ファン目線で見たRushWinRedの成長

※本記述は筆者目線の話であり、実際ご本人やチームメイトに聞いたら実は違う、という点もあるかもしれません。ご了承下さい。

2021年4月11日、CoDプロ対抗戦Springが終了した。

結果はLVが優勝し10連覇を果たし、2位CAG、3位Rush、4位RC、5位SZ、6位FAVとなりFAVは入れ替え戦へ回ることとなった。

さて、3位に終わったRush Gamingであるが、このBOCWシーズンは新メンバーSirius選手、Current選手の加入、新リーダーGorou選手の成長など、チームとしても個人としても大きく変化・成長しているシーズンとなっている。

そんな中、筆者個人として今回はWinRed選手の成長に注目したいと思う。

WinRed選手はチーム最古参の選手であり、日本のCoDシーンにおいて屈指のSMGプレイヤーである。とんでもないスーパープレイを度々魅せ、人間離れしていると評されることも少なくない。

そんなWinRed選手は一流のプロゲーマーである。

「これだけ強いしRush Gamingのメンバーなんだらプロに決まってんだろ」と思ったそこのアナタ、ちょっと待って欲しい。今回筆者が言いたいのは実力面の話ではない。振舞いや考え方の面を言いたいのだ。

WinRed選手はとてもサービス精神旺盛である。この写真を見て欲しい。

画像1

この写真は大阪ファンミの際に撮った1枚である。しっかりキメ顔である。

しかしこの写真、実は企画と企画の間のちょっとした待ち時間の際に撮った写真なのである。つまり、ちゃんと「さぁ今から写真撮影タイムですよ!」という時間ではない。その為、この写真を撮るほんの直前まで彼はしっかり気を抜いていたのだ。そんなちょっとしたオフモードの写真を撮りたくてあえて声を掛けずにカメラを向けたのだが、その瞬間彼はこちらを見て即座にこの顔を作ったのである。

ほんのちょっとのエピソードではあるが、それだけでもWinRed選手のファンサービスへの意識の高さが分かって頂けたと思う。こういう行動を自然と出来ることこそが彼の一流のプロゲーマーたる所以だろう。

そんなWinRed選手、昨シーズンまではインタビューをとても苦手としていた。というより、自分の考えや感情を言語化して伝えることを苦手としていた。BO4シーズン振り返りのインタビューも他の選手や当時コーチだったくるたみ氏と比較した際に圧倒的に長い時間がかかっていたと聞いている。いろんなことを考え、自分なりに言いたいことや思っていることがあるが、それが中々出て来ない。そんな姿を見ることも少なくなかった。

そんな彼であるが、BOCWシーズンになりチームにメンタルコーチが入り考えていることを言語化する取組みをしていること、若い選手が増えてきたこと、チーム全体として話し合うことが増えたことなどから、自分の考えを言葉にすることがとても上達している。プロ対抗戦Springの勝利チームインタビューにおいてしっかりとしたコメントを残していることなどからもその姿を見ることが出来る。

BO4、MWシーズンと不本意なシーズンを送り多くの苦労をしてきたWinRed選手が、BOCWシーズンになりチームの成長と共に個人としても大きく飛躍していく姿にぜひ注目して欲しい。


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