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防弾という花の根っこ

ある人は

"高すぎるプライドは何の役にもたたない"
と言って

またある人は、

"狂わないために狂わないといけない"と示して

また別のある人は、
"墜落は怖いけど着陸は怖くない"と語って、

そして、またある人は、
"信頼があれば関係ない"
"今は信頼が必要な時だ" 

と先陣をきった。

そして、その人たちは、
いままで、(たぶん)どこにも刻んでなかった
タトゥーを刻んだ


たった1文字 "7" と。
お守りみたいに。

彼らのこの7は、


これまでの7なのか、これからの7なのか…
過去の足跡を残したのか、未来への目的地を
刻んだのか…



本当の意味はわからないけど、

ただ、いま、ひとつだけわかることは



マンネたちの前ではポーカーフェイスを装いながら

"大丈夫"

なフリをしているヒョンたちが

必死で、次の旅のルートを模索していること、


"大丈夫"の根拠や確信を探していること

"最善がダメなら次善を"選択できるように、
あらゆる"善"を引き出しの中にしまっておこうとしていること。

目的地へ向かうルートの間にあるガソリンスタンドを隈なくチェックしていること。



こんな風に、
どんな時も、
未来への不安や心配を、
"知恵" を出し合って"備え"に変えてきた人たち


それが、
防弾少年団のお兄さんたちだ。



でも、そんなヒョンたちが、
本当は、本当は、
全然大丈夫なんかじゃなかったこと



とっくの昔から
マンネたちはわかっていたんだろうなって思う


いつもヒョンたちが、
何を恐れていたか、
どんなことに用心深かったのか、

どんなことに苦悩を感じながら、
防弾の音楽を創ってきたか、


マンネたちは、マンネたちのそれぞれの感性の中で、いろんなことを感じながら、

自分に合う正しさを見つけてきたはずで、

きっと、その中で自分とは違う考えも
たくさん見つけただろうに、、、


バンタンのマンネたちがすごいのは、

その違いを、かんたんに曲げることなく、
突き通すわけでもなく、


ちゃんと、自分の中に根っこを生やしながら、
生かしていること。

浮き足たたずに、自分の落とし所をちゃんと
知っていること。


そうやってぐんぐん、ニョキニョキと育った
芽は、いま、時間をかけて必死に自分の花を咲かせようとしている…


その花の根っこにある、マンネたちの
"純粋な頑固さ"(みたいなものが)
わたしはとっても好きだ。





ジミンが会食の時、
"存在の本質を探している…
だからこそちょっと疲れることもあるし、
時間もかかるんじゃないか…"

と話してくれたけど、

いま、そのままでいても
表舞台のスポットライトを自分たちのものにできる場所にいながら、自らその場所から離れて


次のステージの自分を準備している
彼らの姿勢に、


ファンのさみしいは募るけど、
この空白時間の長さの分だけ、
彼らの本気を感じる。


そして、
この時間の長さの分だけ
彼らに信頼されてしまっているんだなっと
しみじみと思わされる日々を過ごしながら、



マンネたちのこの静寂な時間こそが
彼らの存在の本質なんだろうな…


と気づいた。

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