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「満たされる」とは何か

こんにちは。朝霧です。

記念すべきnote初記事。
私が昔から抱いていた願望の話。
自分の中では好きな記事になるよう書くつもりだが………果たしてどうなのか。
読んだ方が決めてくださればと思います。



満たされたい願望

私は昔から漠然と、この「満たされたい」願望を抱えていた。
ただそれだけでなく、満たされたいと思うことは、今は満たされていないということで、この願望には常に劣等感や虚無感がくっついて回っていた。
そのため苦しい。生き辛い。
大人になり、精神科への通院を始め、少し和らいだが、今でもどこかつきまとう感覚だ。

満たされるって何?

しかし、そもそもここで疑問が湧く。
そもそも、満たされるって何ぞや?
人間に完璧な状態なんて存在しない。どれだけ高みを目指しても、上には上がいる。
なのに、漠然とこんな感覚を抱いている。
それが頭で理解できても、心では納得いかない自分もいる。
どうしてなのか。考えられる可能性として2つ考えた。

 パターン1  「満たされていない」感覚の方が重要である

つまり、「満たされたい」という満たされた状態を目指すというポジティブな動機ではなく、自分は「満たされていない」存在なのだというネガティブな動機の方が主要な感覚なのではないか?ということである。
理由はわからない。生まれ持った気質のせいかもしれない。環境のせいかもしれない。2つの合わせ技かもしれない。他の何かがあるのかもしれない。
とにかく、それらによって生み出される、孤独感、疎外感、劣等感。
いわゆる、自己肯定感の欠如。
それを解消したい思いが満たされたい気持ちにつながっているのでは?ということだ。

 パターン2  何か得たいものがあるのに得られていない

こちらは要するに、明確に目標とするものがあるのに、そこに手が届いていないパターンだ。
年収1億円は欲しいのに全然足りていない…友達が欲しいのにまだいない…恋人が………等々。

解消法

そのため、パターン1 の場合は自己肯定感の回復を目指すことが大事だろう。
となると、じゃあそのためにどうすりゃいいの?という話になってくるが、とりあえずここではこれ以上語らないことにする。
とにかく、苦しさがなくなるまで自己肯定感の回復を目指すことだ。
パターン2の場合は現実的に努力する。もしくは妥協する。これに尽きる。
世の中にはあれを手に入れている人もいるのに自分には無理。でも妥協もできず病んでいる、という場合、パターン1 との合わせ技で、根っこの部分では自己肯定感の低さが問題であることが多いように思う。
上には上がいる論と同じく、世の中、下には下がいる。上を見て病んでしまうなら、下を見て安心することもできていいはずだ。
それができないのは、自己受容ができていないから自分を否定し続ける目に陥っている可能性がある。
パターン1 の解消法も合わせて進めよう。


永遠に手に入らないもの

が、ちょっとここでパターン2をもう少し掘り下げたい。
そもそも、手にしたいと思っているものが、現実的に努力しても到底得られないものだったら?
どう考えても、生身の人間には叶えようがない、荒唐無稽な望みを抱いてしまっていたら?
対象は何でもいい。完璧で瑕疵のない幸福。世界の究極の真理。決して失われる可能性のない愛情。理想から一ミリもずれない自分自身の姿。
生物が本能的に食事や睡眠を求めるのと同じように、当然のようにそれらを求めてしまう。そんな人間がいたら?
真っ当な人は手に届く範囲のものを求める、あるいは妥協してそれらに満足するかもしれない。
が、決して手に届かないものに取り憑かれてしまう人間、というのは多かれ少なかれいるのではないかと思っている。
そして、それらの人間は決して「満たされる」ことはない。
もはや満たされない人生を宿命づけられていると言っていい。
彼ら彼女らは常に欠けており、現状に満足できず、現世に居場所を得られず、死ぬまで飢えた心でさまようしかない。

その一人だったらどうすればいいのか。
私も、前述したように精神科への通院も経験し、投薬治療やカウンセリングによって多少はパターン1の苦しみは解消されてきた。しかし、それでもなお癒されない思いがある。パターン2の具体的に求めるものも、まああるにはあるが、そこまで渇望するほどでもない。食うに困らない、慎ましい生活ができれば文句はない。
なら私もまた、永遠に手に入らないもののために、死ぬまで満たされないのだろうか。
諦めるしかないのかもしれない。

終わりに

ここまで読んでくれた物好きな方は、多分私と同じように、少なかれ満たされない思いに苦しんでいるのではないかと思う。
あなたの満たされない思いがどちらのパターンかはわからないが、少しでも楽になることを祈っている。
そして、もし、「自分も決して満たされない人間だ………」という方がいたら。
おめでとうございます。仲間が増えて嬉しいです。

それでは。
読んでくださってありがとうございました。

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