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Chromebookのすゝめ

この記事は大阪公立大学高専 Advent Calendar 2022 19日目の記事です。

初投稿です。一応5年生です。
この記事はChromebookとは何か何ができるか、そして私がどのような使い方をしているかを軽く紹介する記事です。

Chromebookとは?

Chromebookは、WindowsやMacなどとは違う、Googleが開発したOS「ChromeOS」を搭載したノートパソコンのことを指します。
WindowsのPCやMacbookに比べ、価格が安い傾向にあり、昨今のコロナ禍において教育用PCとして教育機関に導入されるケースが多く、近年シェアを伸ばしているPCです。

Chromebookでは何ができる?

Webサイトを見たり、メールを使ったり、通販サイトで買い物をするなど、一般的なブラウザアプリを使って出来ることであれば、WindowsのPCやMacなどと同じことができます。

また、文書やスライド、表計算もGoogleが提供しているサービス「Google ドキュメント」「Google スライド」「Google スプレッドシート」を用いることで対応できます。ただしこれらは一般的に使われるMicrosoftのOfficeと互換性が低かったり、機能がなかったりする部分があるので完全にOfficeの代替として使えるわけではありません。

MicrosoftのOfficeはWebブラウザで使用できる「Office Online」なら使うことができます。これらは無料で、Googleが提供しているサービスのものよりも互換性が高いので、出先で軽くファイルを編集する程度なら使うことができます。
ただしOfficeのすべての機能は使うことができませんので要注意です。

私が思うChromebookの強みとは?

ウイルス対策ソフトが不要

ChromeOSでは個々のWebページやアプリが「サンドボックス」という制限された領域で動作するため、もしウイルスに感染したページを開いても、他のアプリやタブには影響がありません。また、OSが自動更新されたり、内部データも暗号化されて保存されているため、セキュリティという点においてはWindowsやMacに比べて高いと言われています。

値段が安く、動作が比較的軽い

ChromebookはWindowsのノートパソコンに比べて値段が安い傾向があります。そしてOSが軽いため値段の割に起動や動作が早いという特徴があります。

AndroidやLinuxのアプリを使える

ChromeOSではAndroidやLinuxのアプリを使うことができます。一般的にChromebook用アプリというのは数少ないですが、AndroidやLinuxという別のOSのアプリを使うことができます。これによりChromeOS単体ではできなかったことができるようになったりします。(私はVisual Studio Codeでプログラミングしたり、KiCADで回路設計したりしてます。)

私が思うChromebookの弱点とは?

初期状態ではできることが少ない

先程、AndroidやLinuxのアプリが使えると書きましたが、逆に言えばAndroidやLinuxのアプリがなければ、ブラウザとブラウザ上で動くアプリくらいしかできることがありません。更に、Linuxのアプリを入れるにはまずLinux開発環境をONにし、コマンドラインでアプリケーションを入れる必要があるので、初心者にはかなり難しいと思います。

また、AndroidとLinuxのアプリどちらにでも言えることですが、ChromeOS上での使用を想定しておらず、表示が崩れたり、動作が不安定になることがよくあります。
つまり、PC初心者で回路設計やプログラミングなど専門的なアプリケーションが必要なことをされる方には向かないのかなと思います。

Web上で動作するドキュメントソフトの互換性が低い

ChromeOSではダウンロード版のMicrosoftのOfficeは使うことができないので、基本は「Google ドキュメント」や「Office Online」などWeb上で動くドキュメントソフトを使うことになります。しかし、それら(特に前者)はMicrosoft Officeとの互換性が低く、表示が崩れたりすることがよくあります。また、ソフトによって機能の有無などがあるので、WordでできるけどGoogleドキュメントではできないといったことがよくあります。

インターネットに接続していない時にできないことが多い

ChromeOSは基本的にインターネットに接続されていることが前提となっていることが多いです。例えば、オフライン環境ではWeb上で動作するアプリ「Google ドキュメント」や「Google スプレッドシート」は使用できませんし、挙げ句の果てには電卓機能すら使うことができません。オフライン環境で色々やりたい方にChromebookは向いていないかもしれません。

デバイスの性能が低いことが多い

Chromebookが安い理由の一つに、デバイスの性能が低くても十分動作するというものがあります。もちろんWebページを見るくらいで重くなったりすることはあまり無いように感じますが、Androidアプリでゲームをしたり、Linuxのアプリを動かしたりすると、性能が低い故急激に重くなることがあります。
私はChromebookでバンドリという音ゲーをやったことがありますが、判定が遅れたり、途中でタッチが切れたりなど動作が重い感じはかなりありました。また、ウマ娘に関しては動作すらしませんでした。

私流のChromebookの使い方

前述のように、Chromebookを使うには環境や用途を選ぶことが多いです。では、私がどのようにChromebookを使っているのか紹介したいと思います。
私はメインのPCはWindowsですが、持ち出し用のサブPCとしてChromebookを使っています。用途としては、タブレットのような画面でファイルを見たり、編集したりすることが必要なときや、「Chrome remote desktop」で外から家のPCを操作したりすることがメインとなっています。

全体的にAndroidタブレット感覚で使っていますが、いざというときは工夫したいでいろいろできるお助けマンといった使い方をしています。

なぜChromebookを使っているのか
~Chromebook のすゝめ~

私がなぜChromebookを使っているのか、それは単純にWindowsのノートパソコンを買うお金を渋ったのが最大の理由です。しかし、あまり後悔はしていません。なぜなら、工夫次第でいろんなことができる事に気づき、そしてその工夫を色々試し、色々なことをできるようにしていくのが楽しかったからです。
また、Chromebookは日々新機能が追加されており、最近はpdfの編集機能が追加されました。
Chromebookはシェアを伸ばしつつあるので、皆さんもChromebook
で色々試してみてはいかがでしょうか。

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