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【ワンピースカード】総カウンター値52,000?!鉄壁の黒モリア概論

割引あり

はじめに

 この度、1月13日に開催されたフラッグシップバトルにおいて、12月9日の同イベントに引き続き優勝することが出来ました。2大会とも使用デッキは黒モリアですが、前回から構築が大幅に変わったこと、今の型が相当手に馴染んでいることからこの情報を共有したく、記事の執筆に至りました。

 素人につき、拙い文章の連続ではありますが、黒モリアを使う方、また対策を思案されている方の一助になれば幸いです。


1.これまでの変移

 私がはじめて使った黒モリアは、HARUさん(@Haru_tcg_)が関西の初陣戦で使用したリストでした。

 自分で1から構築を考えないのは強い構築の完コピが一番時間効率が良いと考えているためです。
 実際に回してみた結果、プレイングの問題もあってか、なかなか思うようにトラッシュが肥えず、プレイスキルと各カードの理解度が十分に必要な構築だと感じました。そこで自分なりにプレイを簡素化する目的で、1シンドリーの採用を検討することにしました。

自分なりにアプローチ

 序盤こそ豊富な特徴スリラーバークのおかげで動きが安定し易いものの、8モリアの釣り上げ先として強いパワーカードの採用は抑えてあるためバリューがそこまで出ず、カウンター値としての役割しかないカードが後半に溜まる展開になることが多かったです。裏を返せばカウンター値が豊富なため、カウンターレスを抱えるストレスはかなり少なく、回しやすい構築にはなっていると思いました。
 そこで問題となった後半の失速について考えました。このデッキのキーカードとなる8モリアは特徴の指定がないことから、リーダーモリア有りきのテキストをしている特徴スリラーバークよりも、単純な黒のパワーカードを釣り上げる動きの方が強くなりやすいことに気付きました。

黒のパワカにちょっと頼りたい

 先2後2で強いものの、着地狩りや除去トリガーに弱い4ローラは減らしました。特徴スリラーバークの嵩増し程度の認識です。5サボはトップシェアを誇る黄色やミラー等、環境への刺さりがかなり良く、4ボルサリーノも同様に黄色の5ゲダツと除去をKOに頼るミラーに強かったです。ただ4ボルサリーノに関してはこの時点では限定的だと感じたため、その枠をレベッカに差し替え、手出ししても強く1シンドリーが入ったことでトラッシュへ送りやすくなった3ヒナが再び採用されました。

12月9日フラッグシップ優勝(構築:よざくら)

 使った自分が言うのもおかしな話ですが、3ヒナと4レベッカの扱いが難しかったです。頭のどこかに4レベッカは3ヒナを出すカード(もちろん5サボやカウンター値も回収するが)という刷り込みがあり、それ自体が目的となることが多かったように感じます。ただ、先7ドンターンにおいてはレベッカ+ヒナ+L効果アブサロム、後6ドンターンにおいてはヒナ+L効果アブサロムといった黄金ムーブが存在しており(おそらく現時点においても最強)、必要ターンまでに準備が間に合えば相当高い出力が得られることもまた事実でした。
 リーダーモリアは、能動的にカウンターレスをトラッシュへ送ることが出来ます。決して嘘はついていませんが、これはあくまで特徴スリラーバークがトラッシュに落ちている場合の話です。つまり、事前に2ブランニューや1シンドリーをプレイしてあり、トラッシュに余裕があるからこそ可能な行動だと考えています(事故でやむを得ない場合は考慮しない)。5サボを出せばいいとか、◯枚までなら手札からプレイ出来ると言えばそれっぽく聞こえてきますが、裏を返せば、5サボを出さなければならず、◯枚も手札からプレイしなければならないと言うことです。
 強固と柔軟を兼ね備えるリーダーモリアの足を引っ張る側面がカウンターレスのパワーカード達にはどうしてもありました。

1月13日フラッグシップ優勝

 リストの整理は心の整理。なんて思ったことは一度もありません。分かれば何でもいい
 当日の朝私は、とあーる。人物へLINEを送りつけます。

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