[報告]noteをプチリューアルいたします
みなさんこんにちは、アルです。
発信内容は変わらずですが、
記事を「ボス犬さん」こと、サイボーグパグとの会話形式で書いてみることにしました。
より分かりやすく、より気軽に楽しんでいただけたらと思っています。
キャラクター紹介
ボス犬さん
サイボーグ加工されたパグ犬。
ドッグフード製造会社社長。
脳内にAIチップや記憶媒体を埋め込まれたほか、体もサイボーグ化している。
感情的になったり記憶媒体に負荷がかかると目が光るが、これは故障しているかららしい。
サイボーグ用の酒を好むが、バーでは机に届かないのでイスに立ってストローで飲む。
バーでアルと出会い、意気投合した。
20世紀から21世紀前半の映画や漫画、アニメなどをこよなく愛する犬。
科学よりもむしろ感覚的に物語をたしなむ。生身の生き物であることを覚えていたいらしい。
アル
筆者の分身。
AIを活用したストーリーづくりを研究している。ボス犬さんとの出会いをきっかけに、彼とのマンツーマンの研究をすることに。
感覚に頼らず、物語を科学することを目的としている。
出会い
(今日もお気に入りのお酒飲むかーっ、と……。
ん……。
あれ、犬だよな……。)
「犬が珍しいかい?」
(喋るのか……なんでもありな時代だな)
「あ、じろじろ見てしまってすいません。
初めて見る方だなって。
ここにはいつも来られるんですか?」
「いや、たまたまだよ。考え事をしていたら、ついふらっとね。犬用の席がないというから、仕方なくここで飲んでるんだ。」
「考え事ですか?
なにか悩みでも?」
「なに、大きな悩みなどではないんだ。会社も順調だし、ドッグフードも毎日美味しく食べれて健康も問題ない。妻との関係も良好だ」
「完全に基準が人間と同じですね」
「もちろんさ、社会に出て久しいよ。たいていの人間より荒波を経験してきている。だがな、長生きするにつれて以前の楽しみを感じられないことが寂しくなるよ」
「以前の楽しみ…ですか。それはなんです?趣味ですかね」
「ふむ。私は20世紀から21世紀前半にかけての物語を追うのが大好きでな。あの時代の作品は良かったよ。いくら観ても観きれないくらい良い作品に溢れていた」
「おっ、奇遇ですね。実は僕もその時代の作品が大好きで、たくさん観ていますし、研究の対象にしているんです。」
ガタッ!
「ど、どうしました?」
「忍者作品といえば?『忍者ネクサス』か、『エコーズ・オブ・ザ・シャドウ』か。最近の流行りはそのあたりだが。」
「烈火の炎です」
「……。君の家にドッグフードはあるか?」
「いえ、犬飼ってないんでありませんが」
「なんてこった…!最近の者は来客用に用意をしておかないんだな」
(犬の来客用って…そもそもうちはペット不可だし)
「では、うちに来たまえ。招待するよ」
「いや、僕ドッグフードは食べませんが」
「ドッグフードなんて食べさせんわ! 心配するな、人間の召使いように家は広いし、食べ物だってある。存分に作品について語り合おうじゃないか」
(犬の家に招待されちゃったよ…まあなんか面白そうだし行ってみるか…)
「じゃあ、お邪魔させていただきます。えっと……」
「私のことはボス犬と呼んでくれ。会社でそう呼ばせている。なに、『きなこ』という名前では威厳が示せんだろ? 君は?」
(きなこっていうんだ……。飼い犬だったのかな。)
「僕はアルといいます。よろしくお願いしますね、ボス犬さん」
To be continued.
次回からちゃんと研究します。
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