あまりにも意味がわからん、下書きにあった

さよならのにおいがする君の肌に触れて眠りたい。笑む人の目尻に隠された苦悩に気づけない。あたたかな電気が天井から跳ね返ってくる。飛ぶ。跳ぶ。網膜を焼く橙がにがくて泣きたい。愛されることに関する5W1Hがずっとわからないから爪を噛んでいる、ずっと。鈴のような声のあの子の視線はみずいろだから痛い。ベットシーツはいつまでも自分のにおいがする。さみしさと鳥の鳴き声に混ざる吐き気がどこまでも生きているから。何もいらないと言えるほど強くない。全部ほしいから足の裏が熱い。夏に追われて焼き切れてしまう背中、もうすこしだけ味わわせてほしい。

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