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夢の架け橋
私の今までは、諦めと挫折の繰り返しだ。
割合の比率は「諦め」の方が多め。
そして、その諦めは生まれた時から遺伝子レベルで決まっている。
本人の努力ではどうにもならない。
どう足掻いても覆せない。
本人の意思が届かないところで、私の体を蝕んでいく。
その怖さを理解できるだろうか。
まだ見たいところがたくさんあるのに。
「努力すれば、何者でもなれる」
「私たちにできない事はない」
そう思っていたのに。
でも、悔しいけど、1つだけ言えることがあるとすれば、挫折と同時に起こっていることがある。
私がやりたいと思っていることは、周りの人が叶えている。
私が思い描いてた姿を、体現してくれている人がいる。
それだけでいいのではないか、そう思い始めている。
でも、それでも、やっぱり、
バトンを回し続けたかった。
ステージに立ち続けたかった。
人前で踊り続けたかった。
写真を撮り続けたかった。
今ではもう会えないあの人は、私と1日過ごしただけで言った。
「挫折、たくさんしてきてるでしょ、見てれば分かるよ。」
あの人は今何しているだろうか。
目に見えるほど、負の感情が外に溢れていたのだろうか。
今ではどう見えるのだろうか。
もう会えないあの人に言いたい。
「もう少し頑張るから。頑張ってみるから。だから、もうそんな事言わないで。」
aS
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