ハッピーエンド 【first take】
【ハッピー手羽エンド】
作詞:清水依与吏
作曲:清水依与吏
編詩 : ARU
手羽先が喉の奥につっかえてしまって
咳をするみたいに美味しいねって言ったの
次 食べる手羽どこかとテーブルを探しても
見つかるのはあなたが入れた壺の骨
平気よ大丈夫だよ香ばしくなれたと思って
油も変わって最後はカラッと揚がって
熱いまま 漬けてゆく
継ぎ足しタレの中に漬けてゆく
沁みたみたいと 手に取って
横にあった一味と一緒にしゃぶり倒したの
大丈夫 大丈夫
今すぐに継ぎ足して
タレだけあれば何もいらないと
それだけ言って手羽食べて
なんてね 手羽中 ごめんね
こんな時思い出す事は手羽だと思うんだけど
焼いても美味いよって あれ実は嬉しかったよ
あなたが勇気を出して初めて手羽をくれた
あの夜の手羽先 何が違うんだろう
どれだけ捌かれてても どんなに揚げられても
食べずにいられないからここにいるのに
熱いまま 消えてゆく
あなたが食べた手羽が消えてゆく
私の分も残していて
なんてね 手羽元 元気でいてね
食べない私に少しほっとした顔のあなた
相変わらず暢気ね そこも大好きよ
気が付けば 横のタレ
別に継ぎ足さなくていいのになんて
勝手に塩で焼いたくせに
捌く全部ヅケてる全て
ゴマかけたくせに
熱いまま 食べてゆく
あなたが好きな手羽が消えてゆく
私も一つ手に取って
横にあったコショウと一緒にしゃぶり倒したの
辛めでね 辛めでね
今すぐに 壺出して
骨だけ入れて後はいらないと
そう言ってもう残さないで
なんてね 手羽先 さよなら