見出し画像

かわいいフロトル入門

みなさんこんにちは。あるえむです。
3月ランクマッチ大盗賊杯、お疲れ様でした。とても長い戦いでしたね。

さて、今回のランクマッチで私は10位をとることができました。みなさんの応援のおかげです。ありがとうございました。



今回、ナーフ後から私がずっと使っていたデッキは、英雄フローラを用いた商人デッキ、いわゆる「フロトル」です。
この記事では、フロトルの簡単な説明、入門書みたいなことを適当に綴っていきます。
ベテラン上級者の方には味気ないかもしれませんが、悪しからず。

まず、そもそもこのデッキを使おうと思った理由ですが、単純にこのデッキが好きだったからと、あらゆるデッキの中でこのタイプのデッキが自分は1番うまく回せる自信があったからです。

ナーフ直前は修道院ククールとミネアが環境に跋扈するという予想が界隈で出回っていたため、その2つに強く出れるようなデッキにしようと思いカードを選び始めました。
結果的には、そのとき組んだデッキほとんどそのままで最後まで走り切ることになりました。

それでは、デッキを貼りたいと思います。

こちらが今回使用していたデッキです。
まず注目して欲しいのがこのマナカーブ!
綺麗すぎて涙が出ますね(どうでもいい)

ここからは、

1.カード採用の理由

2.基本的なマリガン

3.立ち回り

について順番に説明していきます。

1.カード採用の理由

・つちわらし
古き良きインチキカード。後攻まくり最強カードの一角でもある。抜く理由がない。

・超力の種
リーサルにも盤面処理にも使える良カード。ハーピーやイチゴ爆弾とも相性がいい。ファーリスはこれでだいたい貫く。

・さつじんエイ
トルネコ版かくとうパンサー。テンションからの種1枚=1コスト計算なので、実質テンション上げてるのと変わらない。カミュが減って人権(魚権?)獲得したカード。

・とげぼうず
強い。以上。

・かわいいモーモン
状況に応じて役割を変えられる良カード。最初2積みだったけど言うこと聞かなくなってピンになった。ミネア相手ではケツを上げ、テリー相手はアタマ上げるのが強い。戦力奪えも相当ウザい。ビッグバンあるならテンションも強い。イラストはあんまり可愛くない。

・ケダモン
頭おかしい。以上。

・スタミナの種
上から取ることで盤面を制圧しやすいトルネコにとって、このカードはまさに最強カード。これの使い所によっては早期に試合が決まってしまう。テリーの大防御ですら強いのに、これはその5倍は強いと思う。バグってる。

・金縛りの巻物
国産エルギオス置かれただけで負ける試合があったので、モーモンに替えて2枚目のハンフリーとして採用。ナーフされたけどそこそこ使える。ただ腐る相手も多いから、ここは選択枠だと思う。

・くらやみハーピー
シゴレに打ったり、上からとったユニットを回復したり、イチゴ爆弾を起爆したりできる汎用性の高いユニット。正直2枚入れたい。

・天空の花嫁フローラ
抜群の安定感を誇る英雄カード。特にこのデッキだと贈り物が強力に使える。説明不要。

・怪獣プスゴン
このデッキの新エース。スタッツよし。効果よし。最強。イチゴ爆弾については後述します。

・ブラッドレディ
説明不要。

・シーゴーレム
説明不要。

・ラプソーン
今の環境で抜く理由が見当たらない。イチゴ爆弾との相性も良い。

・トンブレロ
このデッキを象徴するようなカード。2/2バフしながら生き物置けて弱いわけがない。

・ブラバニクイーン
盤面に残るメラゾーマ。ハーピーとも相性がいい。頭おかしい。

・デンダ
試合を決めるカード。生きるビルダー城。最強。

・ハンフリー
対エルギオス最終兵器。盤面の強さをこの1枚だけでひっくり返せる最強カードの一角。

・力のそろばん
1枚で打点10以上出せるカード。7そろばん8ブラバニブラバニで気持ちよくなれる。勝率に直結してくるカードなので2枚確定だと思ってる。

採用候補だったカード
・やみしばり
1ターン目に置いて2ターン目から殴りたい相手が多いからボツ
・メドーサボール
出したターン盤面が弱くなるからボツ
・マドルーパー
結構アリよりなカード。ミネア増えるならこいつだけで勝つ試合あると思う。ただこいつを守り続ける展開になると弱い択を取らざるを得なくなることがあるので、微妙。
・ポンポコたぬき
効果は強いけどケツ2が不安。リザードで消しとんじゃう。
・かれくさネズミ
後半引いても何も嬉しくない。序盤にあってもフローラレベル1で先ドローができなかったり、動きが弱くなりがち。
・ゆうれい
アリよりではある。ただピサロ相手にはだいたい消しとんじゃう。ムンフェでステルス解除こんにちはしちゃう。それでも大逆転リーサル狙えることもあるので一考の余地はある。
・かみさま
味方の運ゲーにまでキレたくない。

2.マリガン
先攻:全力で1コストユニット、1コストあれば3コストユニット(シゴレ>プスゴン>ラプソーン)
後攻:つちわらしとブラレを全力で探す。ただ1コストは1枚は残していいかも。ケダモンも強い。シゴレは返す。

3.立ち回り
基本的には、序盤はとにかく盤面を渡さない。除去を追いつかせない。リーサルプランが組めるまでは有利トレードが優先。中盤から、手札に来た火力と、相手の回復力と相談しながら盤面を捨てて顔を詰めはじめる。以上のことを意識しながら試合を進めます。
先攻は「1とげぼ、2フローラ、3シゴレ、4ブレロ、5デンダ」とかが理想ムーブ。
後攻だと2フローラしてるとまず盤面が取れないので、フローラをつけるのはかなり後回し。2コスト+残りのコストで強く動けるようになったらつけるイメージです。

次に、フローラレベル2の「贈り物をあなたに」を使うタイミングについてです。
特技ダメージで除去をしてくるような相手には、慎重に使いましょう。コストが余ったからといって安易に使ってはいけません。
それ以外の相手には、コストが余ったときに使うHPバフくらいの感覚でいいと思います。コストが余った場合、テンションを上げるのかフローラを回すのかで悩まれる方も多いと思いますが、リーサルが見えていれば「どちらのほうがリーサルが近づけるのか」、そうで無ければ「どちらのほうが強い盤面を作れるのか」という観点で考えましょう。

前者の例で言いますと、数ターン先にブラバニを5点で走らせたいか、ビッグバンでフィニッシュできそうかを逆算して考えます。
後者の例で言うと、テンションが2溜まっている状態で、手札につちわらし、残りコスト2だった場合、贈り物つちわらしをするよりも、テンションを溜めて種を開けてつちわらしを種で強化したほうが強い盤面を作れる可能性は若干ながら高いので、テンションを溜めます。

ただしあくまでもこれは一例であり、正直言ってここについてはケースバイケースとしか言えません。どちらにせよ、「先の展開を予測しながら逆算して動く」という基本に則って回していれば、自然と最善の選択肢を取れるようになると思います。

以下は相手ごとの立ち回りの所感です。相性は100%私個人の主観です。

・対イレブンテリー(相性:五分)
アルゴリザード何枚持ってるかで全然変わってくる。序盤からどんどん処理されるときついけど、イレブンレベル1を回すターンとテンションを切った後のターンの動きは弱くなりがちなので、その隙を狙って盤面を作る。9ターン目に試合決めないと、過ぎ去りしで回収してくる2コスとナイトキングの枚数が多かった場合負け。

・対奇跡テリー(相性:微有利)
贈り物がめちゃくちゃ刺さる。序盤からガンガン盤面広げて、処理を追いつかせない。中盤からはデカブツ作って贈り物つける。ブラックベジターだけ要警戒。

・対デボラゼシカ(相性:微有利)
黄金兵黄金兵とかされない限り盤面はとりやすい。テンスキでアタッカーを処理されないようにだけ気をつける。ケチケチ4枚タイタスタイタスは知らん。

・対アリーナ全般(相性:有利)
ケダモンが鬼のように活躍する。相手より速いペースでユニット展開して処理を追いつかせないイメージ。リーサル見据えるときはクリフトにだけ要注意。

・対フロクク(相性:微有利)
基本通り動いてれば問題ないが、ニードルショットだけ気をつける。ウドラーはハンフリーか金縛りで誤魔化す。6ターン目の精霊の矢でインチキされると急に厳しくなるので、アタッカーのケツは4にしておくべき。

・対修道院クク(相性:有利)
ラプソーン、プスゴン、ハンフリーが鬼のように刺さる。一回上から踏めれば、有利に立ち回れる。ひたすら盤面処理してれば相手が先に息切れする。

・対デボトル、ビルトル(相性:五分)
盤面の取り合いを制するのみ。ケダモンなどの速攻+種バフはケア難易度最高峰なので、正直1番やりたくない相手。デボトルはぷちメタルだけ厳戒態勢で注意する。たまに痛み分け入れてる人がいてケアを忘れてると壊滅する。上手いタイミングで道具屋やらルドマンから種を回収しまくられると盤面がどんどんきつくなっていく。
※ミラーはほとんど無かったので、充分なデータがとれていません。ご容赦ください。

・対シドーミネア(相性:五分〜微有利)
先攻取るとかなり楽。後攻はつちわらし種バフで処理を追いつかせないこと。インプケイオスや風の導きの3点でアタッカーを取られないように注意。相手の4ターン目に合わせてプスゴンを置くと爆弾のケツ3のおかげでサイコロンが置きづらくなる。6ターン目までに「暴走シドー置いたら負けですよ?」っていう盤面を作ったら勝ち。運だけ兆しは嫌いです。

・対ランプピサロ(相性:微不利〜五分)
ブン回ったら誰でも勝てないよね。はい。
AOEにはとにかく気を付けましょう。尚且つ、1点強化すると洗礼やら魔王への生贄やらで消し飛ぶのでバフ先が相当難しい。そろばん握った後の悪魔の騎士が相当きついので、握るときは注意すること。相手が上手いと毎回ギリギリの戦いになるので、配置とかで微塵のミスも許されない。相手してると多分ライバルズ上手くなっていく。ブン回り以外は。

・対レックスカミュ(相性:五分)
かつて環境にいたイレブンカミュは東大と害犬の飛車角を失い、盤面をとるパワーが著しく落ちたため、苦手意識はなくなりました。
かわりに出てきたレックスカミュですが、後攻のとき驚く程強い。カイロスブラレを持たれてたらまず勝てない。上手くイチゴ爆弾やラプソーンを駆使して盤面をなんとか渡さないようにする。盤面をとっても、突然襲いかかるマヤからブラバニを死守しなければならない。等、顔を詰めるタイミングが難しく、これまた毎回ギリギリの戦いをしています。


〜番外編:イチゴ爆弾について〜
新弾のカードのプスゴンから出てくるイチゴ
爆弾が便利すぎて楽しいので、主な使い方をご紹介します。基本的には、ツボと同じですが。

・ユニットの打点3を2点AOEに変える
相手の盤面においてユニットで起爆する手法。味方ユニットはノーダメージで相手を処理できるので嬉しい。隠れたファーリスはこうやって爆殺しましょう。

・暗闇ハーピーで2点AOEに変える
暗闇ハーピーをイチゴ爆弾にうつと爆発します。予想外のところから飛んでくる爆弾に震えろ。

・ユニットの前に置いて爆弾ごと貫通する
爆弾をクッションにすることで、これまたノーダメージで処理ができる。尚且つ+2ダメージ追加できる。ユニットの後ろに置いても+2ダメージ与えられるので強い。

・牧場を閉鎖する
ツボでもよくやるやつ。ただ爆弾は自力では消せない。牧場の前に爆弾置くとか物騒だな。でも楽しい。

・前列ポン置きで仁王立ち牽制
リーサル見据えてるときにやりがち。仁王立ち置けないし、置いたら2ダメージくらいますよっていう圧をかける。楽しい。

・サイコロンケア
ツボでもよくやるやつ。ただ爆弾はケツ3もあるからツボよりウザいと思う。

・ビッグバンと合わせて5点AOEする
だいたい相手は3点だけケアしてるから、追加の誘爆で盤面を壊滅させる。気持ちいい。


〜おわりに〜
以上が、3月のランクマで得た私のフロトルの感想です。いかがでしたでしょうか。
と言っても、この記事は自分自身のプレイングを言語化して整理してみたかったことが目的のひとつではありました。それ故に、少々読みづらさもあったと思いますが、寛容な心で読んでいただけたら幸いです。

このフロトルというデッキは、盤面をとりつつ、ケアを考え、盤面と顔の判断も考えるという、ライバルズの基礎が詰まったようなデッキだと思っています。

ところでこの特徴、なにかと似ていると思いませんか?
そう、闘技場です。闘技場でも、同じようなことを考えてプレイングすることが大切になってきます。だからこそ、闘技場がある程度得意な私はこのデッキを上手く回せたのだと分析しました。
それ故に、なかなかライバルズで結果が残せない方は、闘技場とこのフロトルのようなデッキを回してみることをお勧めいたします。

何か質問等あればTwitterでDMでもリプでも頂ければお答えいたします。

最後にはなりますが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

また、ランクマッチを共に戦ってくれたyakinikuさんを始めとする調整班の皆さまと、支えてくれたのどかな旅路のギルメン全員に、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
勇者杯3次予選に向けて、私はまた研鑽の日々を送ろうと思います。

世間はこんな情勢で、暗いニュースばかりですが、だからこそ皆さんでゲームを楽しんでいきましょう。
きっと二木さんもこう言うでしょう。
「家でライバルズをしてろ!」と。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?