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ソーシャルワーカー自分を知る②

今日もおつかれ様です。

今日はお仕事が充実していました。
私はひきこもりの方への支援もしています。繰り返し繰り返し訪問していたけれど、なかなか会うことができませんでした。
部屋から出てきてくれませんでした。
でもなんと、
今日その方と、
お会いしてお話することができました!!
本当にうれしくて、感激でした。
大きな一歩です。
そのお話はまた改めて、綴りたいと思います。。

今回は
【自己覚知】
について、私自身ふりかえりながら綴っていきます。
人はみんなそれぞれ、考え方のクセがあり、価値観はいろいろです。
私はクライエントさんに悩みを相談されると、全身全霊で受け止めようと心が動きます。
気持ち全部を受け止めたい
共感していると伝えたい
話してよかったー、らくになったーと思ってもらいたいがため、解決方法やアドバイスを必死で考えます。
何かを与えて変えてあげたい、と思います。
私のクセです。

私は当初、これが普通だと思っていました。
悩んでうつ症状が出て落ち込んで、涙が止まらないクライエントさん。
「もう…どうしたらいいんでしょうか…」
と言われ、必死に
「そうですねえ…ウーン」
と悩んでいた私。
それが普通だと思っていました。そして解決方法が見つからず、だんだん苦しくなってきました。
でも他にどうしたら…対処法がない…私もつらい…どうしよう…

そこで私は、
スーパービジョンという教育手法を活用させてもらいました。
スーパービジョンとは、
「対人援助を行う人が、自分の担当しているケースでのかかわり方について指導者から助言をもらうこと」
「指導者が援助者と規則的に面接を行い、継続的な訓練を通じて専門的スキルを向上させること」
と言われます。

指導者のことをスーパーバイザーといいますが、スーパーバイザーさんから
「このサービスを紹介するといいよ」
「こういう風に伝えるといいよ」
という方法を教わるのではありません。
冒頭にお話しました、
考え方のクセ、価値観に直に触れます。
と言うより、
触れられてしまいます。
ザックリと。

私はスーパーバイザーさんに、
「同じ穴にハマって、クライエントさんの代わりに悩んであげてるね」
と言われ、
え!?
しばらく沈黙…
ちょっとした衝撃をうけたのです。

同じ穴にいたの?私…
代わりに悩んでしまっていたの?
クライエントさんの力を奪っていたということか!?
しかも、このクライエントさんは考えられない人だと、信じていなかったということ!?

衝撃を受けつつも、霧がゆっくり晴れていくようになんだかスッキリしたのです。

だからただ重くつらく感じていたのか…
クライエントさんに申し訳なかったな

そこで、
俯瞰してみる、客観視する、クライエントさん自身の力を信じ、気づきをお手伝いできるような支援が大事、
ということに改めて直面しました。

よーく教科書で見てきたような言葉たちです。
それを実践の中で、どーーんと頭に落ちてきて、
こういうことかっ!!
とものすごく腑に落ちた経験をしました。

それが私の【自己覚知】経験です。
それからは、客観視することを意識できるようになりました。
でも時々穴に落ちかけます。
おっと危ない、と気づいて登り、穴の上から声をかけたりとかかわりが変わってきました。
前ほど抱え込んでしんどくなることも減りました。
クセや価値観はすぐには変えられません。
ただ、それを自覚しておいて、あ、でたでた、と気づいて修正する、それが大事ですね。

スーパービジョンという機会は本当に素晴らしいです。

ソーシャルワーカーさん、
機会があればぜひ受けてみてください!
自分ではわかっているようで、本当に分かっていないです笑
適切な支援で、自分のカラーを出していきましょう!

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