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解散の話

ジュリエッタ解散という一報から一晩たった朝に書いてます。気持ちの整理はまだついてないし今日ラストのユニットライブを見に行く余裕も、配信を買う余裕もないのですが、言葉にすれば多少マシになる気がするので書いてます。
きっと全部おまいうやし以下ものすごく駄文なんですが良ければお付き合いください。

私がジュリエッタと出会ったのは、初めて劇場に行った1年前。出囃子が脳漿で、「舞台上の憧れていた芸人さん」の像から一気に身近になった気がして。偏見なんですけど芸人さんってみんなバチバチの陽キャだと思ってたんであ、ボカロを出囃子にするくらい好きな人がいるんだな、と。
そこからネタが始まってまあ二人の声がよく通ること。すっごい聞きやすかったんですよね。第一印象はこれ。藤本さんがアニメっぽい発声で通るのはもちろん、井尻さんも舞台やってる人の発声なんですよね。地声の大きさもありそうやけど。
ネタは銀行強盗。オレンジのスーツが印象に残りすぎるネタ。話の展開が複雑すぎないのに綺麗に流れがあってオチまで完璧という素晴らしいネタ。藤本さんの胡散臭さがしっかりと発揮されてる。困惑する井尻さんがパッと笑顔に戻って切り替わりが最高。
1回しか見たことないままのネタなのにハッキリと覚えてるのはきっとそれだけ印象的やったから。

そこから気になってTwitterとインスタとフォローして、どうやら単独ライブがあるらしいという話を聞いて、井尻さんのインライに背中押されて配信買って、単独見て。
あまりにも面白かったんだよな……世界観が完璧で、ハプニングがありながらも止まることなくずっとあの世界のコントで。藤本ワールド面白すぎでは!?ってなってどっぷりハマって。そこから劇場通うようになって、色んな芸人さんを知って、急に最若手にハマって。色々見たけどお笑いを好きになった基盤としてずっとジュリエッタがいるっていう。
口喧嘩ライブなんてどういうつもりでやってたんやって感じではあるけど2人のリアルな関係性が見えて辛いと同時に隠さずにいてくれてありがとうって思ってた。人間としての相性が少なくとも良くはなかったんだろうし、大きな結果も出てなかったっていうのはきっとあるし。人の怒鳴り声とかが苦手なやつが見に行くライブとしては明らかに間違えてた気もするけど、大人だって変わらんっていうのをちゃんと知れた機会ではあったかも。
2人がなんとかしてコンビとして改善しようと足掻いてる1年を見てたからこそ覚悟はしてた部分はあったし、数日前に出た露骨なスケジュールでフラグも建ってたけどさ。やっぱり悲しいというか悔しいというか。もっと見てたかったな、あのライブ行ってれば違ってたりしたんかなとか。たらればしか出てこんくて。しかもお互い最後のコンビって決めて組んでたっていうのは周知の事実やったから、もしかしたらほんとにこのふたりが舞台に立ってるのはもう見れんのかなって思ったり。チュウニズムが終わってしまったのも、一区切りついてしまったんかな、とか。
コンビの解散に関してファンの存在が足枷になってはいけないっていうのが持論ではあるけど、今年のジュリエッタって多分ファンの存在がなければなかったし。
こんなやつとか言われたらその下げてる自分を好きな私はなんなんだよ、とか、感謝はまだしも謝られたらどうしていいかわからんし。
ファンが解散嫌やって嘆くのは自然なことやけどきっと違うんやろうな、良くないんやろうなっていう。違う道を歩んでいくんだから、足を止めさせる原因になるのは違うから。
もう言えることは解散したとしても2人の作る世界が、2人のことがたまらなく好きですよってことだけなんだろうな。

全然亡霊ですし、きっとこれからも落ちてる軍手見て笑っちゃうし、星座占いはCV藤本聖になるし、唐揚げのレモン=化粧水やし、エレベーターのドアが閉まる音と留守電の声は気になるし、舞子センターって空耳するし、パーティードレスのタカコは綺麗やし、デビルレッグはゴットハンドの対義語やし、何があったって思い出すんやろうなって。
この1年めちゃくちゃ楽しかったのは、こんなにもお笑いをすきになれたのは、全部ジュリエッタのおかげなので。

10年間お疲れ様でした。続けるにしろ辞めるにしろ、2人の未来に幸あれってことです。

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