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6月の入学式で感じたこと。

最近は「非日常」がすっかり馴染んで「日常」になりつつありますね。

コロナの影響で、少し前までは「イベントの延期」や「内容を変更する」といった話ばかりを耳にしていましたが、ここ最近は来年に向けての話を聞く機会も増え、やっと気持ちが追い付いてきた感じです。

今年は卒業式の中止や規模の縮小に、大阪では6月の入学式と本当に異例な事ばかりでした。

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6月の入学式

この「6月の入学式」も決まったのが直前で、6月はもう暑い。
お母さんが着物を着るにしても単衣(6月と9月に着る着物)の季節だし、今年のご依頼は無いかな・・・
なんてタイミングでしたが、意外にも春と同じように着物を着る方が多かったです。

当日のとある小学校では、着物姿のお母さんが半分くらい。
それも皆様なかなか華やかな着物で、少し意地悪な言い方をしてしまうと「みんな貸衣装なのかな・・・」といった感じ。
なんとなく同じ感じになるんです。色とか、柄とか。

だいたいオールシーズンで着回しが出来るように、季節ごちゃまぜの花が描かれていて、色は汚れても目立たないように薄い色の中でギリギリまで濃くした色。

それが悪い訳じゃないのですが、ずらっと並ばれた時に感じる違和感。

それが、何故か少し離れた別の小学校では、着物姿のお母さんは1クラスに1人か2人。
無地の着物か、地味な柄の着物が多い印象。

違いは何でしょうか。
土地柄やご両親の年齢層はもちろんですが、気軽に着物を借りる事が出来る実家が近くにあるかどうか。なども関係があるのかもしれません。

節目のハレの日に着物を着るなら、横並びの似たような着物じゃなくて
もっと自分らしさを出しつつ、もちろんその場にふさわしい装いで
季節感や祝い事への喜びの気持ちを表せる。
そんな着物姿が増えると素敵だろうな~と想像していました。

丁度、その頃に準備をしていたサイトがようやく形になりopenしたので、少し宣伝させてください。

貸衣装用に作られた着物だけではなく、ご縁があって巡り合った着物を取り揃えました。
着物をお召しになる日に、お店まで取りに来て頂ける場合のお着付けはサービスとなります(ヘアセットやメイクは別途)

着物の事、何もわからないし何も持ってないけど、着たいな!
という方の、クローゼット代わりになれれば嬉しいです。

それにしても、6月末のあの蒸し暑さの中で、着物にマスク姿はどれだけ過酷だったことか・・・
頑張ってお召しになられたお母様方、本当にお疲れさまでございました。

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