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【アラカ】
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65692978/picture_pc_94757d69bf1bc0db9cdd7d962dbf56bf.jpg?width=800)
海を産んだ魔女ママ・マーに造られた海賊魔女であり、人造の鮫人。
サメと人間の子供を使い、マーが『アイラ・ライラ・カイラ』と呪文を唱えたことで、アラカが生まれた。
しかしアラカは片耳が欠けた状態で生まれてきた。
なので、マーはアラカのことを『欠け耳』と呼んだ。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65693005/picture_pc_422cf692897fcdab1358473df4f1ebb4.jpeg?width=800)
これがママ・マー。
アラカのことは、可愛いがっている。
海を産んだ彼女は自分の子である海に、陸上の生き物の侵入を許さない。
アラカに、海へ入ろうとする陸の生き物をなぶり殺しにさせていた。
アラカはマーを母として慕っていたが、名前を呼ばれるたびに、マーに認めてもらえていないと思い悩みコンプレックスを抱えていた。
マーに認めてもらうため、マーを守れる強さを欲していく。
人間は女より男のほうがデカくて強いと知り、男らしい見た目にして、マーの願いに応えようとした。
でもマーには『欠け耳』と呼ばれ続けた。
ある日、欠け耳は人間に捕まり、錘を付けられ幽閉されてしまう。
何年かかけて魔力を筋力に変換する魔法を編みだし、錘を武器にして壁を破壊し外へ出ると、もうマーは人間に殺されていた。
欠け耳はマーだけが心の拠り所だった。
マーを蘇らせる方法を探しに、欠け耳…以降はアラカと呼ぶ…は、ひとり旅立っていった。
人間はマーの核に値段をつけ、大金を求め争っていた。
アラカは人間をなぶり殺しにし、次こそマーを取り戻した。
アラカは核にあの呪文を唱える。
『アイラ・ライラ・カイラ』
果たしてママ・マーは、息を吹き返した。
「母さん」
アラカは母の名を呼んだ。
ママ・マーはアラカの名を呼ぶ。
アラカは母と生涯一緒に過ごした。
二度とアラカは『欠け耳』とは呼ばれなかった。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65693076/picture_pc_865dda603696387a17e80f0020d730c9.jpeg?width=800)
ちなみにこれはアラカイラ。
魔女団の元で、ププカ・マコ様をマムと呼び愛している。
Link・ププカマコ魔女団
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