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「期待値」って言葉に振り回されないほうが良いかもという話(ヘムさんとカーリッジさんのツイート紹介)

この記事は、ヘムさんのツイートとカーリッジさんのツイートが素晴らしかったので、時が経っても見返せるようにするためだけの記事です。例のごとく自分の感想部分以外は全部読めますので安心してください。

検証結果)人気優待株には「優待株エアバッグ」と言われる暴落時の下落を和らげる効果は明らかに存在する。一方、暴落後の回復力は弱く総合で見ると成績は「割安優待株(実際の成績は+約60%/詳細は末尾の注釈参照)」に劣っている事が分かった。

期待値という言葉を使うことに意味がある人

こういう検証を自分でできる人は「期待値」という言葉を使っても良い、というか使うことにとても意味があるのでしょう。

ただ、私のような凡人には難しい。そういう人は無理に期待値という言葉を使わない方が良いです。「期待値を積む」といわれても私はうまく実践できません。この「期待値を積む」の人は基本デイトレとかスウィングで何度も試行回数を繰り返す人向けの思考です。試行回数が多いと、大数の法則で期待値の通りに収斂するということを前提としてます。それこそ1年で1000回とかトレードする人は絶対にモノにする必要があるでしょう。そういう人は最低限この本くらいは読んだほうがいいと思います。

この本は超簡単なので、期待値ってなんぞみたいなところで躓いてる人はさっと30分くらいで理解して、あとは実践で繰り返しましょう。


株って別に「ベスト」「トップクラス」でなくていい。それより市場のカモにされないことが最優先

でも、そうでない人が無理して厳密に期待値を把握してそれを積み上げるみたいなストイックな作業はやらなくていい。というかできません。トップ投資家は必ずこの話しますけど、「期待値を積み上げればいいんだ!」だけきいて実践できますか?できないでしょ?

期待値を積み上げるってざっくりとでいいから投資行動ごとのリスク・リターンの評価・計算が必要です。それができないからみんな困ってるわけでしょ? それができるからトップ投資家なので、我々はもっと手前に解決スべき課題がたくさんあるはずです。

いきなり株で第一人者になろうとか「トップクラスの人と同じことができないとダメなんだ」と思うから背伸びをしようとしてドツボにはまったり、自信を失って誰かの信者になるのが最適解だと思っちゃう。

別にこれはこれで好きにしたらいいと思うんですけど……

とにかく市場で戦う人よりも優位性(エッジ)があれば良い


バリュー株投資とか長期投資をやる人まで「期待値」って言葉を理解していなければいけないというわけじゃないと思います。

期待値じゃなくて優位性とか有利性とか言ってくれたら何も言わない

https://twitcasting.tv/aoidou/movie/776762345

カーリッジさんが語る「3つの基本」軸を意識する


カーリッジさんという超凄腕投資家さん曰く以下の3要素をバランスよくある程度身につけるか、あるいは1つだけでも市場平均よりも得意って言い切れるようになれば、「今のような相場環境であれば」なんとかなるそうです。

基礎基礎いうけど基礎ってなんだよって戸惑ってる人が多いので、基礎ってコレだよということを端的に表現してくれてます。さすがだ……。

基礎という言葉の響きに抵抗感があるなら「まず☆4投資家を目指す!」という表現はとてもいいなと思いました。


おまけ:トレーディングエッジ入門

この本は全体としては見るとそこまでおすすめではないですが、5章で「やってはいけないこと」について書いてくれているので、この部分と13章だけを書店や図書館でチェックするといいと思います。

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