債権の価格が上げると利回りが下がる理由。逆も然り。①

おはようございます、あさひです。今回は投資の文脈で出てくる債権の価格と利回りが逆の動き、つまり債権の価格が上がると利回りが下がり、債権の価格が下がると利回りが上がる理由をわかりやすく解説したいと思います。

今回は債権の例として社債を上げます。ここで社債の額面金額と、社債の価格の違いについてお話しします。社債の額面金額というのは企業が期日になったら返済する額です。一方で社債の価格というのは実際に社債が売りに出されたときに投資家が買う価格です。つまり額面金額が90円で、価格が100円の社債が1つ売れたとき、企業は社債を買ってくれた人から90円を受け取り、期日になったら100円を社債を買ってくれた人に返すことになります。社債を買った投資家は90円で買ったのに100円が帰ってきたので10円儲かることになります。

さらに社債に1年ごとにいくらの利息を支払うかも記載されいて、その利息分の収入をクーポン収入と呼びます。社債を買った投資家はこのクーポン収入とさきほど申し上げた社債の額面金額と価格の差の合計で儲けを計算します。この儲けの合計が最終利回り、または単に利回りと呼ばれます。

今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!

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