見出し画像

みんなで決めちゃう!? 「匠の、モモの誕生祝いプラン」


みなさま、先日はモモの誕生日祝いをありがとうございました!
モモも私も、幸せをいっぱいいただいて、本当に本当にありがとうございます。
心ばかりの感謝企画としまして、

みんなで決めちゃう!? 「匠の、モモの誕生祝いプラン」ゲーム!

を実行中です♡
乙女ゲームとかで選択肢によって主人公の行動が変わっちゃう、ああいう感じをご想像いただけましたら……!

てなわけであくまで鯖プレゼンツな非公式企画ですが、初回選択肢ありがとうございました~!

僅差で、リオとみずきが出てくることになりました!笑

匠の運命やいかに……!?

ーーーーーーーーーーーーー

匠「やっぱり間違いなく喜んでくれる、文房四宝にするか…。女子の服の流行なんて、おれには分からんしな」

材料の買い出しの為に自宅工房を出たところで、

みずき「呼ばれて飛び出てー!」
リオ「ジャジャジャジャーンッ♪」

匠「うわっ。なんだお前ら、どこから出てきた」
リオ「困ってる気配を感じて、ヘルプに来たよ~!」
みずき「面白がって遊びに来たわけじゃないからねっ。決して!」
匠「面白がって遊びに来たんだな……」

というわけで、二人に駅前のショッピングビルに連行された匠。
女子の人だかりで賑やか&華やかな店の雰囲気に、気圧される。

みずき「まぁ、まずはさぁ。矢神くんがモモちゃんに着てほしいな~♡ って服を選んでみてよ」
リオ「あたしたちがジャッジしてあげるからさ」

匠、渋面ながら、モモの為にと腹を決めて店に踏み込む。
唐突なイケメン登場に、ざわめく店内。
リオに気付いた女子らは「あれってF♡RCEの……、えっ、撮影?」と更にざわめく。

匠(モモに着てほしい服……。というか、祝いの贈り物なんだから、モモが着たい服であるべきだろ。普段どんなの着ていたか。顔ばかり見ていて、あまり記憶にないが……)

モモっぽいものをと、最初に手に取ったのは、桃色のワンピース。
が、袖もなければ丈も短い。
匠、無言でハンガーを元の場所に突っこむ。

みずき「あー、今、腕も足も丸見えだって思ったでしょー」
匠「……っ」
リオ「モモは足がまっすぐで綺麗だから、もっと出してもいいと思うんだけどねー。あたしみたいに」

言われて見やれば、リオは腰ばきのマイクロミニスカート。しかもヘソが出ている。

匠「ありえん」
みずき「意外と似合っちゃうと思うよぉ? モモちゃんのイメチェン、見てみたいな~っ」
匠「似合わないとかじゃなくて、やめろ。お前も腹壊すぞ」
リオ「ええー? 婚約者が独占欲強めだとタイヘンだなぁ。じゃあそーいう系は、今度あたしが勝手に着せるから、今はいいわ」
みずき「リオちゃん、今度いつメンでカッコよく決めて、ランド遊びにいこうよー!」
リオ「いいねぇ! みんなミニスカ縛りとか、イロチコーデでそろえたり?」

きゃっきゃと盛りあがる相変わらずな女子ズに、匠は目がすわってくる。

二人の計画が決行されれば、主さまの肌を不特定多数の男に晒すことになる。里にも面目が立たない事態な上、なにより自分が嫌だ。

本気になって服を選びだす匠に、リオ&みずき、にやにやを深める。

――そして。群れる客の視線をガン無視で、文房師の集中力を発揮する匠。
選ぶ服はオーバーサイズのニットや、分厚いロングパンツばかり。
二人に次々却下されるも、

匠「これならどうだ!」

突き出したのは、淡いミントグリーンのロング丈シャツ。
一見シンプルだが、袖がふくらんでいて、シルエットもAラインで可愛い作りになっている。

リオ「ああ、いいかも。はやりの色だし」
みずき「うん、優しいかんじがモモちゃんっぽいね」
匠「その、ランドとやらに行くなら、これで行け。いいな。たのむ」

リオ&みずき「「了ー解!!」」

会計に行く匠を見送り、二人はそそっと囁き合う。


みずき「……ねぇ。矢神くんさ。たぶん、あれ、長い丈のシャツだと思ってない?」
リオ「シャツワンピなのにね。最初のワンピより、めっちゃミニじゃん」

つっこまなくていいのか――とお互いに視線を交わすも、どちらも動かず、にやぁ……っと口角を持ち上げたのであった。

ーーーーーーーーーーーーー

矢神匠、受難。
というわけで、次の投票はTwitterにて♡
もしよろしければ、清き?1票をよろしくお願いしまーす!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?