66号線

この世でいちばん大好きな、66号線という曲があります。先日、初めてライブで聞くことができまして。中学生の頃から何回も何回も聞いてきたのに、まだ味がするんだよなあ。

僕が見つけるまで生きてくれて
見つけてくれてありがとう
あなたが選んだ世界にこんな唄ができたよ

66号線 / BUMP OF CHICKEN

これ以上肯定してくれる曲に出会ったことがなくて。
究極の全肯定だと思うんです。

BUMPの曲に救われて、支えられて生きてきたリスナーがたくさんいて。それを彼らも分かっていて。「BUMPの曲があるから生きていけます」というリスナーからの言葉に対して「僕が見つけるまで生きてくれてありがとう」って返す人たちなんですよ。「見つけてくれてありがとう」も曲をきいてくれて、にとどまらず「これからは俺らが支えるからさ」って優しい意志を感じます。出来すぎているように感じるけど、本当にそういう人たち。
人生は選択だなんて言葉がありますが、あなたが選んできた世界にこの唄ができて、この唄があなたにとって大切なのであればあなたのこれまでも必要なものだったんだと肯定してくれる気がする。こんなに素敵なものをたくさん頂いているのに、この唄ができたことさえリスナーを尊重してくれる人たちに、ありがとうの言葉で足りるわけがない。


肩に零してくれた涙でできた音符を繋いで盾を作ろう

いつか教えてくれた言葉でできた音符を鍛えて剣にしたよ

66号線 / BUMP OF CHICKEN

これが私の人生を表しすぎていて何度でも泣いてしまうんですけれど、私の盾と剣は紛れもなくBUMP OF CHICKENがくれたものなんです。血肉になるという表現はよく聞きますが、BUMPは絶対に盾と剣。あなたの気持ちは分からないしあなたがいなくても僕は生きていくんだと、あくまで一線を保っているから、装備が1番しっくりきます。

すごく穏やかで寄り添ってくれる曲だけれど、ライブでは力強く音を鳴らして、声が震えるくらい力が入っていて、この人たちにとっても大事な曲なんだなあと感じました。

ああ本当に、
ベイビーアイラブユーだぜ