![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/10716930/rectangle_large_type_2_195aa2d958ea7f80589ea6b9bd7eb38a.jpeg?width=1200)
『山かまど』
武甲山にぶつかる雲は
まるで 釜戸の扉を開いたかのように
燃えている。
巨大な鯨のようにも見えるし
下の影や色の違う地層の形は
魚影の群れに見える。
約10年前、かまど色の空という題名で
こうした雲を描いたことがあり
東京都美術館に展示してもらったことがあった。
しかし秩父盆地の特別な光の屈折は
冬の大気と武甲山を出会わせて
ドラマを見せてくれるのだろう。
本格的な釜戸に これからも出会いたいものだ。
厚手ワトソン 交響水彩 八つ切りサイズ
個人所蔵
独学の画家 香本博(コウモトヒロシ)です。北海道から沖縄まで約130回の個展を開催してきました。より多くの方に見て知っていただけるよう、絵本出版なども考えています。応援よろしくお願いします。