『このライトノベルがすごい!2021』の結果が出ましたので。

今年も『このライトノベルがすごい!』の結果が発表されましたね!単行本・ノベルズ部門で「Babel」6位、「Unnamed Memory」11位おめでとうございます!連続で上位選出うれしい~~っていう気持ちと、前回より順位下がっちゃったなっていうちょびっと悔しい気持ちもありますが、いやでも年間何百何千?と出てるライトノベルの中でこういった場でランキング入りするっていうだけでやっぱりすごい!!おめでとうございます!!!
で、個人的に自分がどんな作品に投票したのかを、正式な結果も出た今ここに残しておこうかなって思います。今更感満載ですがw

作品・シリーズ

「Babel」
異世界トリップものに付き物である「どうして異世界でも言葉が通じるのか」問題に切り込んだ唯一無二の作品だと思います。主人公の雫が本当に大好きです、元の世界に帰るための旅路で見たこと、知ったこと、考えたこと、思ったこと、そのすべてで彼女は彼女に成った。そして最後まで読むからこそ分かる最初に繋がる面白さも満載で、最終巻終盤の畳みかけるような伏線の回収に引き込まれます!旅のパートナーであるエリクと雫の関係も最高に大好きです!ぜひ最後まで読んでください!!!

「Unnamed Memory」
ついに迎えた最終巻。もうどこにもない『王と魔女の御伽噺』。王と魔女ではない、関係性が変わっても変わることのない愛おしい比翼の二人がこのまま幸せになってくれたら、という気持ちがなかったとは言いません。それでも、私はWEB版で読んでいた頃から、最後のオスカーの決断がずっとずっと好きなのです。人間の矜持と愛情の物語だと思っています。続編も無事決定し、この先彼らの行く先を知ることが出来ることがとても嬉しく、どのような終わりが待っていようとも、最期まで見守りたいと、そう心から願っています。彼らの旅の終わりに安らぎが訪れますように。

「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」
ゲームの世界ではみんなを傷つけるラスボス女王であるプライド様が前世の記憶を思い出してから、逆にみんなを救っていく物語。よくある悪役令嬢に転生、という設定かと思いきや本来のゲームでの出来事が本当に洒落にならないほどえげつないし酷いし凄惨なので、その分彼らが救われていくさまが本当に嬉しくて感動が大きいです。出てくる人みんな魅力的で大好きになれる作品です。アイビー姉弟妹+アーサーが好きだ!!

「ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する」
必ず20歳で死んでしまい、15歳の婚約破棄時点まで巻き戻ってしまうリーシェの7回目の人生は、なんと6回目の人生で彼女を殺したアルノルトの婚約者!?というところから始まるお話。悪役令嬢とは??と突っ込んではいけない(たぶんw)。20歳までしか生きれないのを何度も繰り返していればもっと絶望に染まってもおかしくないところですが、とにかく主人公のリーシェが前向きで気持ちのいい女の子です。今回の人生では5年後の悲劇を防ぐことはできるのか、アルノルトとの関係も少しずつ進展していってる?のが可愛くて今後も楽しみです!

「死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)」
両片思い好きには堪らない作品だと思います。オリアナが元気で明るくて、でもめちゃめちゃ健気で大好きです。よくある前提情報まんまのタイトルかと思いきや、えぇぇぇなところで終わった1巻、2巻からが本領発揮タイトル回収となるのでしょうから今から続刊が楽しみです!みんな幸せになってね!!

女性キャラクター

水瀬 雫「Babel」
彼女は私にとってずっと大好きな女の子です。もっと命大事にして!!と何度思ったか分かりませんが(笑)命を懸けてでも人間としての精神の自由を貴ぶ彼女を、ずっと尊敬しています。最後の決断を己が責任によって選んだ彼女の人生が、どうか幸福なものでありますように。エリクと仲良く生きていってください!

ティナーシャ「Unnamed Memory」
月の満ち欠けのようにいろんな面を持つティナーシャですが、魔女としての彼女も、女王としての彼女も、どちらも愛おしい存在です。唯一無二の愛情をもってオスカーに寄り添う姿を、もっと見ていたい。幸せになって欲しいと心から願っています。

リーシェ「ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する」
何事にも前向きで、意欲的なリーシェが大好きです。果たしてごろごろ花嫁生活を出来る日は来るのか!?多分無理なところがまた可愛いですw

男性キャラクター

オスカー「Unnamed Memory」
彼はまさしく『王』だなぁと思います。いつも鷹揚と構えて弱さを見せることはない。とても強い人、憧れます。でも強い人が傷つかないわけでは決してない、彼の普段見せない内に秘めた想いに振れると、私はもうダメなんです……泣いてしまう……。好きです。

エリク「Babel」
普段全然感情の動きが見えないエリクですが、雫の事はめちゃめちゃに優しくて大事に思ってくれていて、雫に対してだけはすごく穏やかな表情だったり強い感情とかも垣間見せてくれたり……とにかくエリクは最高です!!雫にエリクがいてくれて本当に良かったなぁって思います。大好きです!

アーサー・ベレスフォード「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」
最初は何もかも諦めた少年だったのに、どんどんと自分の力で伸し上がっていく、みんなに愛されるイイ男。純情すぎて心配でもありますがw誰よりもカッコイイみんなの英雄です。

イラストレーター

森沢晴行
文庫版から引き続いて電撃の新文芸でもBabelのイラスト担当してくださり本当に嬉しかったです。めちゃめちゃいっぱい描いてくださってる!!!登場人物たちのいろんな表情を魅力的に描いてくださって本当にありがとうございます!!巻が進むごとに雫が成長していく様子も伝わってくる素晴らしいイラストでした。

chibi
世界観の表現が本当に素晴らしいと思います!毎回毎回絵画かな?!って思いながら拝んでいます///細かい装飾品の描き込みに至るまでデザインが秀逸で大好きです!!

八美☆わん
まずめちゃめちゃ絵が綺麗!!登場人物たちがめちゃめちゃ美形!!!美しい!!!いつも思わず見惚れてしまいます///


といった感じでした。ちらっと確認したけど自分のコメント掲載されてなかった&コメントは掲載されなければ作者様は届かない、ということを小耳に挟んだのでせっかくなので投票時に書いたのを修正して置いておきます。しかし改めて自分の投票を見ると全部単行本・ノベルズ対象の作品なんですよね(苦笑)。正直このラノの理念のようなものから外れてるんじゃないかって心配もあったりしたんですが、でも「Unnamed Memory」も「Babel」も無事ランクインして、他3作品も乙女部門?でピックアップ紹介されてて、よかったなぁって思いました。来年も参加するなら自分の好きな&応援したい作品に気ままに一票を投じていきたいと思いますw

いやぁそれにしても「Unnamed Memory」がこのラノ1位を取って、たまたま友達とお泊りの日が発売日だったから一緒にめちゃめちゃはしゃいだあの日からもう2年経つんですね……。それを思うとほんとアンメモもBabelも刊行ペース早いし、なんか怒涛の2年間だったような気がします。
今後はアンメモの続編を心待ちにしつつ、マイペースに……アンメモの感想の続きも……そのうち……はい……。気長に待っていてくださるとうれしいです……。

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