第一打(特殊事情なし)

私が麻雀において考えていることを明文化していく。
前提として私はメンゼン守備型でうっている。副露率は極度に低い。
副露型の打ち方においては不正解のことを書いているので是非参考にしないでほしい。

まずは第一打についていくつか考えていく。
そもそも同じ配牌でも点数状況によって打つものは変わるが、ここでは平場で特殊な事情がない場合を想定する。特殊な事情とは、供託がたくさんあるとか、オーラスだとかラス前だとかであり、そのようなことはここでは想定しない。

ルール:天鳳段位東南戦
 局 :東1〜南2を想定(東1局と表示しているが)
ド ラ:そのもので表す(ドラ南と書かれていたら南がドラ)
状 況:平場、特殊事情なし

Phase1:字牌をきる(局参加をする場合)

 第一打に字牌が選択されることは多い。ここではその切順を明確にする。

 Case1・メンゼンで行けそうなパターン

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 孤立牌として、8p2sあたりを切りがちだが、
233m 56p 55s 68sと現状4ブロックでターツが足りていない。かつ、成就すればそれなりの手になりそう。この地点で切るものは字牌になる。
 このとき南をきるか發をきるかは打ち手による。私は以下の3つが揃った時(特に①②が揃った時)は役牌→オタ風で切るようにしている。
①メンゼンであがれる見込みがある手牌である
②發が重なっても鳴かない(3900はつまらない)
③役牌に頼らなくても他にあてがある(上の例ではタンヤオ)
役牌から切るメリットは周りに鳴かれない為である。メンゼンで勝負したい為、全体の速度は遅くしたい。1巡目に打つと、例え役牌トイツであっても鳴けることは相対的に少ないはずである。
結論:打發

 Case2・ドラはあるが、役が不足しているパターン

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基本的に満貫を目指すことは全体の麻雀感(作成予定)のページで書こうと思うが、
逆算すると、ドラドラ以上の手はリーヅモドラドラができるチャンス手であると思ってよい。
上記の手はドラのオタ風西がトイツである。この地点でオタ風の南よりも發の利用価値が高まる。また、愚形フォローとして7mを残し、上目の三色やメンゼンを見るのも良い。
チャンス手の時は
①真っすぐ進める牌(7m南發が候補)
②手役に必要な牌は除く(發が消える)
③愚形をフォローできる牌は除く(7mが消える)
④残りの牌で危険度比較で打つ
この順を意識すると自ずと捨てる牌は決まる。
結論:打南

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補足としてこのような場合は、
①で候補が9p南發となり
②で發が消え
③はなし
④で9pと南の比較で打9pを選択する

 Case3・字牌優越

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※ドラは字牌とは関係のない、持っていない数牌とする。(9mなど)
ここでは字牌の中で何を選択するかの話をする。
これが東場なのか南場なのか、自分が何家なのかによって大きく変わる。
ターツ不足なので基本的にCase1のように役牌→オタ風の順で切る。
①東場東家
 ダブトンの価値が大きいので、
發→南・西→東となる。東は結構ギリまで持っておく。
打点不足の場合、数牌を先に切ることもよくある。
②東場南家
 鳴かれたくない順に切るので、
東→發→南→西となる。南と西の順は逆でもいい。
③南場東家
 今度は鳴かれたくない順を牌はダブナンである。
南→發→東→西となる。東と西の順は逆でもいい。
④南場南家
 ダブナンの価値が大きいので、
發→東→西→南となる。親に鳴かれたくないので東→西となる。
打点不足の場合、数牌を先に切ることもよくある。

Phase2:字牌をきらない

Phase1では、真っすぐいく時に何をきるかという話をしたが、
ここでは真っすぐいっても厳しいと判断した時に
何を切るかという話をする。
そもそも真っすぐいくかいかないかを判断するのは全体の麻雀感のページで書こうと思うが、字牌をきらないときにも大きく3種類ある。
 ①Phase1-Case2の補足のような孤立1,9牌などの不要牌
 ②染め手やチートイツなど字牌の方が価値が高くなる手配
 ③バラバラ事件でアンパイを抱えた方が良い手配
このうち①は基本的にメンゼンリーチが見える配牌。
②は配牌の程度によって参加気味か不参加気味かが変わる。
③は局にだいたい不参加の配牌である。

 Case1:ターツが足りてるくっつきに不向きな孤立牌
 Phase1,Case2の補足を参考。

 Case2:字牌の価値が高い手配
 和了率だけを考えれば、真っすぐいけば良い。
 そして和了できたときを100点、放銃に回った時を0点としよう。
 100点か0点をとるのではなく、守備力を高めて0点はとらない麻雀を
 打つことを目的とする。そして、たまに120点、150点を狙いに行く。
 これが私の麻雀である。
 もちろん放銃=悪とするわけではないが、自分にドラがない時は、
 ドラは他家にあることが多いので、リーのみリーチをかけて、
 追っかけられた日にはホントに背筋が寒い思いをするのである。
 全体の麻雀感でも述べた通り、いかに自分が有利な勝負をするかである。

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 さて、それを考えた時上記の配牌で何を切るのか。
 真っすぐ打つならもちろん打北である。
 しかし、打北をした時、赤が入らない限りはリーチのみ手の愚形。
 東が重なっても2900なら鳴きたくない。ホンイツがつけば12000。
 よって、この手は12m外しから入るべきと考える。
 (さすがに46s外しは赤5sが痛すぎるのでね…)
 そして、1mと2mでは瞬間3,4m引きの234の三色がある分
 1mから外すべきである。(3,4m引いたらさすがに打北。)
 この他にも序盤は逆切りよりも順切りの方が良いケースが多い。
 結論:打1m

 Case3:バラバラ事件
 天鳳は9種9牌が流せるが、それに近い配牌が一番悪い配牌となる。

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 いわゆるデジタル的な打ち方では、この配牌でもツモが良かった時を
 考えて打西とかをするが、私の場合「ツモが良かった時」よりも
 「真っすぐ行ってアンパイに困る」ことの方が多いと考えている。
 それに字牌が重なると字牌以外を仕掛けても安全度が確保されるので、
 オタ風でも字牌を重ねたいと考えている。
 このような配牌をもらった時に考えることは
  「どんな最終形だけは逃したくないか」である。
 上記配牌であると、ダブ東、123三色、ここらは絶対に逃したくない。
 かと言って、東以外の字牌に手をかけたくもない。8p7sなどの孤立牌は
 123三色になったときのくっつきターツ候補として残したい。
 6mは現在唯一のヘッド候補である。
 「え?唯一?1pあるじゃん。」
 もう一度思い出してほしいが、最終形で逃したくないのは
 123三色であり、1pは123として使うので、1pは一枚余剰だと考える。
 1pの縦とか逃しても痛くもかゆくもない。むしろリーのみに向けて
 前進しなくて済んだラッキーくらいに思っている。
 配牌が悪いときは逃したくない最終形を想像して、
 その最終形に不要な牌を切るのがベストだと考えている。
 なので、ツモが良かった時あがるという考えはデジタルと同じであり、
 そのツモが良い場合を制限している点で考えを異にするのである。

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(2021/03/05作成部分)今後追記の可能性あり

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