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細毛・軟毛の方の縮毛矯正、注意点と考え方
細毛・軟毛の髪の毛の特徴
自分は細毛なんですが…
ネコっ毛なんですが、縮毛矯正大丈夫ですか?
ペチャンコになりませんか?
というお問い合わせをよく頂きます。
太くて硬い髪の毛の方に比べると細毛軟毛は髪の体力が少ない。薬剤でもアイロンでもダメージしやすいため、細心の注意が必要です。
薬剤はアルカリ量を最小限にして。
でも癖は伸ばさないといけないのでそちらの力は保つ。という薬剤の調合が必要です。
薬剤の選び方と調合
縮毛矯正のお薬は、基本的にアルカリ性のものが多いです。髪の毛がアルカリに触れることでキューティクルが開き、その隙間から癖の結合を断つ薬が浸透していく。
癖の結合を切った状態でアイロンをかけて固定する。というのが縮毛矯正の原料になります
このうち、キューティクルを開く力・髪の毛を柔らかくする力と、癖の結合を切る力と言うのは別なものになります。これをわかった上で薬の調合ができるようにならないと細毛軟毛への対象は難しいです。
男性の髪の毛だからと言って、とりあえずハード!みたいな感じで薬を選んでしまうと髪の毛が柔らかくなりすぎてしまい、ピンピン・ぺちゃんこになってしまいます。
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ご要望のお客様。
癖も強く髪が細いので
薬剤の調合が重要です。
アイロン作業の注意点
アイロン作業においては髪を焼いてしまわないよう挟む力に気をつけるなどがまず必要なことでしょう。
縮毛矯正の作業中は、髪の毛が熱に弱くなっています。癖が強いからといって。癖を伸ばすためだからといってアイロンでぐっと挟んでしまうと髪の毛が火傷してしまいます。
太くて硬い髪の場合はある程度耐久力があるので大丈夫なんですが、細い髪の毛の場合デリケート!
アイロンによる熱の物理的なイメージは、トリートメントや再度の縮毛矯正でも直すことができないため、いちどやってしまったら終わりです。気をつけないといけません。
ちなみに酸性の縮毛矯正の場合は、先に述べた髪の毛を柔らかくする作用がないのですが、代わりにアイロンの熱の力をたくさん使わないといけないそのためこの物理的ダメージが怖くなります。
最低限のアルカリの力を使ってさらに少ないアイロンの力で縮毛矯正を成立させる。
細毛・軟毛の場合は対応がシビアになります。
専門美容師に任せることが賢明!
このあたりは縮毛矯正に慣れてる方・専門でたくさん経験のある方でないとわからないことがほとんどです!
普通に美容師をやっていたらそこまで縮毛矯正だけを深掘りして勉強したりはしないからです。
メーカーの規定どおりに薬剤を使うくらいの方がほとんどだと思います。
(現に自分も専門として勉強する前には全然わからないことでしたし、先輩方だってこの話しがわかる方はほとんどいなかったと思われます💦)
さらに男性においてはそこに加えて
「自然に仕上げる」というのが大事になります
のでさらに難易度はあがる。
出来れば専門でやってる美容師に
お願いするのがいいでしょう。
ボリュームについての注意点
また、ボリュームに関しては
「増えることはない」という点に注意が必要です。
根本を空け気味に縮毛矯正をかけるなど
「ボリュームをキープする」ことは可能なんですが…
SNSを見てるとあたかもちょうどいい髪質になる魔法か何かのように見えてくる気がしますが、ボリュームアップは難しいです。
そこはスタイリング等でカバーする必要が
あるでしょう。
縮毛矯正で耳後ろやハチ周りなど
不要なボリュームを抑えることはできるので
相対的にトップにボリュームがあるように
見せればバランスが良いシルエットを作りやすくすることはできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716545881302-Jfa3VR851H.jpg?width=800)
トップはしっかりボリュームをキープし
不用な耳後ろなどをタイトに仕上げ
バランス良い形になりました。
その点含めて直接カウンセリングでお話しさせて頂ければと思ってますので
気になる方はぜひご相談ください🙏
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