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あの日から始まった闘い

今から約4年前。

夏休み明けで、まだまだ暑い日が続いていました。

そんなある日。

学校から「具合が悪そうなのでお迎えに来てください。」と電話があり、すぐに仕事を早退し学校へ向かった。

職場から学校へ向かう途中、また学校から電話があり、

「今どの辺りにいらっしゃいますか?」と聞かれた。

「もう学校の近くなのですぐ着きます。」と答えたのですが、

「かなり具合が悪い様子なので救急車を呼びます」とお話があった。

私は救急車を呼んで頂くほど具合が悪いとは思ってもいなかったので、慌てて保健室へ。

保健室のベットで横になっていた娘はとてもぐったりとしていて、顔色も悪かった。

私の「大丈夫?どこが苦しい?痛いとこある?」との問いかけもあまり答えられず、

確かに救急車を呼んで頂くくらい具合が悪い様子だった。

救急車が到着。

学校から救急車へ乗り、病院へ。

この日はとても暑い日だったので

最初は熱中症?脱水症状?かと思っていたのですが・・

先生が診てくださって、血液検査をした。

その結果を見て、先生からお話があった。

血液中の数値で異常が見られる部分があり、ここの病院には専門医がいないので小児専門病院へ行きましょうとの内容だった。

私はぐったりした娘の様子を見てから、救急車に乗り、軽くパニックになっていた。先生からのお話も聞いていて、まさかの内容だったので頭の中は真っ白に。

すぐにパパに電話をして状況を話し、下の子のお迎えを頼み、病院へ来てもらった。

パパが到着して直に救急車が病院へ到着。

本日2度目の救急車へ乗り、市外の小児専門病院へ向かった。

救急車の中で、私の不安はますます増える一方だったが、

病院へ同行してくださった先生が娘をずっと診ていてくださり、

私の心配までしてくださって、声をかけてくださって

しっかりしなきゃ!と我に返った。


小児専門病院へ到着。

専門医に診ていただいた後、

娘は入院病棟へ。


病室で娘の病気について先生からお話を聞いた。


病名は「ネフローゼ症候群」

今までの人生で一回も聞いたことのない病名。

家族に腎臓が悪い人は1人もおらず

どうしてうちの娘が・・・と思うばかり。


さらにこの病気は原因不明の病気と聞き、

どうして?なぜ?

今朝「いってきま〜す」と家を出るときには元気だったのに・・・



どうして気づいてあげられなかったのか・・と何度も自分を責めた。




病気についてお話を聞いている中で、先生から最近浮腫んでいることがなかったかどうかを聞かれた。

思い返してみると・・

ここ数日、朝起きてきたときにまぶたが泣いた後のように腫れていることが続いていた。でも学校から帰ってくるといつも通りに戻っていて・・と話すと

それは実はこの病気のお知らせだったそうです。

医師や看護師でなければ、まぶたが腫れているのが続いていて、病気かもしれないと疑うことはなかなか難しいことですよ。とは言われたのですが、気づいてあげられなかったなんて・・・と自分を責めてしまいます。



娘も病室で一緒に先生からの話を聞いていて、全てを理解できてはいなかったと思うのだが、最低でも2ヶ月間の入院が必要と聞き、ショックで泣いていた。

娘は当時9歳。

学校が大好きな子で、明日から学校に行けなくなってしまったということに1番ショックを受けていた。

病気のことは、急に言われたところでよく理解できないのは当然。

先生は娘にもわかるように何度も時間をかけて話してくださった。


そして、娘の病気と向きあうため、病気についてまずは勉強してください。と先生からお話があった。

まずは病気を勉強することで、不安をなくす。

不安というのは知らないからこそ生まれてくるものだから、

勉強をして不安をなくしていきましょう。と先生からお話していただきました。

親が不安な顔ばかりしていると、子供も不安になってしまう。

だから勉強して病気を知る。


この日から娘と家族一緒に、原因不明の病との闘いが始まった。



とても長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。




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