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高島嘉右衛門という人@気になる人物 6

この人の話は実に面白い!!

「横浜の父」と言われています。
関西人にはピンときませんが。
横浜に詳しかったりする人は名前で、もしや?アレか?と思うかも知れませんね。

幕末に活躍した事業家。
江戸で外国人相手に商売をしていましたが、ある違法行為で牢屋に入れられてしまうことになります。

その後、料亭旅館を営み、そこに出入りしていた伊藤博文や大久保利通が常連である中、彼らに東京横浜間を繋ぐ鉄道があれば、人流物流の発展になる。と提案したそうだ。

線路を引こうと計画したが、直線で線路を結棒と思うと湾を埋めなければならない。
資金のない政府は、工事を請け負ってくれる者にその土地を進呈する。と業者を募り、その中に高島嘉右衛門がいた。

彼は工事は請け負うが、それを国に帰した。男前!
政府は、それではかわいそうだなんてことになり、横浜の周辺に高島という地名をつけた。
高島平、新高島など今も駅名になっているあのあたりの土地は嘉右衛門の姓から来ている。

線路工事やそれに伴う埋め立て工事も出来るくらいの財閥級の財を持っていたにも関わらず、欲がなかったのか、投獄された経験からだろうか、人、地域に貢献することを“よし”としていた節がある。

その後、ガス燈を明るくするために日本初のガス会社まで作ってしまう。
横浜に今なお、ガス燈が似合うのもわかる気がしますね。

そういった社会貢献をする中で学校も作る。
後に政治家、首相にもなる人物もここから輩出したらしい。

それでいて、とても多才なのは、
易学にも精通。「易聖(えきせい)」と言われている。
いわゆる占いの世界での天才だったそうで、著名人がこぞって訪ねていたようです。なんせ西郷隆盛の死、伊藤博文の死も当てていたみたいです。

天才過ぎて、伝授が出来ないので生涯弟子は持たず、残しもしなかったようで、
高島暦として名前は残っているが本人の意向ではないようなんですよね。

幕末から明治にかけて活躍した高島嘉右衛門。
先見の明がありすぎる。
・外国人相手の商売(焼き物の販売)
・政治家のたまごと繋がる(旅館経営で情報集め)
・鉄道を作る、中心人物(物流改革)
・ガス会社を作る(夜も活動できる)
・学校経営(政治家育成)
・易学(無料で占い)

こんなに功績があるのに、名は通っていない。
知らなかった人も多いと思う。
横浜の「高島」という地名と駅名は知ってるはず。
「高島暦」は知ってるはず、本屋で平積みされてたりする。

いや〜面白かった。

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