「彼女がいる人と遊ぶなんてありえない」

前書き
書き終わって読んでみたらかなーり痛い人になってしまった気がするし、関係性のある人に読まれたら嫌われそうな気がしてきた。。途中にも書いてあるけれど、他人の考えを否定したいわけでも自分が正しいと主張したいわけでもないんだよーー何卒

「彼女がいる人と遊ぶなんてありえない」と言われたことがある。
私はこれが分からない。私と彼は友人で、それ以上でも以下でもない。そこになんの問題があるのだろうか。(余談として私の痛エピソードを述べると、元彼に「クラスの女の子とライン交換していいか?」と聞かれて素で「なんでそんなこと聞くの?」と返したことがある。かわいそう。ごめん嫌なやつで。それくらい分からないって話。)

まず、なぜ異性との交友関係が制限されるのか。
友人関係に異性とか同性とかって、私の中ではないんですよね。恋愛関係に発展する可能性でいっても、異性と同性の差ってありますか?
彼の恋愛対象が女性だから、という話は分かりますが、タイプから外れた人を好きになることってありますよね。好きなタイプとか恋愛対象の範囲内であっても実際に好きにならない人はいるし、反対にその範囲外であっても好きになる人はいる。それって結局、人を条件で見ていないということだと思うんです。「年上だから」好きなのではなくてその人だから好きなんじゃないの?だったら性別も同じじゃない?
とにかく異性との交友だけ制限されるのが分からない。「異性の友人と恋愛関係に発展する可能性」と「同性の友人と恋愛関係に発展する可能性」。ここに大きな差があるとは思えないから、異性との交友を制限するなら同性との関係も制限したら?と思う。同性はいいけど異性はだめっていうのが分からない。

2つ目は恋愛最優先という点。
恋人がいるから友人関係を断つって、その優先順序が当然だと思われているのが分からない。別に優先事項があることはいいんですよ。必ず出てくることだから。
私もカップルを破壊したいわけでもなければ「こいつのことよろしくね~」とかマウントを取りたいわけでもなので、言われたら受け取りますよ。「彼女がいるから遊べない」って言ってくれたら、おっけーってなりますよ。だから察しろとか当たり前とか言うの、やめてもらえないかなあ。人によって違うじゃん、優先事項って。あなたの優先事項を否定するつもりは一切ないから、私に押し付けることはしないで欲しい。

若干論点がズレてきた感が否めないのですが、こんな話をしていると必ずといっていいほど言われるんですよね。「本当に好きな人ができたら分かるよ」って。はあ。なんで他人に私の好きを否定されないといけないのでしょうか。仮に「本当に好きな人」ができたとしてもあなたにとっての本物と私にとっての本物が同じとも限らないからね。てか本当の好きってなに?偽物の好きってなに?
私には「好きな人」がたくさんいるけれど、彼らは性別も年齢も関係性も、好きなポイントだって違うよ。それをジャンル分けしたり優劣をつけたりすることはできないししたくないよ。だってみんな違うから。恋愛だろうが友情だろうが、私にはどっちでもいいんだ。その人が好きだという事実があれば、その気持や関係性に無理やり名前をつける必要なんてない。と、私は思う。

多様性が広く言われる昨今だけれど、それは「特定の概念を認める」ことではなくて、本質は「他者の感性を否定しない」ことじゃないかと思う。こう思う人もいればこう考える人もいるよねっていうベースが大切。今私が書いていることも、他者の考えを否定したり考えを改めるよう促したりしているのでなくて、あくまで一つの考え方のつもりです。絶対的な考え方なんてなくて、反対に全てが当たり前の考えであるはずなんだよね。
恋愛しないっていう考え方とか、恋愛関係ではない関係性が「当然」の枠に入ってくれたらいいなあ。

性別なんてさ必要じゃないんだし 誰を思ってても
恋をしててもしてなくても 君は君だよ

『Be Selfish』/ =LOVE