もう落ちようがないはずの人生のどん底でランペ沼に落ち、超元気になった話

プロローグ

まずさっそく2022年上半期の私の状態を軽く説明すると、ブラック会社に新卒で入社してしまい死んでいました(いきなり重)。
もともと頭がおかしめなのに、これ以上狂ってしまったらいけないと思い入社早々に退職。次の道を決めたものの、どんよーりとした日々を送っていました。

そんな人間が年末に有明アリーナでフラッグをぶん回すようになるまでの2022年下半期について書き残しておこうと思います。

出会い

ある日、Netflixで気になる映画を見ていたら、神尾楓珠くんの演技に感動したのでいくつか作品見よーとなっていたところ、行き着いたのが『私がモテてどうすんだ』

ええ、さっそく沼の入り口が見えてきましたよ。

わたモテで神尾くんを見るつもりだったのに、
ん…黒髪ふんわりイケメンがチラつくな……
あれ、この人ハイロー出てた人じゃん!(後述しますがハイローは履修済みでした)
たしか、吉野?北野?
そんな感じの字面の人だったはず……
いや目がくりくり過ぎんか?可愛い……… 

と途中から完全に神尾くんのことは忘れ(ひどい)、吉野北人さんのWikipediaに辿り着いた頃には着々と沼への道に帆を進めておりました。


〜wikiを読む私の心の中〜

北野じゃなかった、吉野さんだ。
ほくと。ふーん漢字は北人(きたんちゅ)なんだ。珍しいな。
え、それなのに南国出身? おもしれー…  
あ、RAMPAGE!知ってる知ってる!!
へー北人くんボーカルなんだ〜(そのレベルなら知ってるとは言わない)
バスケ経験者!ミニバスから?!私と一緒だ!!小中の県大会で優勝?!個人でベスト5受賞?!すげ!!全然一緒じゃなかった!!!

と、こんなにも楽しくwikiを読んだことがあっただろうか、いやない、というレベルで熟読し、そこから北人さん情報のインプットに勤しむ日々が始まります。

Wikipediaの悪いところは、信憑性が薄いところではありません。
どんどん関連リンクを出してきやがるところです。
はい、次はそのまま THE RAMPAGE from EXILE TRIBE に飛びますよね、当たり前に。

「メンバー16人?多。」というランペ初見の人が必ず言う台詞は、例に漏れず言いました。
そして、メンバー欄で見つけてしまうのです。
「川村壱馬」という文字を。

川村壱馬…?楓士雄だよね…ボーカル………?え…え、え?え、え?!楓士雄と司が現実世界では同じグループでマイクを握りボーカルとして14人を侍らせ歌を歌っているってこと…?!?!?!(すみません、この時の私はまだスリボであることを知りません)
これってめちゃくちゃ尊いのでは…?!

と、死んでいたはずの目をバキバキにたぎらせながらYouTubeでライブ映像を検索。

そう、終わりの始まりです。

一番最初に見たのが『100 degrees』
動画を開いて一発目、壱馬さんの「デーミオンファイアー…(鬼イケ低音ボイス)」で息止まるかと思った。


めちゃくちゃかっこいい!!!!!!!!!
楓士雄も司も歌が上手い!!!!!!待ってもう1人おった!!!!!!!!ほんでこの人の歌声すごい!!!!!!!!!!歌うめえ!!!!!!!!!

そうだった。LDHってめちゃくちゃ踊れる人とめちゃくちゃ歌える人しかいないバケモン集団なんだった。

そして次に行き着いたのが、ファーストテイク。まさかのバラードが2曲。
さっきまでオラオラ言ってた人の喉から出る声じゃなくてもはや引きました。
正直ここで完全に沼に落ちたと認めざるをえません。


この日から毎日狂ったようにマイプレ、Starlight、ワンディグ、スワプラを聴き込み、どんどんアルバムもダウンロードして順調に脳内がランペ侵され済みに。
この頃にはもうとっくにインスタもTwitterもフォローしていて、日々の供給量にヒエ〜〜〜と白目を剥きながら大喜びしておりました(怖い)

とにかく北ちゃんが好きすぎる

北人くんのインスタライブやTwitterライブを漁りまくる中で、ファンの皆さんから「北ちゃん」と呼ばれていることを知り、語感かわいい〜とメロメロになっていたら、時に自ら「北ちゃんです」とか言い出して何事かと思いました。そして「自分の可愛さを知っていて愛されていることも知っているプロだ…」と、全力で推させて頂くことを静かに宣誓。

自分が大勢から愛されてる自覚ある "プロ" はこちらが求めてることをサラッとやってくれるから大信頼なのよ。
自己肯定感の高い人が大好きなので「これは推している自分のことも好きにさせてくれるタイプの推し様だ…」と直感的に判断しました。
「これしたらファンのみんな喜んでくれるでしょ」を謙遜なくできるところ、推される側の人間は全員見習ってほしい。

そうだ、言い忘れてたけど、

北ちゃんの顔が世界一タイプです。

「新しい推しよ!!」とバタコさんになって勢いよく北ちゃんの顔を見せた友人たちには
「好きそう」「好みがわかりやすすぎる」「同じ顔じゃん」と言われました。

いや待て、この美白イエベ春(しらんけど)のツヤツヤたまごちゃんな美肌、ジュワッとグラデーションがかった血色の良いくちびる、皮膚が薄い感じの透明感、そしてくりくりドデカおめめwithバッサバサまつ毛がデフォで備わって尚且つ完璧なバランスで配置されてるの奇跡でしかないでしょ!!!同じ顔の人はおらん!!!とそこは厳しくいかせてもらいました。(厄介)

かわいい
かわいい
かわいい
かわいい

声も特徴的でゆっくりな感じが落ち着くし、ときどき出る宮崎弁が可愛すぎて笑っちゃう。
とにかく私のツボをとことんつかれてしまいました。そのうち国宝級イケメン第1位取るって予言しておきます。

毎晩インスタYouTubeツイッターで「吉野北人」と検索しないと生きれない体にされてしまったおかげで無事に日々の潤いを取り戻しました。(元気になった!!!)

ただ、22歳無職としては「推し事」する前に「お仕事」をしなければならないので、あんまり羽目を外しすぎてはいけない…
RAMPAGE全体はよく知らないし、LDHはグッズも多いみたいだし……
グループ推し始めたらいよいよお金も時間も何もかも失う気がする。そこは気を確かに持とう。

そう思っていました____



約1週間後



全員の顔と名前を把握

これはもう無理だあ。
だってかっこよくて可愛くて面白くて仲良しで楽しいんだもん。むりむり。
全然グループごと推す。推しいっぱいいる分、いっぱい勉強して、いっぱい稼いで、いっぱいオタ活すればいいんだから。

「推しの生活費オタクで割り勘すること」

これがオタクのモチベーションなんだから。

と開き直るまでは秒でしたね。
(一応金銭感覚は常人を保っています。2023年1月現在)


そしてここから怒涛のように次から次へと供給が舞い降りてくるのです。


供給の嵐

沼落ちのタイミングを狙ったかのようにやってきたのが、メインキャストとして北ちゃんが出演した『魔法のリノベ』

可愛くて不憫でプリプリしてる竜之介を見るのが楽しくてしょうがなかった。
絶賛人生リノベ中の私にとってはグサグサに刺さるドラマだったし、最終回が終わった瞬間からロスになったのを覚えています。
今これ書きながらも竜之介に会いたくなってる……竜之介、元気かな……しわ寄せ頑張ってるかな………


そしてまほリノが終わりに近づいていた9月。

超特大エンターテイメントが我々に放たれてしまうのです。


『HiGH&LOW THE WORST X』


もともと志尊くんや山田くんが好きなのでザワは死ぬほど見ており(なぜその時点でLDHに気づかなかったのかは最大の謎です)もちろんザワクロも前々から見に行くつもりだったのですが、モチベーションが桁違いに跳ね上がっていました。

ランペを知った上で初めて映画館で楓士雄と司を見れる!昂秀&龍ペアも!いっちゃんも!まこっちゃんも!陣さんも!

またランペとほぼ同時にファンタの沼にもズブズブだったので、志尊くんの鳳仙にはなっちゃんがいる!鈴蘭にはゆせと慧ちゃんがいる!!
なんなんだこのパラダイスは〜〜〜状態です。

そうして期待値がカンストしていたにもかかわらず、そのハードルをはるか上空で超えてくるザワクロには脱帽でしかなかった…… 


そして来たる9月27日

北ちゃん初現場。

!!!!写真集As i の書店イベント!!!!

オタク歴はまあまああるので先着慣れはしており、いつもの必勝法で無事に2冊券をゲット。推しとのツーショなんてそんなのオタクの夢叶えたろかスペシャルじゃないですか… 

ただ接近戦は過去に一度だけしか経験したことがなく、その時も推しを目の前に無力化してしまったので、準備は大事!と意気込んでいたのですが………

…………はて、準備???
何を???何をすれば良いの????
LDHのファンの方々はボードとやらを持つらしい……いや何を書けば良いのーーーー????
と1ヶ月前からアタフタする新規オタク。

結果「最近ファンになったので今日初めて会えて嬉しいです」という事実と私情だけの大猫かぶりボードを作成。あわよくば名前も呼んでほしいという気持ちで名前も書いておきました。(ほら、初対面で名乗るのは常識だし…)

もう北ちゃんの記憶に残らなくてもいい。
ただでさえ朝から晩まで大変なのだから、私あたりで一回脳を休めて惰性で撮ってもらうぐらいで全然いい。
北ちゃんを生で見れればそれで………うん、まあなんかちょっと喋ってくれたら……(強欲)

そんなこんなで当日を迎えます。自身のスマホにも「吉野北人さんを撮るという自覚を持てよ!」と喝を入れつつ、向かったHMV & BOOKS SHIBUYA。 

北ちゃんとの数秒間は、紛れもなく私の人生の宝となりました。

名前呼んでくれた………「ありがとうございます!」と目を見て言ってくれた……
すごすぎる………本当に会えた………会えちゃっていいのか…………すごすぎる……!!!!

こちらが必死で書き起こしたツーショの記憶

今までの推したちは、会えているようでこちらが一方的に見ていることが多かったので、私のオタク人生において北ちゃんとのツーショはかなり青天の霹靂でした。
ニコニコ完璧スマイルな北ちゃんの横で私は微妙すぎる写真写りでしたが、北ちゃんと並んで同等に可愛い人間なんておらんやろという精神を胸に、心ポカポカで初現場を終えました。

イベント直後に会った友達にハートのお裾分けをした写真(浮かれすぎ)


今考えてみると、この頃から私の私生活も順調に前に進み出した気がします。バイトを始めたり、予備校に通い出したりと、人間らしさを取り戻しました。
(余談ですが、本当に就活は本気でやった方がいいです。就職失敗はかなりしんどい。)


その後も、コスメの新ミューズ就任ジェンダーレスアクセサリーのデザインコラボなどなど、大きめの供給がバンバン続き、あっという間に年の瀬を迎えます。

ちゃっかり雑誌撮影地でオタ活しちゃったりして



そして年末

12月29日 有明アリーナ

来ちゃった……………!!!!

とうとうRAMPAGEのライブに来てしまったぞ!!
ファイナルにして初めての参戦。慣れないLDH現場で天井席なのはむしろありがたかったです。ランペ沼の入り口に立っている妹を帯同させ「いくぞ…ブチあがろな…いける、私たちならいける…」と謎の緊張とテンション。

そんな中偶然にもポスターにサインを書きにきたほくいつまこに遭遇しました…!
ラッキーにも程があるだろと逆に冷静になる我々。訳がわからなくなった妹は「もう帰る…?」とか言い出しました。
最終的に「こんなラッキー体験をしたんだから、もう何にでも優しくいられるよね」と悟りを開く境地。そんな、初参戦にして特殊すぎる精神状態で開演時間を待ちました。

結論

むちゃ楽しかった!!!!!!!!(アホ)

スリボの歌声を生で浴びれてとにかく感動……天井まで響き渡る澄み切った北ちゃんの歌声は雪肌精かと思ったし、モニターに映る壱馬さんの破壊力には「マイロード…!!」とひれ伏したし、RIKUさんは絶対に全身の筋肉から声が出てた。

時々声が漏れてしまう私と裏腹に、妹は終始無言でとにかく旗を振り続けており(楽しめてるかな…)と途中不安になったのですが、
「一応セトリは一通り聞いてきたけど、とりあえずMY PRAYERが聞ければそれで満足」
と事前に言っていただけあり、マイプレのアウトロでおもむろに旗を置き、誰よりも大きな拍手を送っていました。
妹、感動してるやん!!と笑いそうになった。
そして、そんな妹がライブ中に唯一発した言葉が「昂秀!?」だったので、沼落ちの瞬間を見たようで姉は嬉しかったです。

RAY OF LIGHT の文字通り照明のレーザーもとにかくかっこよくて、しかも16人全員が光であるというコンセプトの胸熱さに感動が止まりませんでした。
本当にいいライブを見た……
最高の一年の締めくくりになりました。
感謝……………

澄み渡る青空に映えるRAMPAGEさん


エピローグ

2022年は個人的に人生の節目となる怒涛の一年になりました。
しかし、病める時も健やかなる時もそこには推しがいて、モチベーションも希望も笑顔も何もかも与えてくれる。
そんなことを再確認した年でもありました。
新たなる最高な推しとの出会いに感謝しかありません。

見切り発車で書き始めた沼落ちブログでしたが、2022年下半期の記録としてこんなに長くなってしまいました。でも、見切り発車、計画性の無さ、口数の多さはオタクの特徴なのでしょうがない(バカでか主語)。

以上、とにかくこれからもTHE RAMPAGEの光が何にも遮られることなくずっとずっと続いて世界を照らしてほしい、そして彼らにたくさんの愛情が注がれて幸せでいてほしいと願うオタクの沼落ちブログでした。

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