。

そもそも麻雀はどんなに強くても半分近くは負けるゲームですし、プロの中でも負けの経験はトップクラスに多い方な私。

言ってしまえば負け慣れてます。

それでも込み上げる感情を堪えられませんでした。
強い選手に囲まれて、負けを受け入れられない訳ではないのに。

自分の中でよくわからなかったこの涙の理由が、時間が経つことで少し理解出来た気がしています。

喪失感

きっとこれなんでしょう。

スケジュールを見ている時に新輝戦の文字を見掛けてハッとしました。
新輝戦はA1リーガーは1次予選免除。つまり今度の新輝戦は1次予選から出場する必要があります。
他にも期首順位が下がることによって失うシードもたくさんあるでしょう。私が来期活躍する可能性はさらに下がったと言えます。

YouTubeを見ていてA1のオープニング動画が目に入りました。
話題になったこの動画、来年はここに名前が載ることはありません。

人生で1番楽しいと言える、強いプレイヤーとの麻雀。
来年は1番強いプレイヤー達と真剣勝負で打つ機会を失いました。

今期はリーグ戦をABEMAで11節44半荘も配信していただきました。その結果多くの人の目に触れ、応援の声を掛けていただく以外が爆発的に増えました。
来年はそんな姿を見せる機会も減り、これが続けば麻雀ファンの皆さんから忘れられていくでしょう。

時間が経つにつれて理屈で失ったものを把握させられています。
きっと感覚的に、あの時点でそれを理解していたから出てきた涙なんじゃないかな。

降級となった後もスケジュールが詰まっていた為、そこまで肩を落とす時間もなかったのですが、
土曜日に予定していたA2リーグ最終節の解説が対局者の体調不良で延期となりました。

これによりまるまる1日考え込む時間が出来てしまったのです。
この日は最高位戦の選手紹介記事「FACES」で下山選手の記事が掲載発表されたこともあり、色々な感情が頭を巡り整理がつかなくなってしまいました。

翌日は大事な対局、RMUクラウン準決勝だというのに。
当然キチンと寝られるわけもなく、お世辞にも良いとは言えないコンディションで当日を迎えます。

同卓者は市川健太郎(R)、鈴木颯(R)、野村遼吾(連)。
プロ入り1年目21歳な鈴木・野村を筆頭にプロ歴の浅い3人に囲まれることとなりました。
配信対局ということで事前に慣れない選手には説明が行われるのですが、その様子からも激しい緊張感が伝わってきます。
自分に対する不安もあった為、どんな対局になるんだろうと私まで少し緊張に充てられてしまいました。

実際の対局はこちらからご覧出来ます。

そんな中で3半荘戦い抜いた結果はこうなりました。

133で+2.2、わずか1.2ポイント差で決勝に進出することができました。
今の自分に良い麻雀が打てるのかとても不安だったその内容も、これまで続けてきた自分の努力が発揮出来た会心の出来だったと思います。

終わった瞬間は安堵と疲労でいっぱいでした。
しかし、時間が経つにつれて嬉しい気持ちがどんどんと強くなりました。

勝ち上がって嬉しい。
そして今嬉しい気持ちになれている自分が、競技麻雀に対する熱をちゃんと持てていて嬉しい。

この気持ちを再確認する事が出来て本当に良かったです。
降級は悲しいし自分の中で一生忘れられない出来事ですが、10/2をもって失ったものを悔やむのはやめて今持っていないものを掴み取ることに全力を尽くします。

まずは10/10(月祝)、第14期RMUクラウン決勝で連覇を達成します。
対局者は多井隆晴(R)、楢原和人(R)、鈴木颯(R)、そして私浅井裕介。素晴らしいメンバーになりました。
純粋に対局として楽しんでいただけると思いますので、是非ご視聴ください!!!


皆様のサポートが筆を執る力になります!ぜひよろしくお願いします(`・ω・´)